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スプリットステップについて

テニスでのスプリットステップをなぜ頻繁に使うのか意味を考えて見ました。

私は昔ジュニア時代はサッカーをやっていた経験があります。
サッカーではプレジャンプと名称が違いますが、移動する必要がある箇所まで速く動き出すこと目的は一緒です。
GK(ゴールキーパー)がボールをシュートされる前にステップ踏んでいるシーンをよく見かけます。

スプリットステップを踏む意味をコーチがスクール生に質問して、「1歩目の動き出し速くして球に追いつくため」と答えていたのを覚えています。
ほとんどの人が同じ質問に対して同じように答えていたような気がします。

以前の私も地面には反発力がありジャンプして得られた反力を利用して移動したい方向に移動することで速く辿りつくと考えていました。
「1歩目を速くする」「目的の位置まで速く移動する」などはスプリットステップを踏んで移動して得られた結果でしかありません。

肝心のスプリットステップを踏む上で何を気を付ければいいのかが抜けている、あまり深く考えずとりあえず踏めば移動が速くなる、球に追いつくんだくらいにしか考えていませんでした。

テニスは前後左右斜め(360度)方向に移動しなければなりません。
スプリットステップを踏む上で一番大切にしていることは360度どの方向にも動きやすい姿勢とバランスを整えるという意識だと思ってます。
さらに予測が加わることで左右に動きづらいけど前に移動しやすい姿勢などバリエーションが豊富になってきます。
スプリットステップを踏んだけど既にバランスを崩している、移動しにくい態勢になってしまっているのは本末転倒だと思ってます。(高くジャンプしすぎる等)

二番目に大切なのはステップを踏むタイミングですが、常に同じタイミング踏むのは不可能、意識・習慣づけ日々の練習で自然に覚えるものだと思ってます。

スプリットステップを踏む必要がないパターンもあります。
左右に振り回されている。
相手がボレーで手前に落としてくることがわかっている。
相手の打ってくるリターンが速くコースがわかっている。 …等
この辺は予測や相手の行動に対する考察力次第になります。
余計にステップを踏まないよう無駄はなるべく無くしていきたいですね!

カテゴリー: ステップ, テニス基礎知識 | 投稿者ballboy 22:40 | コメントは受け付けていません。