気のつかい方

住民票がまだ仕事場にあるので、選挙はバスに乗って町まで出かけて不在者投票してきました。新幹線の最終駅の中央駅の前のビルに投票所があるというので、そこへ行きます。道向こうのビルまでの間には路面電車が走るロータリがあって、遠回り。
だから地下道を通ります。下りて下りて、歩いて歩いて、今度は上って。で、目指す投票所は８階ですが、エスカレーターは７階まであとは階段。いやー歩きますね。東京で暮らしはじめたころ、新茶の水の地下鉄乗り換えで、長いエスカレーターを初めて見て、びっくりしました。
そして乗り換えごとに歩くことに、びっくり。「東京の人は、めちゃ歩くよー」と、田舎の友人に語りました。現に彼女は東京へきて「なんでこんなに歩くの」と、１日でバテました。なにせちょっとそこへ行くにも、マイカーですから。しかもサンダル履きだし。
「田舎のネズミちゃんだ」と笑いましたが、自分もすっかり、そうなってました。そこから仕事場までの１キロが、すごく長く感じました。田舎だと、人さまの家に花が咲いてたり柿が実ってたり、そんなものを眺めながら散歩気分ですが、町では人をよけながら、信号を見ながらも右折車に気をつけて。
ほんと、神経の使い方が違うのですね。田舎なら「あの人だ、挨拶しなきゃ」という気のつかい方。一度、気づかずにあとで大変でしたから。どっちがいいのか、慣れでしょうね。