セミナーの講師は技術用語とカタカナを多用すればそれっぽくなりますよ

コミュニケーションに関するセミナーを聞いていたのですが、

この手のセミナーの講師の中には内容の薄さを技術用語とカタカナ語の多様で

煙に巻く人もいます。

全員ではありません。分かりやすく話す人もいます。

 

「ビジョン」とか「アウトプット」とか「プロセス」とか「キャッチボール」なんて言う言葉を使いたがるのはまだまだかわいいものです。

意味もそれなりに分かりますから。

 

「言葉の解像度」とか「ベクトル」とか「密度」とこ「アップデート」とか「波及力」とか「指向性」とか「変換」とか、そのような言葉が飛び出すと、分かったような、分からないような気持ちになりますよね。

となってくると、なんとなく難しげな言葉を、賢げに話している雰囲気を醸し出します。

 

そのうえ、言葉に関して妙な等式を出したり、マンダラートをパクったようなツールを使ったりすると、何かよくわかんないけど、ありがたい教えを受けた気になります。

そして、逆三角形の図なんかを示して、それっぽく説明すると、よさげに聞こえるから不思議なものです。

 

もっともその説明として「すっごい小さい底面からものすごい深いところを目指そうとしている。」とか「すっごい細かい、細いものになっちゃう。」とか言っちゃうと一気に露呈してしまうので、気を付けなければいけません。

 

なにしろ三角形にあるのは「底辺」で、「底面」は円錐や角錐にあります。

「細かい」と「細い」は意味が違います。

 

だからセミナー講師をやる時は、バレないように言葉を考え抜いて使わないと人々を導けませんよね。

 

 

 


カテゴリー: 未分類 | 投稿者fightfrom 23:04 | コメントは受け付けていません。