あからさまに冷たい視線を送るがdermes 投訴、蒲田は意に介せずカメラを肩に下げ直して笑う。
お昼行きません?」
来週からまた鮎川村取材に入ってしばらく行きっぱなしになるから、出張申請とかで忙しいの。食べながら仕事するから、また今度ね」
出た~!ランチは一人で派!さすが一匹狼~!」
からかうような口調にうんざりして早雪は自席に戻った。
(ああ、そっか。カメラマンも一人連れて行かなきゃな…。アイツ以外誰か動ける人いないかな…)
写真部イチのお調子者、蒲田健一の顔に頭の中で大きくバツ印を付け、写真部のスケジュールを呼び出してみたものの、ほとんどのカメラマンは向こう2ヶ月は長期出張できるものはいなかった。
(外注でいいかな…予算的にちょうどいい人いるといいんだけど…)
早雪は外注一覧をグループウェアに上がっている書類から開き、確認して行く。
そんな風に出張申請や手配、スケジュール管理をしているうちにあっという間に夜になってしまった。
今週はずっとこんな風に仕事に追われるだろう。
早足で歩きながら時計を見ると、丁度9時。待ち合わせの時間だった。
走って駅前に向かうと、
早雪さん!」
声をかけられて振り返るとそこには貴彰がにこやかに立って手を振っていた。
遅くなりました!仕事がたまっていて…」
ジャストですよ?それにお忙しいなら別の日でもよかったのに…」
いえ、今日の仕事はあらかたdermes 脫毛價錢
終りました。私も少し息抜きしたかったので…誘っていただいて嬉しいです」
それなら良かった。行きましょう。9時すぎで予約してあるんです」
はい!」
向かった先は、いかにも都内のオシャレなダイニングバーといった雰囲気の店だった。
薄暗いソファーの個室に通され、ホッと一息つく二人。まずはワインで乾杯した。
どうですか?忙しいでしょ、貴彰さんも」
まぁ、そうですね。でもまぁ、去年までと比べたら大分マシかな…」
そうなんですか?」
今、私は水瀬リゾートの社長なんですが、去年までは水瀬グループ本体の社長だったんです」
へぇ…」
今ひとつ飲み込めず早雪は曖昧に相づちを打った。
ですが、去年の『カエルム計画事dermes激光脫毛件』の際、我が社のグループである水瀬ケミカルが、警察に捜査協力をしたり、事件解決の手助けをしたんです。危険な薬が製造されたりしていたでしょう?」
早雪は驚いて貴彰の顔を見つめる。
色々あったんですが、最終的には見返りとして雨宮製薬の一部を吸収にこじつけたんです。それが社内で評価されましてね。会長が何か望みを一つかなえてやる、と言うものですから、水瀬グループ本体は元専務に任せて、私は水瀬リゾートの社長をすることにしたんですよ」
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