「リオオリンピック終わりましたね」
とちまたでは何気なく言っていますが、ちょっとカチンと来ます。
それはリオパラリンピックがまだこれからなのにという意味です。
「オリンピック、パラリンピック」なんて言いながら扱いはちょっと違うのが現状なんですね。
最近では車いすテニスは、国枝選手や上地選手の活躍でかなり注目度が上がってきました。
今回リオもアベック金メダルに期待したいですね。
自分が車いすテニスの存在を知ったのはもう随分昔の事。
知り合いの紹介で実際に体験もさせて頂きました。
テニスにはちょっと自信があり、ある程度やればなんとかなると思いきや、何度挑戦しても全くボールに追いつけません、テニスとは全く別の競技、そんな印象を受けました。
その時、車いす協会の関係者の方といろんなお話をさせて頂きとても勉強になりました。
「少しでも多くの方にこの競技を知って頂き、競技人口を増やした」と熱く語っていました。
その会話の中で一番印象に残っているのが、
「大変失礼な事をお聞きしますが、皆さんテニスシューズをお履きになっていますね」
「はい、これは自分たちはテニスプレーヤーなんだという誇りです」
ととても誇らしげにお話をされました。
その答えは自分の予想をはるかに越え、とても感動しました。
今も車いすテニスの試合を観る度に思い出します。