月別アーカイブ: 2016年9月

失敗は成功のもと

「ミスとエラー」どう違う?

辞書には

「ミス 誤ること」「エラー 誤りのこと」と書いてあります。

う~ん、なんだかよくわかりません。

パソコンなんかではフリーズなんかするとエラーという言いますが、入力に関してはミスと使い分けている気がします。野球では捕球を失敗するとエラーで盗塁を失敗すると走塁ミス、サッカーではパスやシュートを失敗するとミスと言います。

ではテニスでは?

ミスった…が一般的であまりエラーは言わないような気がします。でもそう言えば最近では「アンフォーストエラー」という言葉をよく耳にしますね。アンフォーストエラーは凡ミスのことです。

やはりテニス界でもミスとエラーが存在するみたいですね。

例えば、「ウィニングを取りに行ってアウトしてしまった。」としましょう。これはミスなのかエラーなのか?

明らかにチャンスで技術的な問題(ヘタ)で失敗したのか、そんなにチャンスではないのに強引に打って失敗したのか、チャンスには違いないが難しすぎることをして失敗したのか。

ここがキーポイントになります。

失敗の原因が技術、判断、選択のいずれかによりエラーかミスに分かれると言う事ですね。

 

失敗した原因をはっきりさせないと同じエラーを繰り返してしまいます。本田圭介や福原愛ちゃんが、シュートやスマッシュを失敗した後に拍手をしたり、うなずいたりしているのは「判断は間違っていない」という納得なのでしょうね。

残念ながら我々は失敗をすると、ただショックを受けてうなだれたり、ムカついたりして心の整理がうまく出来ず、自信を無くしてしまう事が多いですね。漠然とした不安が募り、最後は打てなくなってしまう事も少なくありません。

 

テニスはポイント間が20秒あります。

その時間をうまく使って失敗の原因をしっかり理解し、同じケースが来たら今度はどうするべきかをしっかり整理しておくと良いでしょうね。また練習でも常に考える習慣をつけて取り組むとだんだん修正が出来るようになるでしょう。

そうすれば試合が拮抗した場面でもしっかり自分を持ってプレー出来るようになると思います。

トッププレーヤー達が失点した直後も毅然とした態度でいるのは、そんな事も考えているからかもせれませんね。

【名古屋テニススクール 茨木テニスクラブ】

カテゴリー: 未分類 | 投稿者楢木コーチ 17:48 | コメントをどうぞ

妄想

デ杯入れ替え戦、VSウクライナ、植田監督の采配をどう思いますか?

 

 

「錦織はダブルスのみで行く」このオーダーを見た時は鳥肌が立ちました。「さすが植田監督!」自分は率直にそう思いました。

これから先は何の根拠もない勝手な妄想です(笑)

 

ワールドグループ残留がかかった入れ替え戦。負ければ即降格というとても大事な試合で、いわゆる「絶対負けられない戦い」なのです。ウクライナのレベルから考えれば、ダニエル、西岡では確実に勝てる保証はありません。ガチガチの安全パイなら錦織を単複で起用して3ポイントと計算するのが普通です。

 

植田監督がもし自分の保身を優先するならば、疲れていようがなんだろうが錦織を起用するはずです。ファンも納得するでしょうし、それでもし負けたとしても監督の責任は追及されないでしょう。

 

しかし彼はその道を選びませんでした。

恐らくいつまでも錦織におんぶにだっこしていては日本のテニス界の伸びが止まる、そう考えたのでしょう。

 

 

今回のオーダーに関してはきっと監督の独断ではないと思います。選手やコーチ、その他のスタッフ全員が十分に納得して立てたオーダーでしょう。それは、錦織の必死の応援や、ダニエル、西岡、杉田の思いっきりの良いプレーを見ていれば全員の心が一つになって戦っている事は一目瞭然です。監督と選手の間に絶大なる信頼関係があるのではないかと思いました。

 

「全責任は俺が取るから安心して戦え!」

「植田監督を手ぶらで帰す訳にはいかない!」

って感じでしょうか(笑)

 

今、日本のテニスが猛スピードで世界に追い付いて来ているのは、選手の活躍はもちろんですが、こうした植田監督をはじめ素晴らしいテニスマンが沢山いるからです。世界で戦う為にどうしたら良いかとか、日本のテニス界の将来をみんな真剣に考えているからだと思います。

 

妄想に最後までお付き合い頂きありがとうございました(笑)

【名古屋テニススクール 茨木テニスクラブ】

カテゴリー: 未分類 | 投稿者楢木コーチ 18:17 | コメントをどうぞ

主役

さあ9月、秋です。秋と言えばもちろん「スポーツ」

とはいってもまだまだ残暑が厳しいです、夏の疲れも重なり体調を崩しやすい時期です。ご自愛ください。

 

さて巷では「草トーナメント」が沢山行われています。茨木でも日頃から多くの方がいろんな大会に出て腕試しをされています。そんな皆さんからよく試合に関する質問や相談を受けることがあります。

例えば

「見た目そんなに強そうではなくただ繋いでくるだけなのになんか負けちゃう…」

といった内容です。

これはどのレベルにもいるやっかいなタイプです。このタイプは、もっともリスクの少ないつなぎに徹してあなたにリスクの高い攻めをわざとさせて崩れるのを待っているのです。これはずるいのでもなんでもなく実は最強のタイプですね。

本来、対戦相手はあなたの邪魔をするものです。精神的に、戦術的に、また肉体的にとことごとく邪魔をしてきます。

そこで開き直るわけではありませんが、

「思った通りにはいかない」

と考えた方が良いかもしれません(笑)

なのについつい我慢出来ずに打って自滅してしまっては完全に相手の思うつぼとなってしまいます。

ではどうしたら良いでしょうか?

それはあなたも相手の邪魔をすることです。相手も同じように「自分の想った通りに試合展開を運びたい!」きっとそう思っているはずです、それを阻止するのです。

それは「その戦法は自分には通用しない」と諦めさせることが大切でしょうね。

勝負事で大事なポイントは

「諦める」というキーワードです。

 

相手の勝利への方程式は

「粘って粘って相手がチャンスボールを仕掛けて来た時に勝機がある。失敗をする確率の方が高く、それを繰り返すと徐々に精神的に追い込まれ最後は諦める」

といった感じです。

そのシナリオをこう変えるのです。

「ファーストチャンスでいきなりウィニングを取りに行くのではなく、もう一本確実に追い込む。次のセカンドチャンスも焦らず追い込む。それをじっくり時間をかけて繰り返し完全なチャンスボールを迎えたら確実に仕留める。それを根気よく繰り返すと相手は根負けをし、最後は諦める」

とまあこんな感じですかね。言うのは簡単ですが、実際に行うには根気と技術が必要になります。

難しいとは思いますがトライしてみましょう。

試合で主役になれるか、脇役にまわるかで勝敗が決まります。

【名古屋テニススクール テニスクラブ】

カテゴリー: 未分類 | 投稿者楢木コーチ 18:27 | コメントをどうぞ