意外と近いんだなと思うかもしれませんが、そこには時差と言うからくりがあって、単純な計算プラスおよそ3時間です。朝に出発して、その日に着くのは良いのだけれどうんざりするほど飛行機に乗ってようやくインドに着くと、美しい満月に近い月が私たちを迎えてくれたのでした。
どこで見ても見上げれば同じ月です。
だけれどバスに乗ってホテルに向かう間に、私は「ああああ、インドだ~!!」とじわじわと感じる事が出来ました。もちろんバスの窓から見えるデリーの独特の夜の街並みと言うのもそうですが、最初に「インド」を感じさせたのは、なり続けるクラクションだったと思いました。
本当にあっちで「プゥー」こっちで「バァー」、はっきり言って「プー」プー」プー」。
凄いなあと思いました。
日本で派手にクラクションを鳴らしたら、それは
「おい、ぼけってしてるんじゃないぞ。信号が変わってるのに何やってるんだい。」的な事も多いし、
「あぶないじゃないか、このボケっ。」的な…とにかく「このボケっ!」と言う場合が多いかもしれません。鳴らされた方も(-_-メ)ムカッと来る事もあるかも。
(だけれどよほどの本当のボケではない限り、降りて行ってまでどうのこうのと言う事はないと思います。)
いずれにしても、そうそう派手なクラクションを聞く事はないと思うのです。
インドの方々は、そんなに危ない運転をしてるわけなのと窓の外を思わず見ていると、やっぱり結構危ないなあと感じました。右折するバスにギリギリまで直進で突っ込んでくるし、曲がるバスと車の車間が本当にないに等しい。
ここの人たちはこういう運転で、皆慣れているんだな、凄いなと思いました。
だけれど翌日の昼間にバスに乗って感じた事ですが、それは「危ないじゃないか !!」の「プー」じゃなくて、
「前の車が急に止まったから、俺も止まる。後ろのやつは気を付けやがれ。」←お下品 ^^
「俺、追い越すからな、注意しろよ。」の「プー」。いわゆる注意喚起なのかなと思いました。
所変われば、いろいろ変わる。
それを知るのが旅の醍醐味。
一番最初の、インドでのインパクトは鳴り続けるクラクションだったのでした。
インドのタクシーは三輪車。ちょっと懐かしいような気もします。黄色が可愛いです。
バイクの二人乗りなんかは常識みたいで、4人乗りも見ました。若いパパさんが運転していて、パパさんの前に小学生ぐらいの女の子。パパさんの後ろに幼稚園ぐらいの男の子。その後ろに若いママさん。家族四人でどこかに行く途中なんだと思います。
若いパパさんが「バイクを買って来たよ。」と言ったら、家族そろって「わーい」って喜んだのかなと、そんな事を想像していたら、なんだかほっこりとした気分になりました。でもちょっと怖いな。パパさん運転、気を付けてね~。