月別アーカイブ: 2015年10月

コーチ忘年会

「コーチ忘年会」なるものがありまして、今年で15回目になります。

言いだしっぺは自分です。

始まる時間も適当、特に形式ばった挨拶やスピーチは一切なく、終りの締めもなく、流れ解散といったかなりいい加減な飲み会です(笑)

毎年、60名前後のテニス関係者は集まる忘年会、これは全国的に見ても珍しい事だそうです。愛知県は他県にはない一種独特な繋がりを持っていると言えますね。

この会をやろうと思ったのには単なる呑兵衛の発想でけではなく一応ちゃんとした理由があります。

そのきっかけはある重鎮コーチの一言

「最近の若いコーチの名前や顔が全然分からん…」

 

 

名古屋のテニス事情は、1970年代前半あたりから民間のテニスクラブが次々に誕生しました。当然どのクラブも専属のテニスコーチが必要となります。(たしか全盛期には市内に60クラブくらいありました)

今までに無かった新たな職業「プロテニスコーチ」が誕生したのです。

当時自分は中学生、いつもテニスコートで観ていた先輩方が次々と各クラブのヘッドコーチになられていきました。

自分も大学進学と同時に茨木テニスクラブでアルバイトコーチを始め、卒業後は小牧のテニスクラブに一旦就職、その後、茨木テニスクラブに帰りヘッドコーチを務めることになったのです。

若干25歳でヘッドコーチ、実力や経験のない自分にとってこの先輩方の存在はとてつもなく大きなものでした。

コーチングやクラブ経営、その他諸々を多くの先輩から教えて頂きました。もちろんお叱りを頂くこともたくさんありました。

それから15年、40代となった自分もいつのまにか中堅クラスになり、まわりには後輩コーチの方が多くなってきました。

ベテランコーチと若手コーチの年の差は40年以上となり、当然接点はどんどんなくなっていきます。

そこで「ベテランと若手の交流」が中堅の自分にとって大切な役割のように思えてきたのです。

これがこの忘年会を始めた理由の一つです。(くどいようですがただ飲みたいだけではありませんよ)

あれから15年、徐々にメンバーは変わり、今ではテニスコーチ、学校の顧問や監督、テニスメーカー、医療関係など様々な分野の方が集まるようになりました。

共通点は「テニス界の発展を真剣に考えている」ということ。

最近では先輩方の参加はやや減り、ちょっと寂しい気もしていますが、毎年ご案内は必ず出すようにしています。

そういう自分もいつの間にか歳だけはベテラン組となってきました。(中身はついていってはいませんが)

だんだん若手の顔が覚えられなくなってきました(笑)

カテゴリー: 未分類 | 投稿者楢木コーチ 17:11 | コメントをどうぞ

スイッチオン!

たしかNHKだったと思いますが、なかなか面白い番組をやっていました。

 

テーマは「体力、年齢と共にそれは低下する。でもこれを何とかしたい」

 

興味ありませんか?

これは誰しもが願う事ですが、年には勝てず、まあ仕方がないと大半の方が思っているのではないでしょうか。ところがあることを取り入れた「村」の住民の基礎体力が急激にUPしたそうなんです。それは誰にでも出来るとても簡単なことだそうです。

 

まずはそもそも「体力とはいったい何なのか?」という内容から。講師の先生が分かりやすく説明していました。

 

一般的には体力をつけるといったら?

 

1 運動をする、筋トレをする

2 栄養のつくものをたくさん食べる

と思っている方が多いと思います。まあ正解と言えば正解なんですが、答えとしては△位だそうです。

この「運動」がどうしても「体力UPにはガンガン運動しないと」という思い込みがありますが、決してキツイことをする必要はないそうなんです。

たしかに筋トレをやればやっただけ筋肉が発達します、当然大きな仕事が出来るようにはなります。しかし、「体力をつける」という目的とはちょっと違うそうです。

 

「んんん?どう違うの?」とちょっと分かりづらいですね。

 

筋肉とは車に例えれば「エンジン」

しっかりとトレーニングをして筋肉量を増やせばエンジンの排気量が大きくなります、当然パワーも大きくなります。

軽自動車がダンプカーへと進化するみたいなもんです。

しかしそのエンジンを動かすのは「ガソリン」ですよね、ガス欠だったら折角のダンプカーも動きません。

このガソリンこそが「体力」であり、ガソリンタンクを大きくして満タンにすることが「体力がある」ということなんです。

排気量とガソリンタンクが大きく満タンが一番理想ですよね。

なんとか分かってきましたか?

じゃあ「ガソリン」とは一体何かというと「ATP」(理科の授業で習ったはずだそうですが、自分は全然覚えていませんでした。)というもので、 人間の体の中にはこの「ATP」と言われる「乾電池」みたいなものがあり、これがガソリンに相当するものだそうで、多ければよく動け、すなわち「体力がある」となるんだそうです。

さて、このATPは「どうやって作られるか?」というと、人体の中には「ミトコンドリア」というヘンテコリンな奴が住んでいて、奴らがせっせとATPを作ってくれる工員さんみたいな役割をしてくれているらしいんです。(これは何となく覚えていましたが、そんな仕事をしてるとは知りませんでした。)

このミトコンドリアは、若い頃には数千匹いるが、年齢と共に減って数百匹になっていくのでだんだんATPの生産数も減ってだから体力がなくなると言われているそうです。

そこで、体力をUPするには、このミトコンドリアを増やすことが可能か不可能かという話になってきます。

答えから言うと「可能」なんだそうです。それが実に面白いんですが、ミトコンドリア君たちは「危機感」を感じると勝手に増えるんだそうです。

彼らは「んんん?ちょっとキツイぞ!?」って感じると

「ヤベー!ATPが足りなくなるかも?仲間を増やして大量生産するぞ!」ってなるそうです。

先程も書きましたが、決して過度な運動をしなくても「約1分間程度の早歩き」で十分OKだそうです。

人が感覚的に「早っ!ちょ、ちょっと待って!」って感じるだけで「スイッチオン」となり、ミトコンドリアが増え、ATP大量生産となるそうです。

この「スイッチオン」の回数の目安は、週に60回ほどが理想で、これだけでATPは増量されるそうです。

例えば、あなたの通勤が「駅まで徒歩10分」としたら「1分早歩きして1分マイペース」を5回繰り返せて、往復だと10回、5日で50回/週となります。あと10回は、オフィースの階段とか、週末の散歩でクリアすればOK!

これなら誰でも出来そうですね。

また、食事に関しても、「うまいモンを腹いっぱい食って体力をつけるぞ!!」があまり良くなくて、そうすると「喰った喰った、ああ~満足!」となって「危機感」がなくなり、ミトコンドリア君たちも働く意欲が薄れるそうです。少し足りないくらいの「腹8分目」が良いそうですよ。

どうですか?説明が下手過ぎて分かり難くかったかもしれませんね(スミマセン)

超手軽な早歩きも良いですが、やっぱり週に何回かは「テニス」で「スイッチオン」の方が良いと思いませんか?

でもゲームだけでは正直あんまりスイッチオンにならないかもしれませんね?

やっぱりレッスンの「愛の球出し」や「炎のラリー」の方が何十回もスイッチオンになりますよ、きっと!

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