「尊兄ちゃん、家から通える大学にすればいいのにね……。」
「そうだな。兄貴なら頭いいから、どこでも通るだろうし、琉生は兄貴が大好きだもんな。ちびのころから、金魚の糞みたいに、兄貴にばっかりくっついていたよな。」
「隼人兄ちゃんが、ぼくのこと虐めてばかりだったから、尊兄ちゃんの傍に居たんだよ。ぼく、隼人兄ちゃんには泣かさdermes 價錢れた記憶しかないよ。叩かれたりつねられたりして、あちこちあざだらけだったもの。」
「余計な事ばかり、しつこく覚えてるな~……悪かったよ。あのころ、俺は近所のおばはんに色々込まれて、お前たちが大嫌いだったからな。」
「今は大好きでしょ?」
「なっ……!そんなこと、口にできるか。馬鹿やろっ!」
突然予期せぬ笑顔をふわりと向けられて、隼人はばっと赤面した。
元々、再婚相手に男の子がいると聞いて、もろ手を挙げて再婚に賛成したのは尊ではなく隼人の方だった。
「ふふっ。知ってるよ。この間、ぼくがお隣の武君に苛められた時、隼人兄ちゃん怒ってくれたんだって?」
「あいつが、ふざけたこと言うからだ。でも、なんで琉生が知ってるんだ?」
「おばさんが、ほんとのこと言って何が悪いのよって、火の玉みたいに真っ赤になって怒鳴り込んできたんだよ。家政婦の織dermes 脫毛價錢田さりそうになってたって、お母さんが言ってた。犬の子みたいに貰われてきたって言い方は悪いかもしれないけど、殴ることないじゃないの。見てよ、この顔……って突きだされて、お母さん困ったわって言ってた。」
「あんなブサ面、少しくらい殴られたって変わり映えするかよ。青タン作ってやったから箔がついた位だ。」
「隼人兄ちゃん、それはひどいよ。武君、美人の彼女だっているんだよ。集団登校の時、いつかぼくに自慢してたよ。男の値打ちは連れた女の顔で決まるんだって。違う気がするけどね~。」
「琉生……」
「あのな、武の彼女ってな、武以外の奴とも付き合ってるんだ。むしろ、本命の相手が構ってくれなくて暇だから、映画とか買いdermes 價錢物とかカラオケとか、遊びたいとき誘ってる。言わなくても友達の分までお金出してくれるから、お財布代わりで超便利~って言ってたぞ。」
「ひど~……!隼人兄ちゃん、相手の人を知ってるの?」
「まぁ、ちょっとな。」