日別アーカイブ: 2017年3月1日

ドイツのテニスについて

ドイツのテニス状況について簡単に書いてみる。

日本でテニスをやったことがないが、情報をみていると、おそらくテニスをする環境はテニススクールが中心ではないかと思う。参加できる大会は草トーナメントや市民杯、オープンの試合などがあるようだ。どのあたりから公式戦になるのかはわからないが。大会数はあまりなくて、テニス人口の割には試合が少ないような。

ドイツの場合は草トーナメントというのがなくて、全て公式戦となる。

まずは、地元のテニスクラブ(フェアライン)に連絡をして所属する。日本のようなテニススクールではなく、有志で立ち上げたテニスクラブなのだが、なんというのか、テニスサークルが土地を買って共同で運営していこうというようなそんな感じだろうか?人口1万ぐらいの町だと2,3箇所あるし、たいていの村にもテニスクラブがある。屋外コートは2面から10面ぐらいあって。大きなクラブなら屋内コートがある。クラブには更衣室やシャワートイレ、酒を飲むための部屋などがあり、レストランが付属していることもあるが、なぜかほとんどイタリアレストラン。
会費は場所によって違うが1年で80ユーロから300ユーロぐらいまでの範囲だと思う。会員になっていればクラブのコートはシーズン中使い放題になる。
会員数は、うちのクラブでは150名ぐらいで、大きなクラブだと800人ぐらい。

コーチに練習をしてもらいたければ個人的にクラブに出入りするコーチに頼むことになり、費用は個人指導1時間でB級やC級ライセンスの方ならば25ユーロぐらい。A級ライセンスのコーチならば50ユーロぐらい。
日本のような数名同時に指導というのはあまり見ないが、ジュニアの指導はそういうものもある。女性のチームにも多いように思う。男のチームはたいていコーチがついていない。

テニスの大会に出たければ、フェアラインに所属をしなければいけない。

大会は、クラブが夏と冬に参加する団体戦と、個人でエントリーする個人戦がある。クラブの団体戦は、クラブで相談をして、クラブが所属しているチーム(年代別)からエントリーすることになる。

ドイツは自分の実力に見合ったランクのわかるLKランクというランキングがある。

LKランクは、まず登録したばかりであればLK23から始まり、試合で倒してけばポイントを稼ぐことができて、1年で最高5ランクあげることができる。自分のランクが上がると、同じ相手を倒しても稼ぐことができるポイントが減ってしまう。まるでゲームのようだ。
LK23だからといって初心者というわけではなく、何十年テニスをしていてもLK23という人は多いし、個人的な感覚としてはLKが20以上まで上がれば上級者ではないかと思う。男性ならばLK15あればクラブのコーチができるぐらいの感じ。(とはいえ本気のクラブの場合はコーチ陣がLK1揃いということもある。)

LKターゲルトゥルニアという、手軽に出ることができる1日限りの試合にエントリーした場合、1日に3セットマッチを2試合することができる。だいたい自分と近いLKランクの人と当てられる。参加費用はだいたい20から25ユーロ。

トーナメント方式の試合にエントリーした場合、たいていは金曜土曜日曜の3日間の大会になるのだが、勝つ限りは多く試合することができるので大量にポイントを得ることができるかもしれない。

大会によってはLKランクの制限もあるので注意。大会は数十万円単位の賞金が出るところもあり、そういった大会はアマチュアでもLKランクの高い人が参加してくる。

こういった大会は、毎週末に数十箇所で開催されているのがドイツの素晴らしいところで、参加する試合に困ることはない。

クラブの団体戦について。
クラブはそれぞれ年代別、性別べつに別れて、様々なランクの団体戦にエントリーしている。1つのグループには6つのチームが入っておりそのチームの中でシーズン通して一位であれば上のランクの大会に昇格するし、落ちることもある。
上の方のランクまで上がってくると、上に上がるのは1チームだが、落ちるのは下位の3チームというようなこともある。

夏のシーズンであれば4月の終わりぐらいから9月までに合計で5試合あり、シングルスが4つと、ダブルスが2つで、勝敗は州のテニス教会に提出されて記録されていく。

うちの州であれば、ランクは下から以下のようになっている。

レギオナルクラッセ2
レギオナルクラッセ
レギオナルリーガ
ベチルクスクラッセ
ベチルクスリーガ
フェアヴァンクラッセ
フェアヴァントリーガ
ランデスリーガ
オーバーリーガ

この上に、いくつかの州を集めたリーガと、さらに上にドイツ全土のブンデスリーガがある。

うちの週の場合は一番下のレギオナルクラッセ2は、20グループある。それぞれに6クラブあるわけなので、120クラブ。それぞれのクラブは10名ぐらいをこのチーム名簿に入れているので1200人というわけですね。一番上のオーバーリーガは1グループしかないので6クラブだけの州の頂上です。

自分の所属しているチームが最も下に所属していた場合は、毎年、6チームでの団体戦で優勝したとしても、オーバーリーガまで上がるためには8年もかかることになる。

もし自分に自信があって上を目指したいのであれば、自分のLKランクを上げて、他所の有力クラブから大会にエントリーすることもできるだろう。そういったことをしている人は珍しくはないし、複数のチームに同時に所属している人もいる。ただ、1つの週には1つの大会しか参加できないことになっている。

ドイツのテニス状況、またなにか気が向いたら更新してみます。

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カテゴリー: ドイツのテニス状況 | 投稿者とし 09:41 | コメントをどうぞ