下克上

西岡君のGiant Killingは
錦織君の体調が万全の時に
起きて欲しかったと、
思った人は少なくないだろう。

格下が格上を倒す図式には
その後の展開に2通りある。
まぐれ的に一度きりで終わる場合と、
そこから一気にブレークする場合。

後者の時、その下剋上は
負けた選手も勝った選手も
飛躍的に成長させることがある。

最近の高校部活は、
新入り1年は球拾いと体力づくり、
ボールを打つのは2年から、
という時代錯誤はさすがに消滅。

しかし、一部の中学や公立高校では、
その名残がまだ少しあると聞く。

部活は思い出作りの場。
実力ではなく先輩が優先。

勝利を追い求めないその姿勢も、
部活テニスのひとつの在り方だろう。

しかし大学進学後、
ほとんどの選手がテニスから
離れる現状で、
彼等の人生のたった一コマを、
一瞬でも競技テニスに
賭けてみるなら、
下剋上は味わって損はない。

部内トップ選手が
新入り1年に追い越される時、
それまでの大会上位者が、
他校の新1年に瞬殺され
シードダウンが起こる時。

予定調和のない「非日常」は
勝者と敗者の両選手に、
脱皮と成長のきっかけを与える。

自分を追い越していく相手の背中を
冷静に見つめる精神力。

乗り越えたはずの高みの山。
まだ足元にありながら、
更に上を期待されるプレッシャー。

都立高テニスの部活の場に、
そんな切磋琢磨が
たくさん起こることを期待。

美しき下剋上、
勝手にランキング。

1位:エースをねらえ
(アニメ版最終回)
岡ひろみ vs 竜崎麗香

2位:ベイビーステップ
(神奈川Jrサーキット3回戦)
丸尾栄一郎 vs 宮川卓也

3位:テニスの王子様
(都大会)
橘桔平 vs 宍戸亮


カテゴリー: 都立校テニス | 投稿者ラブフォーティー 12:10 | コメントをどうぞ

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