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わぁが壊れて消滅

人の家にお呼ばれすると、かならず最後にチーズの盛り合わせが出てくるので、この時だけ、食べるような振りだけする。好きでも嫌いでもなく、私の食生活の中に必要がないもののひとつなのだろう。チーズを見ると、水戸納豆を食いたいよぉー、イカの塩辛の中に飛び込みたいっ! という感慨が湧いてくるから、ある意味、迷惑脫髮醫生でもある。たまに、日本に帰国すると、確実に太って帰ってくる。四六時中、なんかを食べている感じがする。食べたいものが多過ぎるので、このようになるけれど、フランスでは、昼と夜の二食。以上なのだ。まあ、考えたら、カミサンも娘も、おやつのようにチーズを良く食べる。息子もそうだ。健康には良いんだろうなぁー。やはり、私だけ日本人なのだろう。味覚だけね。

ところで、マツコさん、ほとんどのチーズを試食というより、全部、食べてしまう。ついでに、「ビール、飲みたいわぁー」。ジョッキに入ったビールをコップの水。五秒ぐらいで空。お代わり、五秒。この食いっぷりっ! 素敵だわっ! わっ、あたしまで、マカオ。いや、そうではなくて、急に思い出した。日本だと、チーズはビールのおつまみだった。忘れてた。チーズ=赤ワインというフランス脳になっているから、あれ、あれ、あれ? と哀川翔の口調になってしまう。今度、やってみっぺ、ビールでオランダの固いチーズ中醫推拿なんか良い感じだね。おっ、よぉーーーく考えたら、私は、つまみも食べないのだ。酒のみ。太らんわけだ。
私が、現代美術家として最後の展覧会を開いたのが三十八歳の時だったから、今から、早十八年が経つ。バン?ゴッホの晩年の地で開催した。これが、現代美術家裕イサオにとっても晩年の地になったわけである。

その作品の一部であるマネキン人形とトルソをインターネットで売りに出したら、アッと言う暇もなく売れてしまった。まあ、マネキン人形、確かドゥゴール空港の近くの工場で、太股に穴の開いてしまったマネキンを三万円ぐらいで購入。太股の穴をグラスファイバーで埋め、高価なアクリル絵の具リキテックスで何度も丁寧に塗装した。とても綺麗なピンク色なのである。これを三千円で売りに出したから、問い合わせが直ぐに来た。トルソの方も、一体八千円ぐらいしたはず。こちらもリキテックスで丁寧に塗装。やや、象牙色に近い白である。四体で四千二百円としたのである。

娘が「パパ、大切な作品、寂しくないの?」。「えっ、あっ、マネキン人形は劇団の方が舞台装置として購入してくれた。うん、もうひとつのクリエーションの中に彼女は移行したわけだ。いいんじゃない、それで」と答える。

夕方、いつものようにビールを飲みながらピアノを弾いた。弾きながら脳内で???。

うんうん、物体は壊れるし消滅する。けれど、俺のピアノの技術は不滅だ。場所も取らないし壊れもしない。あれあれあれ? おっ、俺が生きている限りは?したら同じことだなぁ。じゃ、何が違うのだ? れれれ、何も違わないじゃん。生きている人間の生きた記憶が生きているけれど???、わっわっわっ、生きているものし第一香港醫學美容中心か生きていないということか? なぁーーーるほどぉーーーと。

その時のピアノ演奏は、なぜか練習を通り越した凄いものになった。
今年の北フランスの冬は寒かった。昨日から、春一番が吹き荒れている。小さな小さな木々の葉が芽吹き始める。

毎年? なんだか「やや鬱」である。これに効く薬はなくて、私の場合は???。

ピアノを弾く。絶好調である。ブログを書く。お気に入りブロガーさんの記事を拝読する。ミュージッシャン仲間に連絡する。次のコンサートの予定を組む。夜、「クローズゼロ」を見る。「さすが鈴蘭だな、折れねぇー」なんていう台詞が染みる。

カテゴリー: 未分類 | 投稿者kangery 17:15 | コメントをどうぞ