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ゴルフとサングラス/田村泰彦

2004年の女子プロゴルフツアー開幕戦ダイキン・オーキッドレディスを制した宮里藍は当時18歳。日本の女子プロでは珍しく、サングラスを愛用していました。

スポーツサングラスはこのころ、デビッド・デュバル(米国)やアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)にカリー・ウェブ(豪州)、日本でも谷口徹が愛用していました。

サングラスが徐々に市民権を得てきた時代でした。

これら選手が使うのは、普通の眼鏡タイプではなく、レンズがこめかみあたりまであるスポーツサングラスです。

スポーツ用サングラスの利点

宮里藍が契約を結んでいたサングラスメーカー(オークリー・ジャパン)は、サングラスについて利点を挙げていました。

  1. 見やすさ・・・・ゴルフ場のグリーン上では光が乱反射して芝目が読みにくいときがある。サングラスで余計な紫外線をさえぎればそれが防げる。紫外線は曇りのときにも差しており、晴天時に限らず、安定した視界が約束される。
  2. 異物の排除・・・・ 風を感じる程度でも嫌なのに、砂やチリが目に入っては、プレーに集中できるはずがない。すき間が少ないスポーツグラスなら、余計な光や異物が目に入るのを防げる。花粉症の人にも多少の効果がある。
  3. 目の保護・・・・紫外線の浴びすぎが原因で起こる緑内障や白内障の予防に役立つ。また、オークリー・ジャパンのレンズはクラブで思い切り叩いても割れることがないほど頑丈。打球事故などの被害も最小限にとどめられる。

オークリー・ジャパンのサングラスは柄に特殊なゴムをつけており、激しく動いてもずれたりすることはない、といいます。

イチローや高橋尚子

当時、大リーグ、マリナーズのイチローや、シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子が試合で使っていました。

また、レンズが大きく、縁のないものもあり、視野の狭さも気になりにくいことも利点とされました。

「サングラスはちょっと」と見た目を気にして敬遠してきた人も、「色眼鏡」をかけずにまねしてみる余地は十分にあるのではないでしょうか。

 

田村泰彦

カテゴリー: ゴルフ | 投稿者田村泰彦 16:07 | コメントをどうぞ