全豪オープンテニス2021は開幕前から波乱続きとなっています。
なんと、錦織圭が搭乗していた飛行機(主催者側手配)に、コロナ陽性反応の出たコーチがいたとかで、同じ便に乗っていた選手やスタッフ、関係者は部屋での隔離を強要されることに。ダニエル太郎の乗ったジェットでも同様の事態が起こり、大会側は大混乱です。
豪州入りしてから2週間の隔離はもともと設定されていましたが、そうはいっても1日5時間の外出(テニスの練習など)は認められていました。
ところが、錦織圭・ダニエル太郎とも大会開幕前の練習すらさせてもらえず、ひたすら部屋にこもって過ごすほか無いという非常事態に…。
2週間ものあいだ、大したトレーニングも実戦も経験できず部屋にこもりっきりだと、もちろん精神衛生上よくないのは勿論のこと、練習や試合再開となってからの怪我のリスクが高すぎではないでしょうか。
まずはATPカップ2021、その後、全豪オープン2021が開幕しますが、どちらにも出場予定の錦織圭はシーズン序盤から早速出鼻をくじかれるスタートになりました。
唯一のグランドスラム決勝進出を果たした、全米オープンテニス2014の時も、開幕前は体の状態が心配されていた中での大躍進だっただけに、あの時の再現を期待したいところですが…。
BIG4の一角、アンディ・マレーも新型コロナウイルス陽性反応が出てしまい、全豪オープンへの参戦が認められるのか微妙なところ。
コロナ被害が出ていない選手にとっても、2021年最初のグランドスラムは異例続きなので調整やピーキングが難しい大会となりそうです。
これ以上、日本人選手をはじめ各プレーヤーに負担を強いるような事態にならないよう祈りたいと思います。
そして、予選通過した日比を合わせて10名を超える日本人が全豪オープンに挑戦します。1人でも多くの日本人が上位進出して、暗い世の中を明るいニュースで照らしてくれますように。
というより、まずは安全に、無事に開催されることを祈るべきですね。
全豪オープン2021は2/8開幕です。