テニスダブルス並行陣 決めるボレーとつなぐボレー

サーブアンドボレーで、ファーストボレーを打ったあとには平行陣の基本陣形につくことができますが、 その後ラリーが続いた場合にはどのように配球するのがよいでしょう。 前回は相手が後ろ平行陣の時を想定しセンターセオリーに関してお話ししました。 今回は相手が雁行陣のときを考えてみます。チャンスボールに対して決めるボレーと相手の良い返球に対して つなぐボレーにわけて図解します。
決めるボレーとつなぐボレー
まず相手がストレートアタックをしてきた場合の返球を考えてみます(図4-1)。 前衛(2)はポイントゲッターですが、パートナーのサーブが甘い場合には何とか返球するのがやっとというときもあります。 その場合でも相手の前衛(3)にはとられないように返球したいところです。ゆっくりでもいいので後衛側(4)のストレートに返球するのがセオリーです。 決めることはできないがある程度コントロールできる状況の時には図4-1のようにややセンターよりに配球すると前回お話ししたセンターセオリーとなり次のボールで決めやすくなります。
 一方、相手のボールが浮いてきたようなときには前衛(2)は既に決めるポジションで構えているので角度をつけて相手のとれない場所にボレーを決めるのが最も良いでしょう(図4-2細い線) 。 角度がつけにくければ図の太い線の方向に相手の前衛(3)を的にしてぶつけるのもひとつの方法ですが、 相手が少しうまければボールが戻ってくることを考えて構える必要があります。 この際は(1)(2)の関係は逆陣形(VOL1参照:ストレート側が後衛、クロス側が前衛の陣形)になっていますので注意が必要です。 ボレーを打った後はセンターに一歩寄りセンターケアする必要があります。

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テニスダブルス雁行陣の戦術12パターン
1.雁行陣のボレーポジションの基本
2.雁行陣前衛の左右の動き2
3.雁行陣前衛の前後の動きとポジショニング(位置)
4.リターン側の雁行陣前衛の動き
5.リターンのコースとレシーバーのポジショニング
6.サービスのコース
7.ポーチに出よう
8.ポーチのコースとポジショニング
9.ロブに対するポジショニング
10.ストレートラリーのときの前衛のポジション
11.後ろ平行陣のポジション
12.ストレートアタック

テニスダブルス並行陣編の戦術18パターン
1.平行陣のボレーポジションの基本
2.平行陣におけるロブに対する対処法
3.センターセオリーでチャンスを作る
4.決めるボレーとつなぐボレー
5.平行陣に対するレシーブ
6.平行陣をロブで崩す
7.サーブを打つ位置
8.ファーストボレー
9.サービスのコース
10.リターンダッシュ
11.ロビングで攻める
12.平行陣の前衛の動き1
13.平行陣の前衛の動き2
14.ドロップショット
15.オーストラリアンフォーメーション
16.アイフォーメーション
17.ポーチの出方
18.ポーチフェイク


カテゴリー: テニスダブルス並行陣 中級者用 | タグ: , , | 投稿者Strat 21:34 | コメントをどうぞ