日別アーカイブ: 2020年6月18日

ラケットスイングで発生する物理現象

・ボールの威力

ボールの運動エネルギー = ラケットの重量 × スイングスピード

重さが同じボールがあり片方が遅く片方が速い場合 速い方がエネルギーがある。
重さが片方軽く片方重いボールがあり同じスピードの場合 重い方がエネルギーがある。

ラケットはスイングした瞬間慣性が働く

慣性の法則
止まっている物体に、力を加えなければ、そのまま止まり続けます。
動き続けている物体に、力を加えなければ、そのまま動き続けます。

宇宙空間にボールがあり、何も力を加えなければ浮いたまま動かない。
ボールを押せば、押した方向へボールが進み続け止まることはない。

慣性を理解してわかること
・慣性はスイングスピードに深く関係している
・ラケットは指2本でグリップを持ってスイングすることが可能
・慣性により速度が増したラケットは腕よりも速く加速する
以上のことから、、、
・ラケットは力を入れて握った瞬間 腕の振るスピード = スイングスピード
となってしまい威力減少(ラケットは腕よりも加速する)
・グリップは力を入れずリラックスして握れば慣性が働いて加速しやすくなる
・サーブ、フォアハンド、バックハンドの体の使い方は慣性の働きを助けるような動きが望ましい

運動エネルギーの計算式完全版です

ボールの運動エネルギー = ラケットの重量 × スイングスピード × エネルギーの伝達率(ラケットとボールの当たり方)

ラケットのスイートスポットにボールが当たらなければ、威力は当然減少します。
正確にボール捉えるための工夫(体の使い方で自然にボールに対してラケット面が90度になるように考える等)は必要だと思います。

働いている慣性に余計な操作は加えない

回転をかけようと意図的にワイパースイングを使ったり(プロネーションは自然に発生します)
ラケットがボールと当たる瞬間に握る(スイングスピードが減少します)

余計な操作によって相手が打ったボールのエネルギーに負け、衝撃が腕に伝わり結果テニス肘等怪我も必ず引き起こします。(怪我をした時点で体の使い方に何か問題があることは確実ですね)
無駄な力みのないリラックスした自然なテニスをいつも心がけてます。

フォアハンドにおいて慣性が最も働きやすいスイングは8の字にスイングすることがおすすめです!
詳細はユニバーサルスイング(Universal Swing)で検索してみてください。

カテゴリー: 物理現象 | 投稿者ballboy 21:06 | コメントは受け付けていません。

スクールについて思ったこと

スクールは学校の授業や塾とよく似ています。
1時間30分レッスンが終わった後は家に帰って予習・復習します。
予習・復習しなければ必ず同じ失敗を繰り返します。
テニスが少しでも速く上手くなりたいと思っているのならスクールだけの時間じゃとても足りないと思ってます。
自分の練習動画を見返してただ見るのではなく一つ一つの動作に根拠をもって何が上手くいったのか、問題があるのか、判断は正しいか、体の使い方は大丈夫か…等
よく考えて次の課題を見つけることが大事だと考えてます。

私が考えるスクールに対しての考えはあくまでボールを打たせてもらう場所
ある程度上達すると感覚や打点を再認識、調整するだけの場所だと思ってます。
強くなる、経験値が多くもらえるのは本番の試合やコートの外側(新しい発見)だと思ってます。

コーチが強くしてくれると思ってはいけない。
コーチ言う言葉はあくまでアドバイス 鵜呑みにしてはいけない。(嘘の可能性もあります)
コーチから指摘される言葉のほとんどはあいまいであり、サーブ、フォアハンド、バックハンドどれを一つとっても100以上は気を付ける点あります。
しかも上手くいかない原因は1つとは限りません。深く追求すればどんどん原因はどんどん増えていきます。
生徒が複数いる中で悪いところを全てコーチが指摘するなんて無理ですよね。
たとえプライベートだったとしても悪い原因を出し尽くすのは難しいと思います。
結局自分で気づいて修正していくしかないです。
多く気づいていくためにもスクール以外の時間も有意義に使っていきたいですね。

出来てることも出来ていないことも何度も見直して実際にやってみて検証をする。
この繰り返しが大事だと感じてます。

カテゴリー: 考えるテニス | 投稿者ballboy 20:29 | コメントは受け付けていません。