雨の日のテニスシューズは要注意!

こないだの日曜日に朝一つめののレッスンコートから次のインドアコートでのレッスンのために雨の中を少し急ぎ足で向かっていました。

入り口前の階段を上ろうとしたら猛烈な勢いで足が滑って全くバランスを立て直すことが出来ずに斜め後ろへ倒れてしまい、鉄製の硬い手すり支柱で左後頭部を強打してしまいました。

頭をぶつけた衝撃の大きさはこれまでに経験したことのないもので、直後にこれはとんでもないことになるかも知れないと思いました。

まずそれほど打ちつけたのに頭がまるで痛くない?!

体がなんだか麻痺したように動けない?!

駆けつけたテニススクールのスタッフの呼びかけには答えられるけど、なんだかその声が遠くから聞こえてくるようなおかしな感じがする?!

そして頭を打った際によく言われる最も危険な兆候である、「吐き気」がしてきた?!

もうこれはタダでは済まないなと覚悟してじっと雨のなかで横たわって救急車の到着を待っていました。

ようやく着た救急車に乗り込む際に立ち上がらせようとしてくれたのだけど、どうも足が麻痺してうまく立てずどうにか中に入った。

救急隊員に首を保護する道具を付けられいろいろと質問されて近くの病院に向かうが、これでしばらくテニスコートともお別れか、もしくはもうそこに立つことも出来ないかも?とさえ考えた。

病院に到着してすぐに脳のスキャン画像を撮影されて、診察室へ車いすで向かった。

そこにはもう今さっきに撮られた脳の画像がモニターに映し出されていて、医師が厳しい表情でそれを眺めている。

私の方を振り向いて状況について質問をしてからまた画像をチェックしていた。

そして「脳の内部も頭蓋骨にも異常は見あたりませんね」とあっさりと言う。

なんか拍子抜けしたがとにかく無事で良かったと本当に安心しました。

頭皮に裂傷があって医師が縫うかどうするかギリギリだと言い、どうしますかと尋ねるのでもちろん縫わないでくださいとお願いした。

この後にまだ微細な損傷があることも考えられるので最低6時間は安静にすることとアドバイスを受けて、そのままタクシーで病院からスクールへと戻った。

体がまだ少しフラフラする感じがしたが、脳に異常がないと聞けてつくづく良かったと思います。

しかし、もう20年近くも上り下りしている慣れた階段で何故に転倒してしまったのか?

原因を探るとシューズの構造にあるとわかりました。

最近のテニスシューズは土踏まずのへこみ部が硬質プラスチックのようなもので出来ていて、この部分で階段の縁に乗ってしまいそこが雨で濡れていたりすると誰にも避けられないほどの激しい滑り現象を引き起こすというわけです。

まぁ若い頃ならばそもそもその土踏まずが縁に乗らないように、しっかりと足が上げられて上り下りが出来るのでそんな災難には遭いにくいのかも知れません。

だけど若くてもあの滑る部分で階段ステップの縁に乗ってしまったらおそらく転倒は避けられないでしょう。

どうぞ雨の日にテニスシューズを履いて階段などの段差を上り下りするときはくれぐれもご注意くださいませ。


カテゴリー: 未分類 | 投稿者fresco 16:02 | コメントをどうぞ

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