2017年映画『関ヶ原』石田三成が残したもの

司馬遼太郎の名作小説を、岡田准一、役所広司、有村架純ら豪華キャスト共演で映画化。「日本のいちばん長い日」「わが母の記」の原田眞人監督がメガホンをとり、石田三成の義を貫いた生き様を軸に、関ヶ原の戦いを真っ向から描き出す。
石田三成が残したもの
石田三成は関ヶ原 DVDの戦いに敗れる。しかしながら、彼は太閤秀吉への義、主君に尽くすという正義をまっとうした。その点においては誇りは満たされたのではないか。
ドラマのラスト近くで、家康が本多正信に語る。
「豊臣家子飼の大名達、ああも無節操に裏切れるものか。喜ぶ反面、心が、冷えたわ・・・せめて三成のような家臣がいて、太閤殿も初めてうかばれたであろう・・・これからは我が徳川家、三成のような家臣に恵まれれば良いが。義、忠義の家臣にのう」
後世、徳川幕府は、朱子学を取りいれ、武家の倫理を厳しく見るようになる。打ち上げ花火、下から見るか 横から見るか DVD
主演の加藤剛氏は、司馬・森繁両氏との座談の中で、「三成の生き方・考え方は家康にも強く印象付けられ、それが徳川幕府の考え方にも影響したのではないか」とおっしゃっていた。加藤氏も三成には相当共感し、思い入れがあったようだが、確かに光國の時代になって「三成は憎からざる者」と言われるようになる。
徳川家の敵だから褒めることはできないが、主君への忠義を貫き通したという点では、最高の人物だったのではないか。そんなことからこの微妙な表現が出てきたのだと思う。
また、石田三成の侍大将、島左近も、後世、武士の典型として江戸期を通じて尊敬を受けた。関ヶ原の敵方主従がこれほど持て囃されるとは、徳川家はともかく、三成を討った豊臣恩顧の大名家にはさぞかし皮肉なことではあっただろう。
三成が後の武士道、武士の倫理に影響を与えたならば、それは明治維新の人物、明治の偉人たちにも受け継がれたことになる。また、法の遵守・正義という考え方は、江藤新平などととも共通するものがあると思う。『武士道』を著した新渡戸稲造へもつながっていくのではないか。昼顔 DVD
石田三成は目に見えない形で、後世に多くのものを残したような気がする。
++ 終

カテゴリー: 未分類 | タグ: , | 投稿者anna00 16:30 | コメントをどうぞ

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