暖かかったり、寒かったりと毎日ころころ変わってそれに合わせて着る物も変えないといけなく忙しいですが、風邪などはひいていませんか?この時期にまさかのインフルエンザなんて悲惨なことにならないよう気を付けてくださいね!
それでもコートはもうすでに春の陽気、プレーしていても最高に気分が良いです。冬眠してた方はそろそろ活動開始ですよ(笑)!
さてたまにはコーチらしいコメントも書こうかなあと思っています。(みんなに忘れ去られてもいけないのでね)
とは言ってもなかなか技術的な指導を文字で表現するのは難しいので(文才がないので…)ここではヒントを出しますので是非コートで練習してみてください。
突然ですが、「3/1000」
何の数字なんだか分かりますか?
これはインパクト時にボールとラケットが当たっている時間です。
あなたとボールが繋がる接点は唯一この3/1000秒しかありません。
この一瞬がとても重要になってきます。
テクニシャンプレーヤーはこの時間に何かをしています。
そこで今回はボレーにピントを合わせてみましょう。
まずはよく聞く「ボレーではラケットを振るな、当てるだけにしろ」というアドバイスについて考えてみます。
「振るな」とは、「何もするな」と言う事です。
たしかに何もしなければボールは正直に面の向けた方向にはね返っていきますからいわゆるコントロールが乱れる事は少ないかもしれません。
でもそれでどうやって「ドロップボレー」「アングルボレー」「ロブボレー」などの「表現」をするのでしょうか。
ただただ念じててもボールに伝わるはずはないですよね(笑)?
そこでドロップボレーのコツを少々。
そもそもボールはどうしてラケットに当たると飛ぶのでしょうか?
これは小学校の理科の授業ですね。
1ボールはラケット(障害物)に当たると球体が変形し始めます。
2限界まで変形した時点で元も形に戻ろうとする力がボールに生まれ、
3元の形状に戻ろうとする時に蓄えられた力が働き「飛ぶ」という現象を起こします。
この1~3の所要時間が3/1000秒ということです。
大きく変形してボール内の圧力が強ければ「よく飛ぶ」と言う事ですね。
ここまで大丈夫ですか?
さあ本題ですが、ドロップボレーとはこの飛ぶという現象を極力抑えたいと言う事になります。
そこで先程の飛ぶと言う現象をほったらかしにしないで手を加えてみましょう。
出来るだけ想像力を大にして読んでくださいね。
1 1/1000目にボールがラケットに当たります。
2 2/1000目が最大にボールがつぶれた状態です。
ここがポイントです、もし1と2の間にラケットが消えれば「ボールは最大にはつぶれていない」と言う事になりますね。
ボールの変形具合を自由に操れるようになれば、飛び具合もコントロール出来るようになります。
あまり飛ばしたくなければつぶさないようにすれば良いと言う事です。
さらにそのラケットがただ消えるのではなく、ボールのうしろ側から下側に滑り込んで3/1000後にリリースすればボールには適度なバックスピンが掛り地面でバウンド後に戻るという現象も起こります。
なんとなく分かりましたか?
とにかく一瞬の出来事ですが、テクニシャンにドロップを決められると
「一瞬ラケットにボールがくっついているように見えたかと思ったら完全にボールが死んでポトンと落ちた」なんてことがありませんか?
まさにそういう事です。
イメージが出来たら練習してみましょう。
まずはラケットでボールキャッチ&リリースから。
ラケットは打つ道具(バット)だけじゃなく受ける道具(グローブ)にもするという発想が大切です。
ドロップボレーは「小さく打つ」ではなく「受けて投げる」感覚がポイントです。
これはコートじゃなくても出来る練習ですね、是非トライしてみましょう!
バッチリ決まったらみんなから絶賛されること間違いなし!でもあんまりやりすぎると嫌われちゃうかも(笑)
【名古屋テニススクール 茨木テニスクラブ】