1968年のオープン化以降、ウィンブルドン選手権大会男子シングルスで初の5連覇を成し遂げたスウェーデンのビョルン・ボルグは、テニスの4大大会で計11回優勝していますが、実はウィンブルドン5勝、全仏6勝とヨーロッパの大会でしか優勝していません?
年間グランドスラムがかかった1992年のウィンブルドン女子シングルス決勝でモニカ・セレシュ(ユーゴ・米)は、シュテイフィ・グラフ(ドイツ)に敗れ年間4冠タイトルを逃しています。その後もセレシュはウィンブルドンでは決勝にさえ進めず、キャリア・グランドスラムも未達成に終わっています。芝のコートは相性が悪かったのでしょか、ウィンブルドンでの生涯成績は30勝9敗(勝率77%)と微妙な数字です。
伊達公子は1996年に絶頂期で現役を引退、その12年後に37歳で現役復帰して9年間プレーし国際大会で優勝、グランドスラムで勝ち星を挙げるなど驚異的な活躍をしていますが、ブランク中も通じてトレーニングの支えとなったのは腹横筋を鍛えるピラティスだったと語っています。
ビョルン・ボルグは重いトップスピン主体のグラウンド・ストロークを得意としていました。ボルグの回転系ショットにより「トップスピン」という意識が広がり、フラット主体のテニスにから現代のテニスへと変革をもたらしています。