自分の指先が風間さんの頬に触れる

思わずため息が漏れた。
うわぁ。すべすべ・・・。
想像した通りの感触に私は思わず夢心地になる。
その甘美な手触りと、じっとこちらを見美白精華つめる彼の視線に捕われ、私はその手を離す事すら惜しく感じてしまっていた。

「あー気持ちいい・・・」

「おかしな奴だ、お前は」

「そうかも。自分でもちょっとそう思う」

私はもう片方の手も差し伸べると、風間さんの頬を両手で包み込むように手のひらで覆った。

何してんだろう私。
でもそうしたいと思ってしまったんだから仕方ない。

だけど風間さんはされるがままで、私をじっと見つめたまま何も言おうとはしない。

私は彼が嫌がらないのをいいことに、頬に添えた手でしばらくの間そのつるすべな感触を存分に味わった。
悔しいくらいに気持ちいい。男の癖にこんな綺麗だなんて自分がお肌のケアにつぎ込んだお金が無駄に思える。

けれどじきに私の腰を抑え込んでいた風間除斑さんの手が動き出し、身体の両脇を擦り上がるように上へと移動して来た。

「な、なに・・・?」

「やられっぱなしは性に合わん」

そう言った彼の両手が私のメガネにかかり、それを外し脇に置いた。
そして、その手はゆっくりとした動きで私の頬に添えられる。
指先が感触を確かめるように耳の下の辺りをくすぐって、思わず全身がびくりと震えた。

な、何なんだ・・・このシチュエーションは。
じっと見つめ合いながら互いの頬に手を添えてるこの絵面は、どう考えてもいかがわしいフラグが立ちまくりな感じだ。

じわりじわりと頬が熱くなり、もしかすると私はとてつもなく恥ずかしいことをしているのではないだろうかと今更ながらに気づく。

「あの、ごめん、ありがと、もういい・・・」

私はたどたどしくそう言うと、さっと彼の頬から手を離した。
一瞬前まで心地よい体温を感じていた手のひらが急速に熱を失った気がする。

いつまでもこんなことを続けていたら変な気分になっちゃいそうだ。
そんなことを思い少々焦った私は、風間さんの膝から下りようとする。

だけどそれを阻むように伸びてきた彼の手が再びがっちりと私の腰に回された。

「ぎゃっ!」

そして一瞬身体が浮き上がったと思った瞬間、なんと私は彼に横抱きにされて持ち上げられていた。
風間さんはそのまま立ち上がると、寝室のドアに向かって歩き出す。

「ちょ、ちょっと!なにすんのよ!」

「大人しくしていろ」

うわぁーーー!
なにこれヤバイ!

私の頭の中には、もしかしたらこの後起こるかも吳哥窟自由行しれない妄りがましい展開が思い浮かぶ。

そりゃ私が魅力的なのは分かるけど、いきなりこんな・・・!


カテゴリー: 未分類 | 投稿者gyafjangshu 12:13 | コメントをどうぞ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">