花粉症がひどい人のメリットとデメリットの真実?

花粉症になる人とならない人の違いは何なのか?

その明確な答えはどこを探しても見つからないのですが、いま読んでいる「認知症の真実と終焉」という本から得た知識やネットなどの情報から推理できることはあります。

それは遺伝子の違いということです。

花粉症のようなアレルギーになる人は身体に入ってきた細菌やウィルスなどの異物に対して、抗体が攻撃を仕掛けるという反応が高度であってそれはApo4(アポ4)遺伝子と呼ばれるものが関係しているようです。

このアポ4遺伝子は我々の先祖がまだ樹上で限られた地域のみで生活したいた頃にはなかったもので、その後に人類が活動範囲を拡げていく課程で必要となるものでその遺伝子を獲得していったというものです。

樹上で葉や果実のみを食料としていた時と較べると、草原を歩いたり走りあらゆるものを食料として摂取するようになると何かを踏みつけて怪我をしたり、食べたものから細菌やウィルスの感染のリスクが増えました。

そうなるとそれらに対して防衛反応として先ほど書いたような抗体による異物への攻撃が活発になる必要があり、そういう反応が高いものが得た遺伝子がアポ4だったいうことです。

そして人類はその後に何万年もかけて進化を繰り返し、やがて衛生状態が良く怪我のリスクも著しく減少した生活を営むようになりその結果として過激な抗体防御反応を司るアポ4遺伝子から、アポ3、アポ2遺伝子を獲得する人々が現れた。

これによってアレルギー反応が高度で花粉症にも罹患しやすいアポ4遺伝子所有タイプと、より穏やかな抗体反応でアレルギーもおこしにくいアポ3、アポ2遺伝子所有タイプとに分化したいうことらしいです。

そうなると花粉症になるのはいわば進化が遅れた原始的なタイプであって、あまり良いことなどないのではないか?と思ってしまいますね。

しかし、この抗体反応が高いということは実は体の中に悪性腫瘍のようなものが現れた際にも活発にそれを攻撃して増殖を抑えてくれるので、それはいわばガンになりにくい体質でもあるということのようです。

原始的なアポ4型から近代的なアポ3、アポ2へと進化したことでアレルギー反応などをおこすことがなくなった代わりにガンに冒されるリスクが高くなってしまったというのは、近年にだんだんとガン患者が増加してきたことと密接に関係があるのかもしれません。

それが事実だとすると重症の花粉症患者である私は少し気が楽になりますが、さらにこの話には続きがあるのです。

それはアポ4遺伝子による抗体反応が高く身体内で炎症をおこしやすいタイプは、認知症の原因の一つであるアルツハイマー病のリスクがアポ3、アポ2所有者より高くなるということなのです。

もちろん必ずそうだということではなく、そういう傾向があるということなのですがこの話を周りの親しい友人などにしてみたところ「うちのお爺さんはアレルギーがひどかったけどガンにならずに98歳まで元気だった」とか逆に「私の母は花粉症とかアレルギーとか無縁の人だったけど40代の半ばでガンになってしまった」と言う方が少なからずいます。

そして僕自身の家族や親戚を考えてもこの傾向はとても信憑性があるように思えます。

なんと言っても私の母は春先になると未だ花粉症なんて言葉がない頃から鼻水とくしゃみがひどくて明らかにアレルギー体質でしたが、そんな母もその兄や姉である伯父伯母は完全にアルツハイマーによる認知症です。

でもその母の家系には知っている限り誰一人としてガンになった人はいないと言い、いちばん年少の母がいま90歳なので伯父伯母はもっと高齢ですがやはりガンとは無縁の人生です。

まぁ先ほども書いたようにあくまでもそういう傾向がややあるということなのですが、わかりやすく言うと花粉症で悩まされるとガンのリスクが少ない、だけどボケる恐れが大きいってことでしょうか?

 


カテゴリー: 未分類 | 投稿者fresco 13:07 | コメントをどうぞ

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