青いコートになってから、激戦、っていうかドラマチックでスリリングな展開の好ゲームが多くなったように思えるんですよね。
じっさい、フレンチの方がラリーが長いし、ウインブルドンだって死闘の伝説はいっぱいあるし、全米こそシーズン最後のグランドスラムらしく、選手のピークがやってくる時期でおもしろい。
だけどね。。。全豪って他の大会(GS)よりもエキサイトするっていうか、見る前からワクワクしちゃうの、私だけでしょうか?
夕べのナダル×ディミトロフはものすごかった。錦織×フェデラーの4回戦もすごかったし、フェデラー×ワウリンカも熱戦だった。
なんならナダル×A・ズべレフもどうなるかわからない4セット目までだったし、他のカードでも1回戦からフルセット、チリッチなんか初戦でヤノビッツに負けてるわけだし。ああ、キリオス×セッピもホントにスリリングだった。
こないだ書いた記事でも触れましたが、ディミトロフは完成形に近いか、そこがわかっちゃった感が出てますね。プレーの質がジョコビッチみたいな感じになってきてます。
広ーい守備範囲で崩れず、常に攻撃に移る態勢が用意されている。バックハンドのクロスの打ち合いで打ち負けず、ワウリンカやガスケのようにバックハンドで突破口を開くのではなくて回り込みのフォアでチャンスをうかがっています。
走らされても崩れない、というのがジョコっぽいってことなんでしょうか、なんかそういう印象を受けたんですよね。
夕べの試合では常に集中を保つようにメンタルをコントロールしているような表情で、ポイントをとっても、また取り返されても次のプレーに切り替えて集中するような、自信に満ち溢れたようなリズムのある試合運び。
この負けは相当にがっかりした結果だったと思います。同時にこれで自分のレベルも世界のトップに比肩するものとして自信を得たのではないでしょうか。
なにしろ、錦織をふくめ、とうとう世代交代をきっちりさせようぜ、というヤングガンたちの攻勢がやってきそうですね。