月別アーカイブ: 2015年3月

ヘビートップスピンの覚悟

『フランカー』 さんと、『中年プレーヤー』 さんからの

フォアハンドの打球感覚についての質問に対し

まだ答えていなかったように思います。

 

水瓶座  以下、私の考え方です。

トップスピンは

手首を固定したほぼ垂直なラケット面が

ボールを下から斜め上の捕えることによりかかります。

斜め下45度くらいからのヘビートップスピンです。

1411nisikorifor

打球の深さは

ワイパーの高さやフィニッシュの高さで調整する。

1411nisikori finis

ちょっと面を被せればかかるとか

かかりやすいラケットがあるとか

引っ掛かりのいいストリングがあるかとか ・・・

 

そんなことは考えません。

中途半端なスピンではどうせしっかり落ちません。

しっかり落ちなければ大事な試合で安心できない。

プロの打球を見ればわかると思います。

 

それくらいのヘビートップスピンなら

安心して大胆に打てます。

 

軽いトップスピンで

アウトが怖くて、振り切れない

当たり前です。

プロだってできないのに。

「鬼のように、いっぱいスピンをかけましょう」

1411nisikori

30年くらい前

トッププロはどれくらいスピンをかけるのか?

そのスウィングはどれくらい早く、どれくらい振り切るのか?

疑問を解消するため

セイコースーパーテニスに出場中の

ビヨン・ボルグを見に行きました。

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回転のついでに前にも飛んでいるというようなイメージ

スウィングはゆったりした動作から

インパクト後のスウィングの速いこと。

 

だから私のテニスは

めちゃくちゃヘビートップスピン

ボールスピードが遅くなる心配は

スウィングスピードで解消すればいいと思っていました。

 

それくらいの覚悟でトップスピンを打てば

試合でも思い切って打てます。

 

話をちょっと変えてメンタルの話。

大事な試合、大事なポイントで

コチコチに緊張感で固まる。

その状態でできるテニスは

 

1、 当てるだけ

2、スライスでちょん切る

3、フルスウィングで振り切る

 

以上のどれかです。

 

だから、もし攻撃的にありたいのであれば

究極のヘビートップスピンしかない。

 

 

私は臆病者なので

昔々は

フォアは当てるだけ

バックはスライスをかけてごまかす。

 

トップスピンに変えた30数年前から

相変わらず、臆病者の私は

フルスウィングでヘビートップスピンを打っています。

 

手首を固定し、がっちり握りしめたまま

斜め下から45度くらいの気分で

30年前は60度くらいの気分で

垂直なラケット面をぶち当てます。

それくらいしなければ振り抜けません。

 

硬くなるときは

打ちながら、「うー、うーっ」 と叫びます。

多分、外からは

臆病者には見えないと思います。

上体の左に引っ張り込みながら

「ヨシッー!!!」

全力を出した後なので

顔は獰猛な雰囲気に輝きます。

 

テニスセンスにあふれる方

試合でビビらない人は

今日の話は聞かなかったことにしてくださいね。  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 17:26 | 1件のコメント

サーブ、上体の向き

『レフティスタイル』 さん、4つ目の質問です。

以下がそのコメントの4つ目の質問部分です。

 

カラオケ  ・・・ 4つ目の質問は、胸の張りについて
何かの解説書に、「ラケットダウンし、振り出す時に左胸(右利きの場合)がボールの方を向いていることが大事」と読んだことがあります。プロでもサービスの名手は皆そうしていると。
それが、もし本当なら、もう少し噛み砕いて、(松原コーチからの)ご解説を希望します。

余談ですが、最近、サーブを練習する前に、マエケン体操をします。肩甲骨を回す動きで、正しくは「サークルスクラッチ」というらしいですが。大変、具合はいいようです。

レフティスタイル より

 

 

水瓶座  私の答えです。

左胸というよりは正面向き? いや、右胸がかな?

向かないと振り出せませんよね。

 

それ以外に方法があるとは思えませんが

こんなもんでしょう

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230km/hくらい打つ人が言っているのだから

本当です。

 

腕を内旋して振り出す方向は上体の正面なので

そのためには

振り出す方向を向かなくてはならず

ボールがそっちにあるのなら

そっち向きですよね、当然。

まあ、インパクトまで

もう少し前方向に身体を回すわけだから

左胸が向くくらいのときは

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もう少し前の時点かもしれませんが。

まあ

昔の人が言っているよりは

そうとうに開き気味なはずです。

 

ラオニッチさんかマレーさんに聞いてみてください。  テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 19:10 | コメントは受け付けていません。

肘を残したサーブ

『レフティスタイル』 さん、3つ目の質問です。

以下がそのコメントの3つ目の質問部分です。

 

カラオケ  ・・・ 3つ目の質問は、ラケットの内旋と回内について
よくビヤッと振り下ろしていると指摘されます。スマッシュなら何となくですが、肘を止める動きがイメージしやすいのですが、サーブに関しては、なかなか上手くいきません。
スイングスピードを上げようとするあまり、肘を止めずに振り下ろしているようなのです。
何か上手く振る方法はあるでしょうか?

レフティスタイル より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

スマッシュ

特に後方に上がったロブをスマッシュする場合

打点が後ろになりやすいので

肘を止めて

内旋回内で打つことができやすいのです。

 

だからサーブでもそう使うには打点を後気味に取ること。

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そうすれば

肘を高めに残したいいサーブになります。

sampuras1503

もし今のままでそれなりに入っているのなら

肘を残して内旋を使えば

全てのサーブがネットします。

だからトスは後ろへ。

 

もう一つのコツは

上のサンプラスのフィニッシュをイメージして打つこと。

 

以上二つに気を付ければ

いいサーブ

コントロールの効いたサーブ以外に打ちようがありません。

 

そうそう

腕に力を入れることも忘れずに。  テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 22:51 | コメントは受け付けていません。

テニス塾やアラレや

先日、千葉県九十九里の白子町まで行ってきた

大学の後輩たちが合宿に来ているので

その指導に行ってきたのだ。

フォアハンドの打ち方はかなり伝えることができた。

それと今回サーブ打点とグリップ

後ろ目の打点と薄めに持つこと。

もちろん擬似的に薄めのグリップになる手首の折り方でもいいのだ

最近よく登場するこの人の構えを例に挙げて

CIMG5416b

何人もの選手のサーブを安定させてきた。

ラオニッチさん、ホントにありがとう。

 

さて、この日の白子は大荒れ状態

風はいつものことだが

雨が降り

それがだんだん冷たくなってきて

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アラレに

見る見るうちに

CIMG0028

コートが白くなってしまった。

はるばる北海道から来て ・・・

でも

少し時間が短くなったが

充分に成果は上がったと思う。  テニス

 

さて、1泊して

昨日はくぬぎ山

トミーインドアでの、松原コーチのテニス塾

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前回より人数は増えて、4名

1時間目のテーマはフォアハンド基礎編

身体の向きフィニッシュの位置

インパクトでの面を保つ感覚など

皆さんのフォアをしっかり安定させた。

CIMG0032

2時間目はフォアハンド応用編

距離の打ち分け、コースの打ち分けなど

動き方も絡めて満足に行くレッスンができた。

CIMG0030

そして最後の3時間目はバックハンド。

手首の角度をしっかりさせるところから始め

フィニッシュの位置など

最後はフォアも含め

とにかく追いついた時に、ほぼ構えができていること

それが得意ショットにつながることを説明、見本をやり

納得、実践してもらい

実戦的なショットへ進歩させることができたようだ。

CIMG0036

自分自身

ノリノリでレッスンしとっても楽しい3時間だった。

 

さて来月は、4月15日水曜日の開催

要項はこちら

ぜひ皆さんにも参加してほしい。

お電話ください。    テニス

 

 

 

 

カテゴリー: イベント, バックハンド, フォアハンド, 日記 | 投稿者松原コーチ 20:11 | 1件のコメント

サーブのタメ

『レフティスタイル』 さんからの2つ目のサーブ質問

以下がそのコメントの質問部分です。

 

カラオケ  2つ目の質問はサーブのタメについて
友人に2人のサーブの上手がいて、1人は、「ラケットが止まることなく、流れるように打て」といいます。もう1人は、「タメが大事。もっとトスと高く上げて、ラケットダウンする前の一瞬のタメ、これが大事だ」言います。一体、どちらが正しいのでしょうか?

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

うまく打てているならどっちも正しい。

だいたい

良いサーブが打てればいいので

どちらが正式とか

礼にかなっている

といった話ではありませんよね。

 

しかもサーブは自分で勝手に打つ種目。

この部分で

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止まっていても

通過中でも

構わない。

 

トスが高ければ

ここで止めて待つか

もう少し下で止めて、ここは通過するか、どちらかですし

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トスが低ければ止めている時間はないでしょうね。

 

フェデラーのように、高めのトスで

右手を遅らせて間を取り、なめらかに打つもあり。

 

両手万歳からのなめらかクイックもあり。

 

両手万歳して、タメテ、エイッというのもあり。

 

自分のトスの高さと

しっくりくるかどうかで決めればいいのでは。  テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 15:24 | 1件のコメント

サーブの運動連鎖

『レフティスタイル』 さんからサーブの質問です。

以下がその内、1つ目の質問部分です。

 

カラオケ   ・・・ 1つ目の質問です。
今回、松原コーチの最後のコメント、膝の曲げ伸ばし。「ゆっくり伸ばして終わってから腕を振り出すのです。」これって、ちょっと考えると不思議ですよね。 膝を伸ばした同じタイミングで、腕を振り出すというなら、2つの力がボールに向かっていくというイメージで理解しやすいのですが、伸ばし終わってから振り 出す。実際やってみるとタイミングの取り方も結構難しいです。どうしても膝をサッと伸ばし、それからできるだけ遅れるように振り出すことになります。
メカニズムもよく分からないのです。「サーブの威力を上げるには、膝の曲げ伸ばしの力が6割以上を占める。腕の力は抜いて!」と言う者もいます。再度、ご解説いただければ嬉しいです。 ・・・

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

「運動連鎖による説明、腑に落ちました。」

との事で

そのまんま、サーブに取り入れてほしいのですが。

ひざが伸びていくことで上体に運動量ができる

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ゆったりとひざが伸びていくことで

ついでにラケットが反動で垂れ下がる

CIMG3783

上体の運動が止まり、ラケットが垂れさがる。

運動量が腕に移動するのに合わせ

腕を振り上げていき

CIMG3785

ひっぱたく

というストーリーです。

 

ユウックリ、動作しないと

すべての形や運動連鎖が成立しないので

ラケットをしっかり垂らすまでは

とにかくユウックリお願いします。

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この運動量の移動というか運動連鎖というか

鞭(ムチ)の動きをつかって

波動の伝搬で説明するとわかり易いので

そのうちにまた。

 

フォアハンドは横鞭

サーブは縦鞭、でしょうね。  テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 17:53 | 1件のコメント

パスコースを読む

『たかちゃん』 さんからの質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  松原校長、いつも楽しく拝読しております。いつもありがとうございます。

ひとつ質問がごさいまして、
相手ボールのコースの読みのことです。

先日、シングルス練で私がボレー、相手がパスを抜く練習をしたのですが、パスのコースが全く読めないのです(笑)

現代テニスで体が前向きでコースが読みづらいからなのか、球速が早くなったからなのか、ポジションなのか、はたまたセンスの問題なのか(*^^*)?わかりませんが、相手ボールのコースを読むコツなどあったら教えて下さいませ。

どうぞよろしくお願いします!

たかちゃん より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

実は私も苦手です。

逆に

性格が良いせいか

他人からはしっかりコースを読まれてしまいます。

 

そんなことを言っていてもしょうがないので

何か対策を考えましょう。

 

全般的に言うと慣れです。

いっぱい相手ショットを見て

どっちだっ? と、思っていると

だんだんと分かるようになってきます。

しかし、自分の試合、しかもパスシーンだけだと

データが足りませんから

他のシーンでもいいから

他の人が打っているのを見て

コースの当てっこをしてみるといい。

もちろんテレビでもいいんです。

だんだんと当たる確率は上がっていきます。

 

次にちょっと理屈を考えましょう。

まず一つ目は相手の癖

クロスにしか打たない

または、クロスにしか打てない人

その人に対して読む必要はありませんよね

でも大きな意味では、確実な読みができているという事。

 

次は体勢から、除外できるコースがあるということ。

ぎりぎり走らされて

やっと届いたところからだと、クロスはきついですね。

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その次は癖

余裕のあるなし

テイクバックの位置

カウントによる癖 (大事なポイントだと ・・)

球種による癖 (どの球種でもどっちもなんて人は ・・)

等々

 

そんなことを考えながら観察していると

かなりわかっちゃうようですよ。

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そして、最後の必殺技

「ヤマを張る」

ダブルスのポーチとおなじ

わからないときはどっちかに決めて動く。

しかも

取りにじゃなく、決めに行く。

2つに1つ当たるなら相当な高確率。

パスミスまで入れたら、過半数のポイントをいただき

しかも

相手に考えさせるので

そのデータは次のポイントの山ハリに使える。

 

こんなもんでどうですか

大胆にお試しください。 テニス

 

 

 

カテゴリー: シングルス, バックハンド, フォアハンド, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 18:07 | 1件のコメント

スクール選び

『su-san』 からスクール選びの質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  いつも読ませていただいています。
またアドバイスいただければ幸いです。

通っているスクールが、都合により3月いっぱいで閉校するとの連絡が来たので、新たにスクールを探そうと思って体験レッスンの申し込みを検討しています。
(松原テニススクールが近くにあればぜひ伺いたいのですが、関西からでは少々遠くて無理なので、)

そこで、スクール選びでは何を重視すればいいのか考えています。雰囲気や設備、料金等はもちろんのこと、人によってレベルも考えも違うのでしょうがスクール経営者としてのコーチはどのように考えられますか?

私の場合は、50代後半テニス歴10年といったところで、健康維持とストレス解消を目的にテニスしています。

su-san より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

テニススクールで一番大切なことは

スクール生に楽しくテニスをしてもらうことです。

楽しければ自然と続けることになるし

激しい動きでも苦になりません。

 

ですから

フロントの笑顔が迎えてくれ

楽しくレッスンしてくれるコーチのいる

楽しいテニススクールを選んでほしいと思います。

 

だいぶ前になりますが

「脳内革命」 という本がベストセラーになりました。

この本によると

運動というのは身体に悪いのだそうです。

運動が活性酸素を発生させ

それが遺伝子を傷つけるのだそうです。

 

ただ

楽しく運動すると

快感物質の

ベータエンドルフィンというのが出て

これが活性酸素を中和して

運動を有意な物に変えるのだそうです。

 

だから

あまりにまじめなスクールはダメ

(もちろんうちはまじめにやっていますが)

技術的に優れているに越したことはないですが

厳しいばっかりのところは避けるべきだと思います。

 

たくさんの人たちにテニスの楽しさを伝え

テニスをその人たちの一生の楽しみにしてもらうのが

私の夢です。

それはプロを目指す子供たちも

テニスを楽しみにするおじさんたちにも

一番重要なことだと思っています。

 

そうそう

楽しくやるためにも

適度な運動量と

身体を痛めないための技術力も必要ですね。  テニス

 

 

カテゴリー: 年寄りのひとりごと, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 14:52 | 2件のコメント

トミックのフォアについて

『butchcoon』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  先生こんにちは、楽しく拝見させていただいております。一連のフォアハンドに関しての技術理 論、いつもながら参考になります。またプロのフォアハンドに関して質問なのですがオーストラリアのトミック選手のフォアハンド、こちらは先生の理論、現代 テニスのフォアハンドにかなり反しているといえますでしょうかhttps://www.youtube.com/watch?v=uwYJgOQkyzw
「中年プレーヤー」さんの質問にありましたような古典的なフォアハンド(テイクバックから比較的垂直面を作ってそのままインパクト)、フラットフォアハン ドの典型のようにみえますね。たしかに彼はトップ10の選手ではありませんがトッププロの一人です。このスタイルでやっていけてるのはトミックがその感覚 で打てる天才であること、またビデオを見る限りそれほどハードヒット(われわれにしてみれば十分ハードですが)していないことで成立しているのしょうか?

butchcoon より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

振出しがちょっとコリコリしますが

基本的に現代的な打ち方だと思います。

 

現代的な打ち方の基本はトップスピンです。

時々低いボールを打つときに注目してみると

かなりトップスピンをかけ

下向きの面が徐々に垂直に起きて行っています。

これは典型的な現代風。

 

それに対し違って見えるのは

この練習で多く打っているフラット性の打ち方

水平に近いスウィングの場合です

割合、早目にフラット近くになっているように見えます

一般的に

フラット性に打つとこんな感じになることが多いようですが

確かに

彼の場合、かなり早く垂直になっていますね。

でも

その場合もしっかり下向きに引いていますし

その時点から面が垂直な

古典的な打ち方とは根本的に違います。

上体もしっかり前を向きます。

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バーナード・トミック

基本的には

トップスピンをベースにした

現代的なフォアハンドだと思います。  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 19:31 | コメントは受け付けていません。

VCORE Tour F 97

ヨネックスの新しいラケットを試打した。

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ヨネックス ヴェクターコア ツアーF97

今使っている、ツアーG とほとんど同じ形

重さも310gと同じだし、バランスも

正直、大した違いなないだろうと思っていた。

YYいわく

「素早い振り抜きで、高速サープを生み出すスピード重視のハードヒッターモデル」

なんだそうで  ・・・

 

軽く振ってみると、ホントに振り抜きやすい。

ストリングのところに

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空気整流用のイボイボがついていて

空気抵抗を減らしているのだそう

で、ホントだった。

えっと思うほど、ラケットヘッドが軽く振り抜けてしまう。

ストロークのコントロール感は相変わらず良いままで

振り抜きが良くなった分

明らかにスピードが増した感じになっている。

 

もう一つの売りは

クロスのストリングが

上から2本目まで均等に並んでいること。

通常は真ん中が密で

ヘッドに行くにしたがって荒くなる。

それが、ヘッドの方が均等、つまり密になったことで

そこに当たるはずの

スウィングスピードが速いショット

サーブやフォアのハードヒットに対し安定感やしっかり感が増す。

これもヨネックスのお題目通り

ホントにそんな感じ。

サーブの振り抜きがよく

コントロール感も増している。

 

こりゃあ、使える、1発で心を惹かれた。

松原さん

用意ができ次第、切り替えるつもりになっている。

 

さて、同時に

軽量版の

VCORE Tour F 97 LG 290g と

VCORE Tour F 93 の2本も打ってみた。

93は面が小さい分、更に振り抜きはいいのだが

どうも面感覚が私の感じと違い

ストロークが捕まえ切れない印象だった。

しかし、サーブに関しては明らかにいい。

もちろん振り抜きの良さはご利益大だし

コントロールも、明らかに狙ったところ収束する。

 

Tour F 97 LG 290g については

310g とほとんど同じ感触

軽い分、さらに使いやすい

振りやすい、扱いやすい、では

明らかにこれ。

相手のボールがそれほど重くなければこれで充分。

とてもいい感触だった。

 

VCORE Tour F 97   いいラケットだ。

私の好みとしては、もうちょっと派手だとパーフェクト。

ストリングの色で調整しよう。   テニス

 

 

カテゴリー: ラケット、用具他 | 投稿者松原コーチ 18:08 | コメントは受け付けていません。