錦織の活躍はホント凄いですね、近いうちにきっとグランドスラムも取るでしょうね!
さて いきなり話は変わりますが、先日ジュニアの試合(高校生 男子)を観に行ったら…
いるわ、いるわ、錦織モドキが(笑)!
レシーブで右脚引いて構えてるし、フォームもそっくり、決め球はガツンと打つと見せかけドロップショット(笑)
まあ大変良い事だと思いますよ、我々の時代はみ~んなサーブがマッケンローでしたからね(笑)
「学ぶ」という言葉は「真似る」から生まれたらしいですね。
今の様にいろんな環境、情報が整っていなかった頃は、取り合えず身近なうまい人の打ち方を真似る事ぐらいしか出来ませんでした。
みんな、憧れの先輩をまるまるコピーしてましたね、フォームはもちろん、歩き方からボールのつき方、構え方、ガッツポーズまで。
だからフォームを見ただけでどこの学校かはすぐ分かりましたね(笑)。
「ある強豪校では、全寮制で、監督の指示が全て!テニスの雑誌(当時はテニスマガジンのみ)やテニスのテレビを見るのも禁止!」
と言う話を聞いたことがあります。
「えええ!マジ?」って思った方も多いのでは?
それに比べて今は、テニスクラブ(指導者)、テニス留学、インターネット、雑誌などなど
テニスを取り巻く環境は大きく変化し、どれも比較的簡単に手に入れることが出来るようになりました。
当然、テニスのレベルも全体にグッとUPしました。
情報が多い方が選択肢は増え、正しい答えに近づける確率はUPするでしょう。
上達も早くなり、伸び率も上がると思います。
しかしその反面、情報があまりにも多すぎると、いったいどれを信じたらいいのかと言う「迷い」が大きくなるかも知れません。
皆さんが一番ご存じのように、テニスはそんなに簡単なスポーツではありません。
一つの技術を身に付けるには途方もない努力と時間が必要になります。
先に述べた強豪校の方法が正しいかどうかは分かりません。
今の時代にはあり得ない話でしょう。
ただ、選択肢がないと言う点では「迷い」は少なくなるでしょう。
しかし、「これで本当に良いのか?」という「不安」はより大きくなるでしょう。
そこで大切になってくるのは、プレーヤーと指導者の間にしっかりとした信頼関係が出来ることだと思います。
錦織はマイケル チャンと出会って大きく進歩しました。
「これで良いのかあ?」から
「これで良い!いや、これが良いんだ!!」
と確信を持てたのでしょう。
プレーヤーはいつも不安を持ってプレーしています。
その不安を取り除いてプレーに集中出来るようにすることが、指導者の最も大切な仕事だと思います。