カテゴリー別アーカイブ: リターン

ラオニッチのリターン力2

ウィンブルドンの決勝

ラオニッチはマレーのリターン力にやられた

ブレークは1セット目の1ゲームだけ

後の2セットは

タイブレーク中、マレーの見事なリターン力の炸裂

 

さて、リターンで何が違うのか

先日に続いてのリターン、2つ目の秘訣

それはインパクト面の固定

djok1607bk2

とにかく、プロのサーブは速くて重い

面のはじっこに当たっても

タイミングがちょっと狂っても

そんなことはしょっちゅう

でも

とにかく面を保つ

そうするとこんなフィニッシュも

djok1607bk

ラケットヘッドが手を追い越していないことに注目

腕が振り出されることで面は上を向いているが

とにかく手首は動いていないのだ

 

ラオニッチもタイミングが合っているときはうまくいっていたが

それはプロなら当たり前

 

フォアでも固定

federer1607imp

インパクト後なのに面が保てている

もちろん片手バックでも

mac1607

偉大なチャンピオンたちの面はびくともしない

いや

マレーもそうだが

面がびくともしないからチャンピオンになったのだ

もちろん彼らはストロークの名人ばかり

長いラリーもOKなのだが

 

ラオニッチの場合はサーブゲームは強い

だから

長いラリーはちょっと ・・・ でも

リターンだけうまいも、アリなのではないかな。

1セットに1回リターンが効いて、ブレークがあれば

7-6  6-4  6-4 でチャンピオンに

タラレバ言っていてもしょうがないのだが ・・・    テニス

 

 

 

カテゴリー: リターン | 投稿者松原コーチ 17:59 | コメントは受け付けていません。

ラオニッチのリターン力

ラオニッチがウィンブルドンの決勝に浸出

さて、どうなるか?

世界のトップに上がるためには

安定したサーブゲームのキープ力と

ブレークのための高いリターン力が必要になる

 

この二つをともに持っているのが

ジョコビッチとフェデラー、元気な時のナダル

そしてマレー

marrayfff1505

だからビッグ4なのだ

それに近いところまで来ているのがワウリンカ

 

一方

桁外れのサーブキープ力を持っているのが

ラオニッチやチリッチ

背の高い人が多い

 

逆に素晴らしいリターン力を持っているのが

錦織やゴファン

背の低い人が多い

 

素晴らしいリターン力を支える要素が2つある

1つ目は

単純に高く構えること

kamae1607

低く構えて、いるように見えるが

それは彼女が前傾しているから

錦織もそう

サーブに対し

最初の構えは前掲し

サーブに合わせて立ち上がる

上体と腕の関係を見れば

立ち上がれば手の位置、ラケットの位置は高くなる

だから

nisikoribkf1509

最短距離で高い打点に到達する

はっきり言って

そんなに難しい話ではない

でも

これができていない選手の特徴は

いいサーブが入るとリターンを吹かすこと

ネットではなく大きくアウトするのだ

低く構えて、高い打点

しかも時間足らず

下から上にボールを打ってしまうのだ

 

いいリターン屋さんの必要条件は高く構えられること

 

錦織は高く構える

ラオニッチは低いような気がする

今夜のマレーのサーブに対しどうだろう。

 

もう一つ重要な要素が一つあるのだが

それは次回に ・・・   テニス

 

 

 

カテゴリー: リターン | 投稿者松原コーチ 17:06 | コメントは受け付けていません。

隣のコートが気になる続き

下川井TCでのレッスン中

今度はミックスダブルスが始まった

女性会員さんのフォアハンドがビシビシと決まる

たまたま見たら

男性の強力サーブを

リターンエラー

かなりアウトしている。

 

アッ、高い打点が苦手なのだ。

 

女性は特に脇が閉まる方が多い

腕の力が弱いこともあるし

女性同士だとバウンドが低いことも多いから

特にサーブはあまり弾んでこない。

だけど

男性のスピンサーブは高い打点で取らざるを得ない。

 

だから

高いところに正確な面を持ってくるために

脇を開けて腕を上げなくてはいけない。

agasi1604fr

もちろん

テイクバックも脇を開けて高くしなければいけない

roddickwaki

とにかく高いボールには高く合わせるしかない

shara1603nf

手の位置を上げ、脇を開ける

次に会った時にアドバイスしておこう。  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド, リターン, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 22:17 | コメントは受け付けていません。

リターンダッシュ

先日、松原テニスクラブ印西での

会員さんとのダブルス後

リターンミスが多かったのでこうアドバイスした

「特にバックではリターンダッシュです」

 

ミスが出ると

誰でも次のプレーは慎重になる

ボールはよく見たいし

止まって打つ方がなんとなく安心感もある。

 

しかしそれは

ショット自体が出来上がっていない中級者以下の話

 

フォームが安定し

相手サーブも予測できる上級者なら

kei1606bk

こう捕えられればいいわけで

 

ボールとの位置合わせ

タイミング合わせさえできるなら

むしろ

動いて、その位置に飛び込んだ方が

ぴったりと決まる

1606keibka

ところが止まってボールを待つと

ボールがベストな位置に来ないため

小手先でラケットを動かし

フォームを崩してしまう。

 

入らないフォームなら

エラーするために振るみたいなもの

たまには

フレームに当ててもいいから

リターンダッシュにして

自分の才能にかけた方がいい。

 

ちょっと大げさに言ったが

ホントはそちらの方が易しい。

 

片手バックの人は

打点を後ろに持ってこられないので

特にそう

どうせやるなら

前で、まえで、マエデ

大胆なリターンダッシュをやってみるといい。

以外に易しかったことに気が付くだろう。  テニス

 

そうそう

ちょっとだけ

サーブをイメージして

素振りでリターンダッシュをやっておくと

すぐできるので

お試しを   :35 ガハハ:

 

 

 

カテゴリー: バックハンド, リターン | 投稿者松原コーチ 18:33 | コメントは受け付けていません。

ダブルスのリターン

スライスでポーチされないためには

攻撃的に行くしかない

ベースライン後方から

はるばるとスライスリターンを打ったら

獰猛なネットプレーヤーのポーチが来る。

 

だから攻撃的に

 

具体的に言うと

ライジングで取ってリターンダッシュ。

 

チップ・アンド・チャージ、というやつ

nisifs1510tb

スライスだと

ポーチに捕まりやすいので

両手打ちでのパンチとか

片手のトップスピンで

と考えがちだが

 

特に片手トップスピンはハードルが高い

構えが少し遅れただけで

打てなくなるし

タイミングがちょっと狂っただけで ・・・

feder1510bkimp

サーブに対してここまで間に合すのは

相当ハードルが高い。

その辺は

両手打ちの方が

はるかにハードルは低い。

 

スライスでライジング

リターンダッシュというと

とても難しそうに思う人もいるかもしれないが

さにあらず

打球方向に前傾し、右肩を下げて

テイクバックしながら迫り

切り下してぶつけるだけ。

 

構えに時間のかからない

ライジングスライスに間に合わないようなら

片手バックハンドトップスピンの構えなど

間に合うわけもない。

 

両手打ちにしても

当てただけなら、一番のポーチ鴨

 

アマチュアの

現実的なポーチ対策としては

スライスのリターンダッシュか

nishi1510bkimp

両手打ちの、フラット体当たりのどちらかかだろう。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: ダブルス, リターン | 投稿者松原コーチ 20:08 | 1件のコメント

スライスリターンは

スライスリターンについて解説したが

実は

自分ではスライスリターンは好きじゃないし

なるべく避けるべきだと思っている。

 

プロレベルでは

スライスリターンは相手に主導権を渡しやすくなる。

特にフォアハンドの返球だけのリターンは

たとえ深く返ったにしても

次の相手ハードヒットの襲来は必至だ。

nadal1509c

そこからの逆転はなかなかに難しい。

だから

できるだけこちらが主導権を握れるよう

力強いリターンがほしいのだ。

 

だから

たまにはエラーが出ても

なるべく

攻撃的なトップスピンリターンがほしい。

 

トータルとしてどっちがポイントを取りやすいのか

どっちがブレークしやすいのか

という視点から見ないといけないのだ。

 

確実にリターンを返してもキープされるとしたら

3ゲームに1回でもいいから

うまくいったときにブレークできるように考えるべきと思う。

1508djokbki

だから打てそうなのに

スライスで確実にというのは

見ていて、イライラすることが多い。

 

だから

スライスリターン

特にフォアのスライスリターンは好みじゃないのだ。  テニス

 

でも

スライスしかできない時もあるので

そこまでは否定しないし

その時でも

ポイントをあきらめない技術を持つ必要はあるのだ。 テニス

 

 

 

 

カテゴリー: スライス, リターン, 試合 | 投稿者松原コーチ 22:27 | 1件のコメント

スライスの手首

先日の楽天ジャパンオープン

観戦中に感じたことの一つに

スライス

特にリターンでの手首の固定がある。

テイクバックで

nisifs1510

ラケットヘッドを引かず

手首をしならせないで、形を固定したまま

インパクト

nisikorifsu1510

というテクニックだ。

違うショットの写真だが

2枚の写真の手首の形がほぼ同じになっている。

だから手首は固定されてているという事。

 

これがアマチュアだと

1枚目のところで

手首をしならせて引いてしまい、不安定になりやすい。

 

プロの場合

サーブが強烈で

ラケット面にかかる圧力がすごい上に

そのタイミングが一瞬の間。

 

だから強靭な握力で手首を固定しつつ

ラケット面にかかるすごい圧力を

腕全体のスウィングで打ち返す。

 

これが以前よりもよりはっきりしてきたように思う。

そして

正確にベースライン深くにリターンを返している光景が

毎試合、何度も見られた。

 

技術的にはバックハンドも同じこと。

nisifs1510tb

この手首のまんま

nishi1510bs

正確に面をぶつける。

正確にベースライン近くに返る。

 

もちろんバックも

昔は面の引き起こしが普通に見られたが

最近はとても少なくなっている。

 

ハイバックのボレーをパンチするときの特殊操作になってきた。

引き起こし付きのバックハイボレーを

バックハンド・スマッシュに分類すると

スライスやボレーに、引き起こしはないといってもいいだろう。

ATP Masters Series - Rome

ボレーも条件がリターンに似ている。

手首の固定

腕全体でのスウィングが

重要なポイントなのだ。   テニス

 

そういえば最後の写真の二人

ジャパンオープン、呪いでもかけられているのだろうか?

今年も1回戦でいなくなってしまった。    山羊座

 

 

 

カテゴリー: スライス, ボレー, リターン | 投稿者松原コーチ 17:52 | 1件のコメント

セーバーはトップスピン

少し前

USオープンで話題になった

SABR とは

「Sneak Attack by Roger」の頭文字

ロジャーの奇襲攻撃という意味だそうだ。

 

超ハイテンポ・ライシング・トップスピンリターン なのだ。

スライスでリターンダッシュする

チップ・アンド・チャージとは違うので念のため。

 

ただ共通するのは

前進する動きで位置を合わせ

小さいが完璧なフォームで打つということ。

小手先での調整ではないのだ

つまり

体当たり感覚。

 

いいラケット面とスウィング

それが身についていれば

feder1509bkimp

完璧打点でとらえるしかないのだから

捕らえさえすればOK

かなり成功率が高いはず。

 

動きであわせ、体当たり。

これさえ間違わなければ

どちらも、案外ハードルが低いのかもしれない。

こんど、レッスンでやってみよう。

 

そういえば昔

mac1509

あの人も

 

天才、ジョン・マッケンローだ。  テニス

 

 

 

カテゴリー: バックハンド, リターン | 投稿者松原コーチ 18:10 | 1件のコメント

フォアハンドリターン

いつも見ている

Tさんのブログ

面白い写真があったので

無断で拝借。

Tさん、そしてHさん、すいません。

hiratasan

たぶんフォアハンドのリターン

R社のエース級、Hコーチの大胆な1発のようだ。

そして

このリターンは、たぶん入っている。

素晴らしい対応で

腕の形と面を保っているからだ。

 

お尻が出て

軸が曲がっているように見えるが

ここだけ見るといい

hiratasan2

顔もまっすぐで、なかなか男前だし

ラケット面もばっちり決まっている。

 

飛びつきざまのリターンで

姿勢は前傾して、軸が傾いているが

左足を出すことで上体の回転を止めて

腕だけで打つことに成功している。

軸を垂直に保てないランニングショットでよくある形だ。

しかもお尻を突き出すことで

打球が上がってしまうのを防いでいる。

お尻のおかげで、上体の固め方もいい。

 

逆にお尻を突き出さないと上体が上がって

アウトしちゃうかもしれない。

 

Hさん、なかなかやる。

 

有名な選手でも

djok1509bk

こんな姿勢になったりする。

 

もちろん余裕のある時は

djok1509frsisei

姿勢も決めて

上体の回転も使う。

 

Jさんも、なかなかやる。

 

こんな風にかっこいいと

稼ぎも相当にいいのだろう。  テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド, リターン | 投稿者松原コーチ 19:25 | コメントは受け付けていません。

セイバーは難しい?

USオープンの男子シングルス決勝

超ハイテンポな打ち合いで

ジョコビッチが優勝した。

 

フェデラーのテニスがかなりテンポアップしたので

ジョコビッチも先手を取らざるを得なくなったようだ。

 

そのフェデラーの超ハイテンポ武器がセイバー

リターンをハーフボレーかと思うようなライジングで打ち込む。

 

このショットは

フェデラー以外にも

うまくいけば我々にもできるのか  ???

 

さて

セイバーの成立する条件だが

1、安定したバックハンドを持っていること

2、動きながらそれができること

 

つまり

打点の位置に動きながら入っていき

止まらずに前進しながら打てなくてはならない。

この

動きながら打つことにより

ボールへの位置取りが

完璧になるのだ。

 

ところで

もう一つ、重要な条件がある。

相手サーブの位置が予測できること。

 

そのためには

相手サーブが安定していなければならない。

 

このためには

相手サーブがセカンドで

しかも

一流のサーバーであることが条件になる。

 

チャンとバックに入れてくれないと困るのだ。

じゃないと、予想も何もあったもんじゃない。

 

 

さあ、あなたのバックハンド

技術は完璧としても

あなたの相手は ・・・  テニス

 

 

カテゴリー: バックハンド, リターン | 投稿者松原コーチ 22:13 | 1件のコメント