月別アーカイブ: 2015年9月

積み重ね

夏が終わりやっと涼しくなりました。

夏休みは特に学生の大会がテンコ盛り、まさに殺人的なスケジュールで駆け抜けていきます。

茨木のジュニアも「試合デビュー」を果たした選手が何人もいます。きっと大きな緊張と不安で一杯だったと思います。

まあデビュー戦は勝ち負けよりも何事もなく無事終了したら上出来です。

自分もデビュー戦の事は今もはっきり覚えています。

名城コート、13番コートでした。

対戦相手は第1シード、結果は24対1

「24対1ってなにそれ??」

と思ったでしょ?

24点対1点です。

6-0は当たり前で1点しか取れなかったと言う事です。

それもその1点は相手のダブルフォールト(笑)

たぶん、15分もやってないと思いますが、こっちは汗だくなのに相手は涼しそうな顔をしてましたね。

自分のようにデビュー戦を鮮明に覚えている人もいれば、全く記憶にない人もいると思います。

どちらもそれだけ緊張をしていると言うことですね。

 

練習して、試合でコテンパンにやられて、また練習して、またまたコテンパンにやられて、またまたまた練習して、やっと勝てたのは1年後でした。

その初勝利の試合もしっかり覚えています。

みんなこの繰り返しの中から少しずつ力をつけていきます。

あせらずコツコツと努力を積み重ねることが大切ですね。

【名古屋テニススクール 茨木テニス】

カテゴリー: 未分類 | 投稿者楢木コーチ 17:09 | コメントをどうぞ

興味

ミュージシャン、俳優の泉谷しげるさんが娘と二人でトーク番組に出演していた時のコメントが非常に興味深かったので紹介します。

 

彼女がまだ小学1年生ぐらいの頃

「お父さん、私ピアノを習いたい!」

「ピアノ?所でお前弾けるんか?」

「弾けるわけないじゃん、だからピアノ教室に行きたいんだよ」

「なんだ弾けないのか、じゃあだめだ。」

「はあ?」

 

彼が言うには

「ピアノ教室に行きたいと思うならすでに弾けるはずだろ?本当に弾きたかったら、とうの昔にピアノを弾ける友達の演奏をみせてもらったり、拝み倒して弾かせてもらったり、自分で鍵盤を絵にでも描いて練習したりするはず。弾けるようになるのに教室なんていらねえ。もっともっと上手くなりたいなら話は別。俺なんかラジオから流れてくる『音』をたよりに、朝から晩までギターを触ってた。それだけで弾けるようになるんだよ。こいつの言う『弾けるようになりたい』はその程度なんだよ」と言って通わせなかったそうです。

 

「さすが泉谷、やるな!」って思っちゃいましたね。

 

自分がテニス部に入ったの中1の春4月、「しばらくはラケットは必要なし」と先輩に言われ、6月にやっと許可が下り手に入れました。それでももちろん打たせてもらえず、ひたすら球拾いのみの生活が8月まで続き、8月15日にやっと打たせてもらえました。

 

第1球目から中1全員が普通に打てましたし、ラリーも出来ました。

 

これはビックリすることではなく、素振りと球拾いの繰り返しで「型とイメージ」がしっかり身につき、なにより「早く打ちたい!上手くなりたい!」という欲望がもの凄く強くあったから当然の事だと思います。特に球拾いは先輩の打ち方をじっくり観察する言わば「見稽古」だったと思います。

それと実は練習後に毎回、体育館の壁を取り合って壁打ち(まだラケットがない頃は優しい先輩がこっそり貸してくれました)をしたり、誰が一番〇〇先輩のフォームの真似(プロを見る機会が皆無だった時代)が上手いか競い合っていましたね。

 

野球小僧が、プロ野球選手の打ち方を完璧にモノマネしたり、サッカー少年がイッチョ前にプロの試合内容を持論で解析したりするのはよくありますが、ジョコビッチの打ち方の真似が上手い選手や錦織やフェデラーの戦略を熱く解析する選手は残念ながらあまりいません。

 

 

自分もよく選手にこんなアドバイスを

「グランドスラムって知ってるか?強くなりたかったらプロのプレーを沢山観なさいよ」

言ってる自分がいつも思う事

「これって言われる事かな?」

 

【名古屋テニススクール 茨木テニス】

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