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光ファイバー通信

光ファイバー通信はインターネットのバックボーン(主要幹線)を支えている。現在の光ファイバー通信システムは、超強力レーザーポインター大量のデジタル情報を高速に送るために波長分割多重通信(WDM)と呼ばれる技術を使っている。この技術は、光通信チャンネルごとに異なる周波数(波長)のレーザーを使い、多数の光通信チャンネル(波長)を送信機側で1本の光ファイバーに乗せる(多重化する)ことにより、1本の光ファイバーで大量の情報を送るものだ。この際、光ファイバー回線で利用可能な周波数帯域をカバーするために、通常、数百個のレーザー光源が必要になっている。今回、カールスルーエ工科大学(ドイツ)のPablo Marin-Palomoらは、こうした多数のレーザー光源の全てを微小共振器光周波数コムと呼ばれる1つの光源で置き換え可能なことを実証し、Nature 2017年6月8日号274ページで報告した1。この成果は、非常に高速なデータ伝送の実現につながる可能性がある。

シャープは通信機器や光学機器などに使う半導体カラス撃退レーザーを増産する。現在、同製品を生産している福山工場(広島県福山市)などに新たな設備を導入する。中長期的な総投資額は最大で100億円超となる見通しだ。

カラス撃退レーザー

あらゆるモノがネットにつながるIoTが普及し、光通信などの通信機器に内蔵する半導体レーザーの需要が伸びるとみて増産に踏み切る。同社はこれまで赤色と青色のレーザーポインターおすすめを販売していたが、緑色が加わり三原色がそろう。プロジェクターの光源として採用し、高精細の製品を投入する。

戴正呉社長が8日発表した社員向けのメッセージで「半導体レーザー彫刻機事業への設備投資を決定し、今後もキーテクノロジーへの投資をさらに強化する」と表明。シャープ幹部は11日、「合計で100億円以上の投資も可能だ」と話した。

シャープは技術や商品開発、販売に経営資源を集中している。親会社の台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業がシャープの生産や調達を支援している。

カテゴリー: 未分類 | 投稿者laseronsa 14:55 | コメントをどうぞ