カテゴリー別アーカイブ: ボレー

ボレーも前向きで?

『たまには勝ちたい』 さんの

フォアハンド前向きでどうか質問の最後に

次の部分がありましたので

今日はそのお話を

 

カラオケ    ・・・・・

ちなみに、サーブも前向き気味で打ったら打ちやすくなりました。
ボレーも前向きで打つのはありでしょうか?

たまには勝ちたい。 より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

サーブは胸を張って、内旋で打てば

上体の前方向に振るわけですから

インパクトはほぼ前向きになるはず

上体の動きとインパクトの関係は

フォアハンドと同じはずですよね。

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さてボレー

ボレーは上体の回転を使い

最大のパワーで打つという種目ではありません。

むしろコントロール重視

しかも

遠目のボールや

とっさの時に

上体は垂直を保てない方がふつう。

 

だから

上体は回さないで打つのが原則

つまり

打つために、上体を横向きにひねり

ひねり戻すなんてことは必要はないのです。

 

横向きになるとすれば

その横向きが

ボールに届くためや

適切な距離をとるために必要であれば

やればいい、というだけのこと。

積極的に横向きになる必要はありません。

 

特にフラット気味にフォアボレーを打つ人は

前向きな方が簡単です。

むかしはこんな人もいて

mac1512fv

基本的に前向き打ち

ボレーの天才と言われていました。

なのにみんな

どうして真似をしないんでしょうね。

天才じゃないと打てない打ち方だと思っているのでしょうか?

 

まあ

スライスボレーを打つには

少しは横向きになった方が

スウィングしやすいのですが

それでも

上体が打点の方に向く程度で充分。

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基本的に

横向きにならなくてOK

遠くに踏み込めば

自然に横向きになってしまうというのが実用的です。

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バックボレーも同じ。

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頑張って横向きになる必要は全くありません。

 

レッスンやテニス塾で

横向きになりすぎて打てない人を

前向きにして救い出すのが

松原さんの日常になっているのは秘密です。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: サービス, ボレー | 投稿者松原コーチ 18:52 | コメントは受け付けていません。

トミーテニス塾

今日はトミーインドアでの

松原コーチのテニス塾

男性2名、女性1名の参加

3時間とも同じ方たちだ。

CIMG2226

例により

写真は最後のスライスのみ

 

今日は、1時間目がフォアハンド

ラケットヘッドがインパクトでもそうだが

構えから、すでに上がってしまう人が全員だったので

まず構えを下げてもらい

ラケットのトップスピンをかけていく方向の

エッジから振れるよう

インパクト直後までスウィング全域で

反対のエッジ側にしっかり下げてもらった。

 

もうこれだけで皆さんしっかり打てるようになったので

やめようかとも思ったが

そんなわけにもいかない。

 

そこで

その形を利用して

さらに腕を下げ

低いボールをサイドスピンで打つ練習。

 

これはボーリングのフックボールの要領。

 

面感覚を意識し

面をしっかりと下向きにする練習

その後で普通の高さのフォアハンドに。

 

次に高い打点のワイパー

 

最後は

高いボールの時も強いボールを打てるよう

テイクバックからラケットを下げないで

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高い位置でのスウィング。

í0ó0°03ÿ7ÿ

これは今日のではないが

イメージのために。

 

そうそうそれとクロス逆クロスの打ち分けも。

 

もちろんこれだけを1時間でできるわけがない

皆さんのフォアハンド波動を受け

2時間目に大きく食い込んでのレッスンだ。

 

さて

次はバックハンド

全員両手打ち

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グリップから延びる

2本の前腕とラケットの角度を固定

ここを意識して打つことをめざし

感覚をつかんでもらった。

CIMG2225

最後はスライスとボレー

打点を顔から離すこと

凹型の弧を描いた

わざとらしいくらい大きなスウィング。

CIMG2224

皆さんきれいに打ってくれていた。

 

あっという間の3時間

あっという間に東戸塚に帰ってきて  車 (セダン)

キッズのレッスンに参加。

 

ブログが終わったら

いつもの、緑園太陽整骨院に行き

田中先生に膝と腰の角度を直してもらうつもり。

 

明日はお休みだ

お疲れ様でした。  テニス

 

そうそう

次回は、3月9日の水曜日

フォアハンドみっちりの予定だ

たくさんの参加をお待ちしています。  テニス

 

 

カテゴリー: イベント, スライス, バックハンド, フォアハンド, ボレー | 投稿者松原コーチ 18:42 | コメントは受け付けていません。

浅く打てること

今年、2つ目のテニス大前提話

ボールの深さのお話しだ。

 

一般に信じられている迷信に

深いボールがえらいというのがある。

確かにシングルスのラリーで

深いボールで相手を追い詰めれば

甘いボールが返ってきて

こちらのチャンスになる。

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だから

コート外のコーチは

深く打て、フカク打て、フカクウテ!!!

というのだが

 

コート内の当事者にしてみれば

怖いのは、アウト

浅くなってしまうことではない。

 

テニスという競技にとって

本質的に大事なのは

ラインの内側に打ち込むこと。

その範囲で

深くや、コーナーや、鋭角に打ち込めればいい。

 

だからナダルは

堂々と

サービスライン内にハードヒットしている。

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たぶん、世界1の臆病者なのだ。

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日本のテニススクールなら

上級に上がれないかもしれないが

彼は世界のトップにいるのだ。

 

浅く打てる人がえらいのだ

几帳面さでも世界のトップだ

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ナダルはえらいのだ

きっと、怖くて、コワクテ、こわくて

アウトなんてできないのだろう。

 

勝ちたかったら

「必要なだけ以上」 に浅く打てること

そうじゃなければ

思いっきりなんて打てない。

 

相手の浅い返球は

それ以上に浅く打たなければ

アウトになってしまう。

 

浅く打てること

しかも、思いっきり打てることが重要なのだ。

 

安心して打ち込めるようになろう。  テニス

 

 

 

カテゴリー: バックハンド, フォアハンド, ボレー, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 19:18 | コメントは受け付けていません。

ボレーは離して取る

ボレーは離して

ボレーの打点は遠くに取るほうがいい。

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どれくらいかというと

肘が少し曲がる程度。

1512date

伊達さんのように

グリップが厚めであればもう少し曲がるが

エナンの写真のような薄めグリップなら

ほんの少し曲がっている程度。

 

しばらく前にも話したことがあるが

打点が目から遠い方が

ボールのスピードや

回転による変化が見やすい。

そのうえ

スウィングがしやすいし

面感覚も作りやすい。

もちろん

届く範囲も広くなる。

 

これはバックボレーなので

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目からの距離はそれほど離れていないが

肘の角度、曲がり具合は

フォアボレーとそれほど違わない。

 

そして

同じスライスなので

1バウンドのスライスでも

やはり

肘が少しだけ曲がっている。

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そしてスウィング中

その肘を少し曲げたまま保つ。

 

要は

ワンバウンドでもノーバウンドでも

スライスというのはこうゆうふうに

肘がわずかに曲がる程度に

打点を十分遠目に取ることが大事なのだ。  テニス

 

 

 

カテゴリー: スライス, ボレー | 投稿者松原コーチ 16:26 | コメントは受け付けていません。

ボレーのとらえ方

『レフティスタイル』 さんからボレーの質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  松原コーチ、おはようございます。
今回はボレーについてお考えをお聞きしたく思います。

我がサークルに私より少し年配で、ボレーのすごく上手い方がいます。
その方いわく、ボレーは一旦面でつかまえて、その後抜く(ドロップ)か、押す(通常ボレー)かする。そうするとミスが少ないとのことで、実際見ていると、そのようにボレーされているように見えます。

私はもっと単純に、ボレーは、スライスのストロークの前後(テイクバックとフォロースルー)を短くしたもの、そのスイングの中にボールがあるだけ、ってイメージなのですが、考え方は間違っているでしょうか?

その方はそのボレーの方が難しいと言われます。

前に松原コーチが解説された、「未来予想線をスイングする」というのを、最近よく意識していますが、インパクトのポイントが遅れるのもかなり改善され、心なしか球が伸びているようにも感じているのですが。

レフティスタイル より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

「スライスのストロークの前後(テイクバックとフォロースルー)を短くしたもの

そのスイングの中にボールがあるだけ、ってイメージ」

「未来予想線をスイングする」

というのは私の技術論、考え方ですね。

そして

その前提がアンダースピン

つまり、スライスボレーであるということです。

そして

話し方が、技術っぽい、理屈っぽい。

(素人でも再現できるように、玄人からいちゃもんをつけられないように)

出来事に対し

客観的なとらえ方をしようとしているのです。

1508vswing

それに対し

「ボレーは一旦面でつかまえて

その後抜く(ドロップ)か、押す(通常ボレー)かする。」

というのは

フラット気味のボレーが前提

そして言い方が、フィーリング的ですね。

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物理的に考えれば

当たってからボールが離れるまでは

1000分の5秒くらいの世界

当たった後でどうするというのは考えようがないのですが

感覚という部分では

そうゆうこともありうるのです。

(実際には当たる前に動作は始まっているはずですが)

だから

その感覚を持てる天才肌の人には

それでいいんじゃないでしょうか。

 

ただ

我々凡人には

スライスのスウィングボレーの方が易しいような気がします。

そして

プロのボールを受けなくてはならない

プロ達もそうしているようです。

takao1508tv

ところで

そんな人もフォアボレーはともかく

バックボレーではスウィングで打っていませんか?

 

スライスボレーだと

当然斜め上から切るわけで

スウィングですよね。

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そして

その判りやすい理由で

上級者にバックボレーの苦手な人は少ない

逆に

フォアボレーはフラット気味に

当ててからどうにかしようとする人が多く

上級者でも、フォアボレーの苦手な人が多いのです。

ATP Masters Series - Rome

それと

当ててからどうするでは

ダブルスでのパンチボレーなどは難しいでしょうね。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: ボレー | 投稿者松原コーチ 15:15 | 1件のコメント

ドロップボレーのみも可

シングルスの試合を見ていると

ストロークで決めきれない

だから

なんとなく、ネットへ出てみる

ボレーを深く打ってアウト

アウトまでいかなくても

追いつかれてパスされる

そんな光景がよくある。

 

何のためにネットへ出るのかというと

楽に決めるため。

ベースラインからだと

猛烈なショットじゃないとウィナーになりにくい

ボレーなら

それほど頑張らなくても

相手の届かないところに打てる。

1512date

だからネットへ出たのに、うまく打てなくて ・・・

そうゆう人

実は

事前に打つコースが決まっていない人が多い。

 

ボールが来てしまってから

ええと、どっちだ?

結局

相手の取りやすいところに返してしまったり

(下の図の、×ターゲット)

焦ってエラーになったり。

 

ネットへ出てから慌てなくて済むよう

ボレーの強さやコースは事前に決めておこう。

決まりきったコースでも

1点取れればいいのだ。

 

これは深くオープンコートに打ってネットへの図

赤丸から相手が打ってくる

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ボレーは緑ターゲットにドロップ

反対側なら

fvangl

やはり、緑ターゲットにアングルかドロップ。

そこが相手から一番遠い場所

×印のところではないのだ。

 

ここでの話

ネットでの困った人

ほぼ、100%がストローカー。

 

ストロークでやっつけたら

相手はベースライン後方

両サイドのどちらか

そこから一番遠いのは

上の絵のような

アングルかドロップ。

 

強いボール速いボールは必要ないのだ。

 

バックボレーの場合も

絵を左右逆にするだけ。

 

確信犯で

予定通り、ドロップボレーに行こう。

 

ストローカーにとって

「ドロップボレーしかやらない」 も可なのだ。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: シングルス, ボレー | 投稿者松原コーチ 18:32 | コメントは受け付けていません。

フォアボレーはクロスへ

ふと見ると

11月に下書きのままほおっておいた記事が

だから、当然で前後の関連はないが ・・・

 

フォアボレーは

まずは

クロスへ打てるような向きに構え、引く

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この写真

面がストレート方向に向いているように見えるが

打点はもう少し前になる

だから、手首を動かさなければ

これで、面はクロスに向くのだ。

 

フォアボレーの原則は

そのまま打ったら

自然にクロスに行くように構える。

なぜなら

ストレートや逆クロスに打つのには

テイクバックしたところから

手首を少し緩め

ラケットヘッドを遅らせて右に向ければいいから。

 

逆に

手首が緩んでラケット面が右側を向いていると

ストレートや逆クロスにしか打てない。

 

振り出す時になって

ラケットヘッドを前に持ってくるのは無理だからだ。

 

クロスに打てる人は

反対側にも打てる。

 

面がストレートに最初から向いている人は

ストレートか逆クロスにしか打てない。

 

だから

最初はクロスに面を向けておくのだ。

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バックボレーは

それほど難しく考えなくても

どちらにも打てるから簡単だ。  テニス

 

 

 

カテゴリー: ボレー | 投稿者松原コーチ 22:32 | コメントは受け付けていません。

精密さはテイクバックから

先日はフォアハンドについて

打ち終わりの姿勢や

フィニッシュの高さについてお話しした。

 

確かに

これにより飛距離の調整はできるのだが

これだけでは

精密なコントロールが獲得できるわけではない。

 

打球の精度を上げる

何本でも同じように打てるためには

むしろテイクバックの方が

より重要になる。

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フォアハンドに限らず

どのショットにも面を安定させる

スウィング法があり

そのスウィングを作るための

テイクバックのやり方があるのだ。

 

 

さて

今日はその最初の1発目

フォアハンドよりもわかりやすい

スライス、ボレーのことから入って行こうと思う。

nisifs1510

何度も説明しているので

スライス、アンダースピンのスウィングは

肩を中心とした振り子スウィングで

凹型に弧を描いた形になる

1303swing

そして

肩関節はひねらないように動かすので

(外旋も内旋もしない)

ラケット面は

上の写真のように

徐々に上向きに変化していくように

振られることとなる。

nisikorifsu1510

じゃあ

こうゆうふうに、うまく振るために

いい位置にテイクバックするための引き方は

先ほどのスウィングの真逆

凹型の弧を描いたテイクバックで

徐々に面を下向きになるように引いていけばいいのだ。

 

基本的にこの往復運動

 

なんだ、それだけと思うかもしれないが

だからこそ最初の1発目に持ってきたのだ。

 

これさえ意識してやれば

スライスやボレーのまあまあ打てる人が

天才的なスライサーや

ボレーヤーになれるので

ぜひ

だまされたと思って

試してみてほしい。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: スライス, ボレー, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 15:31 | コメントは受け付けていません。

最近は回外で

ハイバックボレーのパンチのため

昨日は肘を上げ

その肘を下げながら外旋して

ラケットヘッドを走らせるように説明した。

むかしは私自身も含め、この要素が強かったが

最近はプレーが忙しくなったこともあり

手刀で、切るようにしながら回外を使うことが多いようだ

特に、打点が遠くになった時のポーチボレーなどは

引き起こしの、ほとんどの要素が回外になるかもしれない。

 

(間違って回内としていたので、ナイショで直した)

 

前腕を回外しながら

コンパクトに引き起こす

federer_bvhi_04

イメージがわかるように

私の動画を見てもらおう。

これがユーチューブでの私のハイバックボレー

もちろん回外だけではない外旋の要素もある。

特に、最後のスロー映像は

研修会で外旋を見せるため

それを強調したデモであることをお断りしておく。 テニス

 

 

カテゴリー: ボレー | 投稿者松原コーチ 18:28 | コメントは受け付けていません。

バックボレー引き起こし

ボレーの説明はフォアハンドの方が多い

それは

バックはスライス慣れしているのに対し

フォアがスライスの使用頻度が低いので

上級者には、フォアボレー苦手派が多いため。

 

だが

昨日、若者たちを指導していて

バックボレーの未熟さに気が付いた。

 

どうも最近は両手打ちが多いこともあり

バックでスライスを使うことが少ないためのようだ。

 

基本のスライスはフォアと同じ考え方なので

今日はパンチするための、引き起こしモアパワーについて。

 

さて

強打するための基本は

打点を前にすることと

高目にセットすること。

 

高く構え

hv11

手を赤い矢印方向に引き下ろし

ラケット面を加速させながら引き起こしていく。

グリップ側が下に引っ張られることにより

ラケット面が起きてくるのだ。

hv22

引っぱる方向は

最初は斜め前方、下に

面が起きるにつれ

徐々に真下方向に変えていく

それによりさらに引き起こし、加速させる。

 

この方向に手を動かせば

ラケットは自然に立ってくるので

頑張って、自力で起こす必要はない。

 

ぐらついてはいけないので

保つという意味で

しっかり、腕や手に力を入れておく。

 

そして、インパクト

hv33i

この後は

面の安定性のため

凹型の弧を描いたスウィングにつなげる。

そのため手の動き方向を

インパクト直前から、前方向に変えていく。

だから

少し上向きのフィニッシュになる。

hv44

ポーチボレーなどで

この引き起こしを使えば

かなりの強さでパンチできる。

 

次に

これプラス、というか

この引き起こしを少し小さくして

前腕の回外を使うのが最近の流行だが。

 

これはまた次にしよう。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: ボレー | 投稿者松原コーチ 18:29 | コメントは受け付けていません。