カテゴリー別アーカイブ: リターン

片手バックのリターン

アルマグロのリターン

1秒間に10枚の連写です。

ひまがないのでオープンスタンスのまま。

 

彼はウェスタングリップ

フォアバックとも同じ面で打ちます。

CIMG5314b55

インパクトの、約0.55秒前、まだ引き始めない

CIMG5316b35

0.35秒前、バックに引き始める。

グリップ持ち替えの時間は要らない。

打点の高さもわかっているので、ちょうどいい高さに引いていく。

CIMG5318b15

0.15秒前、一番大きく引いたところ。

上体は横向き、腰は30度くらい横向き。

その肩の線をわずかに前向き方向に戻し

ラケットを加速。

CIMG5319b05

0.05秒前

意識は完全に捕まえている。

時間がなかったのでかなりフラットに近い。

(上下に振る分の時間がない)

 

そして、インパクトを過ぎて

CIMG5320a05

0.05秒後

相変わらず、手首の角度、面の向きは保ったまま。

身体は、少しだけサイドライン方向へ動いている。

上体は少しだけ前向きに

下半身は少しだけ横向きに

ひねり戻す方向に動いている。

CIMG5321a15

0.15秒後

手首と面を保ち

CIMG5322a25

0.25秒後のフィニッシュ。

見事なリターンを目が追う。

 

ここまで来て

まだ、手首の角度を保っている。

当然、コントロールは狂わない。

 

フォア側へ決めに走るか?  ガッツポーズへ行くか?

 

フットワークは最低限の動きなので

オープンスタンス。

腕の振りは結構大きい。

そして、手首はぶれない。      テニス

 

 

 

カテゴリー: バックハンド, リターン | 投稿者松原コーチ 19:29 | コメントは受け付けていません。

片手バックの面も

片手バックの面も

相手に見せて、テイクバックする。

 

両手では

鋭い急加速のスウィングに負けないように

また、面を保つつもりでの

自然発生する硬いばねでの

鋭いしなりを生むためにも。

 

片手ではもともと急加速は無理

ゆったり大きなスウィングなので

ラケットヘッドを遅らせて

先を走らせようとしても

大したご利益がないのだろう。

 

だから

ラケット面を相手に見せるようにテイクバックする。

これは2年前にジャパンオープンで連写した

アルマグロのバックハンドリターン。

CIMG539010

振り子の後ろ側、上側へ

CIMG539604

回内しながら面が少し上向きになるように、引いていく

CIMG539703

これはリターンの緊急場面なので

それにしては大きなテイクバックだが

普段のストロークよりは小さめだ。

CIMG539802

振り子にしたがい

前腕を回外させながら振りおろしていく。

CIMG539901

面を垂直キープして振ってゆき

ほぼ垂直面のまま、インパクト

CIMG5400imp

その後、腕をひねらないで振り続けると

CIMG5401a1

ダウンザラインだと

面は少しずつ上を向いてゆく。

CIMG5402a2

そしてフィニッシュ。

手首の角度がほとんど変わらないことを

見て取れただろうか。   テニス

 

 

 

 

カテゴリー: バックハンド, リターン | 投稿者松原コーチ 15:36 | 1件のコメント

ブレーク2回も有りの生き方

サービスゲームを2回以上取られると負ける

という話を書いた。

ふと

そうじゃない人もいたことを思い出した。

 

今年も日本に来ていた、こんな怪人

nissinn-aga-nishi

アンドレ・アガシだ。

 

彼はコンスタントに

相手サーブゲームを1セットに2回くらい破っていた。

だから

時に自分が2回落としても平然と追い上げて

勝利をものにしていた。

相手サービスゲームが不利なように見えなかった。

 

最近の流行は

サービスキープを繰り返し

チャンスと見ると

セカンドサーブに対し

ベールライン内に入って行って

リターンをライジング気味に取って

一発攻勢をかける。

 

アガシは

相手の1stサーブでもベースライン辺りから

しっかりリターンして

かなり高い確率で

互角かそれ以上の打ち合いに持ち込んでいた。

彼のストローク力なら互角なら充分なのだ。

必ず最後は圧倒する。

 

彼のリターンの特徴は

面がぶれないこと。

フォアでも

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バックでも

agas1410bkimpc

面がぶれない。

 

これはテニス365ネットの技術解説ページ

アガシのリターンの動画と連続写真

インパクト後まで手首の角度を保っていることがわかる。

サーブのボールは重たいので

手首を緩めるとグニャっと面がぶれる

これをしっかり

インパクト後まで保つ意識で

サーブに負けないラケット面を作るのだ。

 

アガシのまねをすることで

リターンを得意ショットにすることができ。

試合に勝ちやすくなるのだ。  テニス

 

 

 

カテゴリー: リターン | 投稿者松原コーチ 14:54 | 1件のコメント

緩いセカンドサーブは

『櫻井』 さんより質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  松原様
いつも楽しく拝見いたしております。

早いサービスについてのご考察、その通りだと私のような初心者〜中級者でも感じます。
ところで、試合に出た際に最も悩むのが「ゆるいサービスのリターン」です。

相手の2ndサービスで、半端2ゆるく入ってきたサービスの方が帰って打ちづらく感じ、せっかくのチャンスをあまり活かせないケースが多く、自分自身もどかしく感じます。

一般愛好家のレベルというくくりで、相手の比較的緩い2ndサービスへの対処法をご教授願えませんでしょうか?

お忙しいところ恐縮ではありますが以上よろしくお願いいたします。

櫻井 より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

緩いサーブとは

絶対にサービスライン内に落ちるボールですから

浅いショットです。

浅いチャンスボールかな?

 

要は、短い距離に打てるかどうかが問われているわけです。

 

短く打つショットでやっちゃいけないのがこれ

shara1505skr

左肩の上に振り切ること。

こうすれば間違いなく深く飛ぶ。

 

じゃあどこへというと

トップスピンで振り切るならここ

1505itohfrok

トップスピンは

フィニッシュ位置やスウィング軌道で深さを調整する。

 

フラット性の人は

振り切ったらまずダメ

強く打ってもいいから

この辺でやめる (つもりで) 。

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もう少し前へ出して終わるのだが

手首の角度をキープしたまま

ここで終わるつもりでブレーキをかけるといい。

振り自体はしっかり打っていい。

 

特に低めにフィニッシュを取れれば

短く打つことはそんなに難しくない。

 

 

もう一つの方法はスライス

Nishikori of Japan returns a shot to Ferrer of Spain during their match at the U.S. Open tennis tournament at Flushing Meadows in New York

それも当たった後

フラットのフォア以上に、しっかり止めること。

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持ち球と趣味で

打ち方を選択してみてください。 テニス

 

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド, リターン | 投稿者松原コーチ 21:08 | 2件のコメント

速いサーブは返しやすい

GW大渋滞の中

松原テニスクラブ印西のイベントに合わせ車で行ってきた。

空いていれば1時間半

普通で2時間くらいだし

連休初日じゃないしと、ちょっとなめていたら

4時間近くのドライブ。

特にマニュアルミッション

登り坂での渋滞は辛い。

途中から後半での観戦予定の試合はすでに終了

その後に予定していた

会員さんたちとのプレーのみになってしまった。

 

さて、会員さんとのダブルスでふと気づいたこと。

相手は左利き強烈サーバーのH家息子。

返球できるかと思ったが

力負けしないよう、こちらも振り抜いていったら

意外にリターンが安定して返る。

 

試合中は、自分にはやはり才能があるのだと納得していたのだが

終わってからふと気づいた。

それは

強烈サーブボールがラケットに食い込み

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高ささえ、ピッタリ合って

スウィングにしっかりはまれば

もちろんタイミングも合えばだが

リターンボールが

スウィング方向に正確に飛んで行っているという事。

 

つまり

速いサーブの方が正確に返せる

正しくは

早いサーブに対しこちらも強く打った方が安全だという事

つまり、結果として

リターンをぶち抜けるという事。

 

これが緩いサーブだと

接触時間が

いや、接触距離が短くなって

面の精度がかなり必要になり

こうはいかない。

 

振りぬいたリターンをするには

速いサーブの方が成功しやすいのだ。

もちろん

高さの読みは必要だし、タイミングも合うためには

松原さん程度の才能は必要。

 

そしてもう一つ

自分の才能で返っていると思い込んだ

松原さん級の心模様も重要な要素なのだ。

 

今日の結論

速いサーブを無事に返すには

こちらからも、積極的に打っていくのがいい。  テニス

 

 

 

カテゴリー: リターン, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 18:02 | 1件のコメント

シングルス、リターンの覚悟

リターンでどんな球質を選ぶのか?

どこへ打つのか?

については

その人のレベルにより違ってくる。

 

初級レベルなら

とにかく返すこと

ファーストサーブは

このレベルでも強力なことがあるので

とにかくブロック

nishi1504bs

いったん返ってしまえば

次のエラーのチャンスを相手にあげたことになる。

ババ抜きで

次の人が手持ちのババをもっていってくれたようなもの

とりあえず、安全地帯に入れるというわけ。

 

中級レベルなら

相手サーブも少しは強力になってくるので

そしてあまりに甘いリターンだとちょこんと決められるかも。

だから

できれば深く、責められないようなボール

スライスでの返球も有効な手段になる。

nisikorifsu1504

上級者や特にプロになると

甘いボールはしっかりひっぱたかれる。

だから

当てただけとか

とりあえずスライスで、というのは

確かにリターンそのものでは

失点しないものの

次の打ち合いを不利にして

結局失点してしまう確率が増えるのだ。

 

じゃあどうするのかというと

安全に攻撃すること。

攻撃は最大の防御なのだ。

1504nisifimp

といっても、相手サーブが強力な場合

こちらの体勢も面もぶれやすいので

そこは安全策

対角線の長さと

ネットの低さを利し

クロスにしっかりヒットする。

nisikoribkf1504

これがしっかり決まれば

一手、有利にラリーが始められるし

やや甘いコースでも互角に戻せる。

もちろんこのリターンをエラーすれば

ポイントは即、相手に行くのだが

たまにはエラーするにしても

常に先手を取られて

確実にキープされるよりはよほどましなのだ。

 

この考え方で

1セットに

相手サーブの5ゲーム中、2ゲームをブレーク

自分サーブの5ゲーム中、4ゲームをキープすれば

6-4 で勝ちになる。

 

もちろん、3ゲーム以下しかキープできない見込みなら

相手を3回以上

つまり過半数ブレークしなければ勝てないわけで

そうなると

リターンゲームの考え方は

中級以下の話になってしまう。

とりあえずやってみて

どさくさを何とかものにするのだ。

 

あなたのリターンゲームは

上級?

それとも、中級以下?   テニス

 

 

 

カテゴリー: シングルス, リターン | 投稿者松原コーチ 20:48 | コメントは受け付けていません。

デュースサイドのバックリターン

『通りすがり』 さんからリターンの質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  ・いつも楽しく拝見しております。
先日はダブルスのコミュニケーションにつき、御教示頂き 誠にありがとうございました。

・ダブルスを想定した「デュースサイドでのバックハンドリターン」について、悩んでおります。
(長文にて恐縮ですが)以下を前提に、アドバイスを頂けたら幸いです。

○ベテラン男子ダブルス(40才以上)を想定
○「フォアハンドリターン」は ある程度の強打が可能であり、(パートナーによるポーチを含めて)一つの得点源
○現状の「バックハンドリターン」は、ロブ&(スライスでの)ディンクショットが主体

・これまでも試行錯誤してきましたが、技術的には、フォアハンドのグリップがかなり厚いため、フォア→バック、バック→フォアの握り替えがともにうまくいかず、ポーチに合うリスクを抱えつつ、現在のバックのリターンは「スライス系リタ-ン」に頼っています。

・最近では、バックのリターンが気になるあまり、得意のフォアにエラーが増えている印象です。

・試合のステージが上がるにつれて(県大会QF、F等)、やはり「バックハンドでのドライブ系のリターンを習得する必要」があるでしょうか?
それとも「現在のスライス系の精度」を高めるべきでしょうか?

通りすがり より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

ダブルスのリターンで、相手サーブが早いと

フォアバックともにフルスウィングするのは大変。

スウィング自体は問題ないのですが

テイクバックが間に合わない可能性がある。

 

フォアを主体にぶんなぐるとすると

バックが引き遅れる。

バックでたたこうとすると、フォアがちょっとといった具合。

 

一つの解決法は

というか誰でもやっておかなくてはいけないのですが

フォアで打つ場合とバックで打つ場合

それぞれが最短時間で完了できるよう

練習しておくこと。

 

そういえば若いころ

どっちもフルスウィングで困らなかった頃

しょっちゅう、リターンの素振りをしていました。

 

それでもどちらかに問題がある時は?

 

質問の雰囲気からしてバックハンドは片手打ちですね。

両手であれば

左手は持ち変える必要もなく

ぱっと引いて最短時間でヒットできるはず。

一番困らない組み合わせです。

 

フォアが得意で、片手バックの人がデュースサイドを守るとすると

まずフォアハンド命

これは捨てちゃダメ

できる限りこれで勝負する。

 

次にバック

あなたが16才だったら

片手バックでのトップスピンリターンです。

テイクバックを小さめにして

打点を遅らせないように

できればライジングヒットエンドラン。

次のショットをボレーか強烈フォアハンドでぶったたきます。

 

20代を大きく超えているようなら

(超えてますよね)

手持ちの武器のリニューアルで対処です。

もし、基本的にトップスピンが打てるのなら

持ち替えの素振りトレーニングだけでも改善できます。

フォアのグリップで待ち

バックに持ち替えながら、テイクバック、そしてヒット

ちゃんと素振りで練習しておけば

これは、16才の選択と同じでも大丈夫かも。

持ち替え量が多いので難しいと思う人がいるが

これは誤解

30度の持ち替えも90度も

同じ1回の持ち替え

HeninBStb1410

エナンのようにほぼ180度の握り替えをする人もいる。

 

しかし、もし普通のストロークで片手トップスピンが打てないなら

たぶん今からでは無理。

その場合

選択その1は、スライスを磨く。

fede1410bs

早いテンポで取る、スピードもアップ

リターンダッシュも練習しておく。

リターンダッシュはポーチされない方法の一つ。

ポーチを検知したらストレートに打つ。

トップスピンでは無理だがスライスなら練習しておけば十分可能。

そして、ロブを混ぜる。

強烈サーブなら、迷わずロブ。

 

選択その2は、両手で打つ。

面を作って体当たり

TENNIS/BRISBANE INTERNATIONAL 2010

小さなテイクバック、小さなフィニッシュ

その間垂直面を保つ。

リターンだけ両手でもいい。

これは奇想天外、そんなこと今から

と思うかもしれないが

そんなにハードルは高くない。

2か月くらい練習すればできるようになります。

なんせ両手は構えるのが間に合う、楽。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: バックハンド, リターン | 投稿者松原コーチ 18:23 | 1件のコメント

片手バックのスウィング

片手バックのスウィングについて

『でぃーすけ』 さんからフォローしてもらいました。

ありがとうございます。

私以上にはっきりした言い方で

わかりやすかったので

とりあえず、以下にコメントを全文コピーさせていただきました。

 

カラオケ   感覚は人によりますからね~、片手バックは肩辺りに面を上向きに引いて、垂直を出してヒッパタク感じがありますね

フォアの真っ直ぐ横引き(フェレールのフォア)の様な引き方だとパンチは出にくくなりますね

大振りするのと、シッカリ準備して打ちに行くのは別次元の話し、シッカリ準備して打てないならコンパクトに引いてパンチを捨てダメージを最小限に止めるコントロールをすることになりますね

その必要な準備を少ない時間でもチャント出来るのがプロや上級者の証!ですね

準備の出来ない人はパンチの効かないヘッポコボールで繋いで、凌いで、凌いで、、、勝利へ、、、僕だったりして、、、

コーチの言われてる事は正しいです
最低限必要な準備が出来ないのは下手くそだから、、、もっと早く相手のコースを先読みして、正しい落下点に1/1000秒でも早く入り正しく軸足を決め て、予想通りの打点にラケットをスパーン!ってね、、、さらに相手の嫌なコースや球種、深さ、、、打法をある程度覚えてくると、フットワークや相手との掛 け引き、、、正しいフットワークとリズムが無ければ、正しいフォームでは打てない、、、ですね~

でぃーすけ より

 

 

 

水瓶座   私の追加話。

「片手バックは肩辺りに面を上向きに引いて、垂直を出してヒッパタク感じ」

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その通りですね

少し上向きの面で構え

面を起こすように振り出して、あとは面を垂直に保ち

feder1410bkimp

この構えを間に合わせる。

 

「最低限必要な準備が出来ないのは下手くそだから」

先日もお話ししたように

初級者、中級者に多いのは

振り遅れではなく構え遅れ、引き遅れ。

 

もちろん

「正しいフットワークとリズムが無ければ、正しいフォームでは打てない」

のですが ・・・

 

「正しい落下点に1/1000秒でも早く入り正しく軸足を決め て

予想通りの打点にラケットをスパーン!」

気持ちとしては全くその通り

で、ちょっと付け足すと

身体の動きがありますので

それを見越した位置にタイミングも併せて1/1000秒単位で正確に入り

打点に入っていきながら、スパーン、でしょうか。

 

「必要な準備を少ない時間でもチャント出来るのがプロや上級者」

まったくその通りですので

ボールに追いつく前に

構えを完了できるように頑張りましょう。

 

そうすれば、大きな構えだからという理由での振り遅れはしません。

大きな振りでもタイミングを合わすには

いつも言う話

ボールを想像して

ジャストミートで素振りしましょう。

ボールの軌道をちゃんと想像できるなら

まったく問題ありません。    テニス

 

追伸

構えの間に合わない時、例えばリターンなどで

「コンパクトに引いてパンチを捨て、ダメージを最小限に止めるコントロールをする」

こともありますね。

今、入ってきた 『レフティスタイル』 さんのコメント

ストロークとリターン別物話の解説はここにあるようですね。

 

でも

片手バックの得意なプロは

リターンでフルスウィングする場合もけっこうあります。

サーブが早くても、プロのように安定していれば

そしてバックに来るとわかれば、狙い撃ちです。   テニス

 

 

 

 

カテゴリー: バックハンド, リターン | 投稿者松原コーチ 16:34 | コメントは受け付けていません。

低く短いサーブのリターン

フランカー』 さんからリターンの質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  リターンについて教えて下さい。
ここ最近、私の対戦相手は中高年の方が多くて、厚めのグリップから曲がりは小さいスライスサービスを多用してきます。
スピードはないけれど、跳ねない嫌らしいサービスです。
叩くと、ロングアウトしてしまいます。

これを上手くガツンと返すにはどういうスイングをすればいいか教えて下さい。
サイドスピンでナダル打ちが安全策でしょうか?

フランカーより

 

 

 

水瓶座  私の答えです

 

低くて短く入るサーブ

たいていの人には一番叩きにくいサーブでしょうね。

しかもサーブを打つほうはとても簡単。

私が以前、「フローターサーブ」といって、紹介したサーブですね。

 

強く打つためには

おっしゃるとおり

「サイドスピンでナダル打ち」 というのはひとつの回答です。

 

もう1つは、低い位置でのワイパースウィング。

フルスウィングしちゃいます。

これが一番強烈。

しっかり下向きのテイクバックから

アウトサイドインのスウィングで

手の位置低め

腰の高さくらいを中心とした低いワイパーで捉える

そして低目への強いフィニッシュ。

なかなか、いい絵がないのですが

これが一番近いイメージ

ナダル打ちじゃないナダルです。

365ネットの連続写真へのリンクを張っておきます。

ただし

上の二つの回答はヘビートップスピナーが大前提。

「フラットだとちょっと怖いので、スピンがかかるといいな」

なんて思っている人には無理。

「スピンの掛かりやすいラケットやストリングはどれかな」

なんていっている人にも無理。

ベースがトップスピンで打てる人が大前提。

どんなラケットでも、ストリングでもスピンはかかっちゃう。

男子プロは全てこうゆう人。

常にすごいトップスピンを打ち

余裕がある場合に回転を減らす。 減らさない人も多い。

 

そしてその人たちに短く打たすアドバイスが

アウトサイドイン

さらに、低い位置へのフィニッシュなのだ。

 

実は先日の印西、チーム戦春の陣で

優勝チームの男たち、3人にした体験プライベートレッスンもこれ。

彼ら3人とも基本的にトップスピンは打てている。

ソレをウルトラ短いところからでも

しかもフルスウィングで打つというレッスンだったのだ。

 

だから、彼ら3人には今後、フローターサーブは通じない、ハズ。

いや、一人、ナンバーワンのU村さん

彼はサウスポーだったので

スライス気味に、バックに滑らせてやれば少しは効くかも。

 

さて、じゃあそのバックはどうしたら?

ソレは次回にまた。

 

そうそう、フラット性のフォアがベースで

私が無理と言った人はどうする?

 

スライスライジングのアプローチが効果的。

足元に打ち込んで

  (相手のポジションによらず足元)

サーバーより先に前に

次を必殺のボレーでかたづける。

 

サーバーよりもパートナーよりも早く前に出たからといって

テニスではオフサイドにはならない。

これが大多数の人に対する、現実的な答えカモ。  テニス

 

カテゴリー: フォアハンド, リターン | 投稿者松原コーチ 18:18 | 3件のコメント