カテゴリー別アーカイブ: 練習法

小4のころは

『hiyopapa』 さんからの質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ   松原先生、こんにちは。
今日は私にも長男にも当てはまることの質問です。

ご存知のように長男は普段、私と練習しています。
私は長男のフットワークや反応を効率良く上げようとそれなりのスピード(非公式試合に出ている初中級の子くらい)の球を打っています。
そして長男は同程度かやや遅めの球を返してきます。

結果、長男はスクールの緩く跳ねない球だとタイミングが合わない、かつゆっくりなので油断して引き遅れ振り遅れになり、私はたまに行くスクールでコーチとラリーすると引きはともかく振り出しのタイミングが合わず(と言うか分からず)振り遅れることが多いです。

まず第一に、これはもう球数をこなして慣れるしか無いと思うのですが、何か短時間で慣れるようなポイントなどありませんでしょうか?
また、長男に対してはスクールレベルにスピードとスピン量を落として打つべきでしょうか?

よろしくお願い致します。

hiyopapa より

 

 

 

水瓶座   私の答えです。

「これはもう、球数をこなして慣れるしか無い」

そう、そうすべき問題です。

 

とにかくテニスになれることが重要なので

いっぱいいろんなことをやるべきです。

 

息子さんに関して言えば

今はフォームがどうこう言うべきタイミングでもありません。

楽しくのめりこんで、たくさんプレーし

神経系を鍛える、最後の時期なのです。

(神経系が盛大に発達するのは10歳くらいまで)

 

テイクバックで面が上向きでも構わない

フォームが少しくらいおかしくても構わない。

棒を振る感覚

面を感じること

こうゆうことが大切です。

プロのまねをして

とんでもないことをしてもいいと思います。

 

もっとパワーが付いてくると

ちゃんとアウトするようになる。

そうしたら、テイクバックを直せばいい。

さらに上達すると

姿勢の大切さが身に染みてくる。

nisiidrops1501

今はストロークもボレーもジャンピングスマッシュも

トップスピンもアンダースピンもやるべきです。

又抜きも、背面打ちも。

いろんなことをやって神経を発達させ

対応力を磨かなければならないのです。

こっちもいろんな球種を打てばいい。

 

基本的に教えるべきではないし

失礼ながら

『hiyopapa』 さんにその能力はないと思います。

へたにフォームを教えれば教えるほど

下手になり、テニスを嫌いになると思います。

テニスで一番大切なのはフォームじゃありません。

1501nisikori

やるべきは

テニスの楽しさを伝えること

相手をしてあげることくらい

教えることではないと思います。

いっぱい打って

いっぱい試合をし、笑えばいいと思います。

 

だから、すいません

(お子さんに関しては、あまり教えてほしくないので)

あまり細かいことは聞かないでください。

聞かれれば私の性分で答えちゃうけど

それは役に立たない可能性の方が大きいのです。

 

そうそう、短時間にやれること

イメージトレーニングです

「他の人が打っているときに心の中で一緒にプレーすること」 ですね。

1501aerokei

息子さんなら、錦織になりきることです。  テニス

 

 

 

カテゴリー: ジュニア, 年寄りのひとりごと, 技術全般, 練習法 | 投稿者松原コーチ 20:30 | コメントは受け付けていません。

試合で緊張する

『れねしす』 さんからの質問

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  試合に関する質問です。
娘がスロースターター過ぎるんです。ただ、緊張しているだけかもしれませんが・・・。
3試合目、4試合目でやっといつもどおりもプレーになります。
序盤の試合では、「普段はトップスピン中心なのに、回転も少なく、スピードもない球出しのようなボールを打つ」、「やたらと角度のついたショットを打つ (但し、アウト多し)」、「サーブでは頭のかなり後方に上がったトスを打ってダブルフォールト連発」、「余裕があってもラケットとがぎりぎり届くところま でしか走らなくなくなったり、あきらめるのが早い」、「やたらとバックハンドに回り込み(ちなみに今はフォアが得意ですが、昔はバックハンドが得意)、 オープンスペースが広くなりきめられてしまう」など、疲れた場合や調子が悪いときに現れる症状がでます。 いつもの調子でないことを気付けばなんとかなる かと、先日の試合では、上記のようなショットがでていないかのチェック表を作って試合に持ち込んだのですが、症状がでていても、「そうだった?」の一言。 気づいていないようです。
次の試合は、5Rからなので、最初からきつい試合が予想されます。
試合に備えイメージトレーニングなどをさせるなどはしてるのですが、改善につながりません。
漠然としすぎですけど、なんか方法はありませんか?
いつも長文で申し訳ありません。

れねしす より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

多分、緊張して、しかも硬くなっているのでしょうね

 

だから、無意識に危険なことは避け

安心なことをするのでしょうね。

 

現在、得意な、フォアハンドよりバックハンドの方が安全?

それは

いいショットを打てるフォアよりも

面の安定したバックなんでしょうね。

それは

見ている方からすれば得意な

どこかでは落ちるはずのトップスピンよりも

フラットっぽい、球出しボールの方が安心

という事にも出ているようです。

 

トスが後ろに上がるのは

指が緊張で、硬くなっているからで

症状がでていても、「そうだった?」 は

あがっていて、ここはどこ? 私は ・・・

という事でしょう。

 

硬くなるのは

神経がデリケートで性格がまじめな証拠

まるで私の若いころのようです。

 

さて、こうゆう子への

いや、親やコーチへの助言ですが

1、 きちっとした、やさしいテニスを教えてあげること。

「ミスしてもいいから深く打て」 なんて

口が裂けても言わない。

もう一つは

2、「テニスで負けたからって、君のことを嫌いにならないよ」

と言ってあげること。

3、試合にたくさん出て、練習試合たくさんして、試合慣れする。

 

2番は松原さんの得意分野ではないので

1番に集中します。

 

まずはフォアハンド

トップスピンだろうがフラットだろうが

ただ振り切るのではなく

振り切らなくても、ゆっくりスウィングでも

コントロールできるフォアにする。

トップスピンだから入るのではなく

基本は、正確に1点を狙えるフォアにするのです。

具体的には

手首を固定し、テイクバックの面を決め

フィニッシュの位置、姿勢も固める。

そしてなるべくステップしながら、動きながら打つ。

 

サーブは

身体を使いすぎないよう

特に

トスを上げるときに動かない方がいいですね。

 

とにかく自信があれば、ビビりません。

ミスが怖いのです。

ミスるわけがないショットならいいのです。

 

私も硬くなりビビるタイプなのでよくわかります

ちょっと思い出話になりますが

私の学生時代、一番強かった頃です

薄いグリップ、フラット性の

フォア系は徹底的にビビりぬいていました。

スマッシュとバックボレー、セカンドサーブは

そんな中でもビビらずに打ち抜いていました。

ミスるわけがないと思っていたからです。

今の私

スマッシュはビビってもフォアハンドはビビりません。

ミスるわけがないと思っているからです。

 

試合でビビりたくなければ

安心して打てるショットを身に着けるしかありません

そしてそれは

真剣にやるテニスなら

練習で安心できる精度ではとてもとても駄目なのです。

ミスるわけがないという精度です。

(真剣て字、わかります?  ミスったら死ぬんですよ)

 

ここまで書いたら私も

ちょっと年頭に当たり

ときめいてきましたので、ネット上で宣言します。

あのころのスマッシュに戻りたいので

またスマッシュ練習をしようかと思っています。

 

「春までに強力スマッシャーとして復活します」

やり方は分かっているのです。

 

すいません、ちょっと横道にそれました。

 

ところで、5Rまでには間に合いそうもありませんね。

硬くなっちゃうお嬢さんですが

技術的な問題をクリアーし自信がつけば

飛躍的に勝てるようになります。

とりあえず

「試合で緊張する」 でいいんです。

そう言ってあげるだけでも効果ありますよ。

 

少しくらいエラーしても気にしないような性格では

逆に将来、大きくはなれないと思います。   テニス

 

 

カテゴリー: ジュニア, 年寄りのひとりごと, 練習法, 試合 | 投稿者松原コーチ 19:05 | 1件のコメント

初心者のテイクバック

『hiyopapa』 さんから、フォアハンドの質問です。

(たぶんフォアでしょう、バックでも同じ答えですが)

以下がそのコメントの質問部分です。

 

カラオケ   小学校四年の長男は27インチのラケットを使用しております。
スクール入校に当たりスペックを変えていろいろ試打させ、最終的に本人が一番良かったと言うトップヘビーで280gほどのラケットです。
これが張り上げで格安処分で販売されていたもの、なんですが、どうにも球出しならば深い球が打てるのに、ラリーになるとサービスライン程度の浅い球になります。
単にフットワークが出来ていないだけ・・・と思うのですが、これを道具でフォローすべきか、まだ始めて4ヶ月、ラケットを変えて1ヶ月ならばフットワークを磨くことが先、かと悩んでおります。

いっそ例の鎌ヶ谷に連れて行ってみようか・・・とも考えております。

またも非常に長い質問で申し訳ありません、よろしくお願い致します。

hiyopapa より

 

 

 

水瓶座   私の答えです。

ラリーだと引き遅れ、振り遅れ

ということではないでしょうか。

その結果食い込まれて、打球が短くなる。

 

球出しで打つというのは

わざわざ、スピードボールを出さなければ

史上最速のボール

もちろん遅い方の。

 

それをバウンドに合わせてテイクバックを開始し

しっかり振ると

1、2、の3で見事に飛びます。

 

ラリーだと

これだと、間違いなく引き遅れる。

大人の男性だと

腕力で、急いで引いて、何とかする。

そんなことを繰り返すうちに

引くタイミングがわかってくるので

徐々にテイクバックも最適化していく。

 

しかし、女子供はそうはいかない

引き始めが遅れれば

即、引き遅れ、もちろん振り遅れ。

 

じゃあ、教え方

相手打球がサービスラインを超えるころ

テイクバックを開始させ

半分くらい引き終わったころにバウンド。

 

これをボールをイメージして素振り

しかる後、球出しでもやらせる

それからラリー。

Kei Nishikori

 

 

ラケットは関係ないと思います。

ちゃんと間に合えば

ラリーの方が、反発で飛びがむしろいいはず

 

「いっそ例の鎌ヶ谷」 もありですが

印西でのプライベートレッスンでもよろしければどうぞ。

 

でも

質問の変身までにかかった時間

その間の本人の適当な工夫で

すでに解決済みで手遅れ鴨。   テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 練習法 | 投稿者松原コーチ 23:48 | 2件のコメント

サーブアンドボレー

大学の秋合宿第3日

午後雨の予報がうまく外れて

一日中練習することができた。

 

今日はサーブからポイントを取る練習

ダブルスの場合は原則サーブアンドボレーだ。

うちの大学チームに限らず

たいていの人たちが

スプリットステップを前にしすぎて次を動けなくしている。

サーブが速ければ

レシーブするころに、サービスラインまで前進できるわけがない。

その半分くらいが普通

だからそこで一度止まる。

そしてそこからボールが飛んでいる間に

前進し、動きの中で

ボールとの距離を最適にしながらボレーする。

止まってボレーしていては

ポジションも打ちやすさの面でも損する。

sugunimae1409

それで思い出したのが、自分が学生だったころ。

シングルスのサーブアンドボレーはうまいのに

ダブルスでは下手。

 

実はシングルスでは

つなぎのボレーをしていては勝てないので

動きながら、つめながらファーストボレーをして

最初からエース狙いだったのだ。

takao1409tv

ダブルスでは

ちゃんとサービスラインのところで止まって

つなぎのボレー

これがぎこちない。

足が止まって打つので腕前勝負になってしまう。

そしてついエラーが出る。

 

シングルスだと動きながらのボレーなので

エラーしない上にエースになる。

 

最近の自分のダブルスは

サーブ後がステイバック

ストローク命なので

サーブアンドボレーは頻度が非常に少ない。

しかし

やるときはシングルスのように動きながらボレーするので

自分では昔よりはるかにうまいと思っていいる。

 

そんなことを見本でやり、説明し

納得してもらえたと思うのだが

うまく伝わっているだろうか?

 

最終的には自分の中で納得し

ちゃんとしたイメージを持って

癖になるまで練習するしかない。

 

後輩たちのイメージが来年の雪解けまで続くことを願っている。

 

かなり手ごたえを感じた今日の練習だった。  テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス, シングルス, ダブルス, ボレー, 練習法 | 投稿者松原コーチ 18:38 | 1件のコメント

スクールのご利益

しばらく空きましたが

『レフティスタイル』 さんからいよいよ

たぶん? 最後の質問です。

以下がそのコメントの10個目部分です。

 

カラオケ   10つめの質問「テニススクールの効用等」これが今回最後の質問です。
先日、サークルの後輩Tと話をしました。後輩とは言っても私よりはかなり上級者。
やはり後輩Oの試合を見ながらの会話。

T:Oさん、スピードのあるラリーの時は、いい感じで打ってますが、感覚的に打ってますよね。やっぱり、きちっとスクール行って、球出しで練習をし ている人は分かります。足の運び、ちゃんと自分の打点、タイミングで打ってます。特にガシャる(ふかす)ことが少ないですよね。
私;そんなに違う?私は?
T:レフティさんもOさん寄りですが(遠慮がちに)Oさんよりはタッチが良いので・・・。
私:どうしたらいいかな?私の場合、スクールに行く暇とお金もないんだけど。
T:壁打ちでもいいと思います。ゆっくりしたペースで壁の同じ箇所にボールを当ててラリーを続ける。しないよりずっといいと思います。ただ、ボールの落下点が分からない事が難点ですが。

上記のことで、テニススクールの効用・壁打ちについて話せと言っても無理と言われるかもしれません。でも、少なからずショックもあり、このことは今後も質問をさせていだくと思いますが、取り敢えずですが、松原コーチにコメントをいただければと思います。

収拾がついてませんが、どうか、よろしくお願いします。

レフティスタイル より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

テニススクールの何がいいかというと

一応教えてくれること

欠点がある場合、指摘してくれる。

そのためのドリルをしてくれる。

チェックしてくれるコーチがいるので

とんでもないフォームにならなくて済む。

 

まともなスムーズなフォームの方が

うまそうに見える以外に

身体を痛めにくいというご利益もある。

 

将来的には

新しい武器を教えてくれる。

 

まあ現実には

石器時代の技術を教えてるスクールもあるので

スクールへ行ったがために

古臭いテニスになることもありますが ・・・

そして、身体を痛めることも ・・・

 

欠点としては

自己流の人に比べ

自分で考えなくなるかもしれない。

勝負より、打ち方やフォームにこだわり気味になる

かもしれない。

 

他の人から見て

スクールに通った人は

ある程度、まとまったフォームになっていくので

それと分かるのでしょうね。

monfi1408

「スクールにもご利益はあると思いますよ。」

と、松原テニススクールの校長は言っています。

 

さて、壁打ちですが

壁打ちのうまさとテニスのうまさには

それなりの相関関係があって

特に初級者のうちは

壁打ちがうまくなれば

ラケットの振り方長さに慣れ

ボールあしらいやテニスのうまさにつながると思います。

 

中級者以上になっても

ウォームアップにはいいでしょう。

それと

特定の苦手ショットの克服練習にはいいと思います。

 

ただ漫然とやっていたり

ハードヒットばかりしていると

テニスコートで使うのと違う技術になってしまうかもしれません。

 

「あなたの壁打ちボール、ベースライン内に収まりますか?」  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: 年寄りのひとりごと, 技術全般, 練習法 | 投稿者松原コーチ 15:09 | 2件のコメント

ショートラリーのやり方

『butchcoon』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの詳細です。

 

カラオケ  たびたび先生すみません、もうひとつ質問なのですがわたしのサークルでも(おそらくほかの皆 様のサークルなどでもでしょうが)練習開始時は最初ショートラリー(ミニテニスともいうのでしょうか)から始まります。ある程度の時間行なった後通常の距 離のラリー、およびボレー練習といった流れです。ショートラリーのときの打ち方とロングのときの打ち方にあまり差異が無いようにというようなことを指導さ れたりとかするのですが実際はやはり違う感覚で打ってしまいます。実際のゲームのなかでショートでの練習のような局面になることがあまり無いように感じる ことと、プロの練習風景にショートを取り入れているような動画などがまったく無いということもないですがかなり少ないことから、つねづね疑問に思っている ところです。先生はショートラリーの必要性、またはショートラリーを行なうにしてもどのような意識で取り組めばよいというお考えでしょうか?ご指導のほう よろしくお願いいたします。

butchcoon より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

まず、プロの話ですが

練習を始めるときはたいていショートラリーからです。

薄いグリップで軽く打ち

だんだん離れながら

厚めのストロークのグリップになったりします。

その辺は日本の選手の方が

最初からまじめにストロークのグリップだったりしていますね。

 

身体が温まっていない状態では

当然、軽い強度から始めるべきで

ショートテニスは必然だと思います。

ベースラインからのフルスウィングで

始めるわけはないのです。

 

動画サイトにないのは

ショートラリーを見ても面白くないからでは?

 

逆に、軽く打っている公開練習の動画を見て

フォームをうんぬんする人もいますが

試合とは状況が違い、スピードも遅く

見ても、あまり役には立たないかもしれませんね。

 

コーチの指導で

「ショートと普通のラリーで打ち方にあまり差異がないように」

という部分

ここですね、問題点は。

 

同じ打ち方だったら

同じように飛ぶわけで

本来、違わなければいけないはず。

どっかを変えているはずで

どっかがどこか?

そのどっかを間違わなければいいのです。

 

私はそのどっか

スウィング方向やフィニッシュの位置だと思います。

ここはフォアハンドの例ですが

短く打つのだから

アウトサイドインで

左下に引っ張り込み

1408gcnisikori

低いフィニッシュを取る。

1408nisikori finis

まあ、ゆるく打つ場合

途中失速して打球は短くなりますから

その分は変えなくてもいいのですが。

 

しかし実際の現場で見かけるのは

ショートで短くするために

面をかぶせること。

 

私が耳にタコができるほど言っている

「面をかぶせない打ち方」

これを崩しているのです。

 

なのに、何で大丈夫?

1本目じゃない

何本も、同じことをえんえんと繰り返すからです。

 

その後、ベースラインからラリーして

さらに後

試合の時にチャンスボールが来て気が付く。

「今日は、たまたま、かぶせ具合がうまくいかなかった」

そして明日も ・・・

 

(試合中にショートと同じ状況はここで出てくるのです)

 

ショートラリーで早いテンポで打ち合うと

テイクバックが大変

ラケット面を後ろに向けたりする暇がない場合が多いのです。

monfi1408

だから脇を締め

面を上に向けて外旋して引く方が早い

振り出す時に内旋してかぶせる。

自然にそうなっていきます。

 

だから、ショートラリーはやるべきだが

長くはやらないこと

ゆっくりやって、少し温まったら

どんどん下がる。

 

人間は最適化がうまい

特に男の子はそう。

だからショートラリーを長くやると

ショートラリーの練習をうまくこなす最適化に進みます。

それがさっきの引き方なのです。

 

ほかにもこんなこと、たくさんあるかもしれません。

練習をうまくこなすためのやり方ではなく

テニスが勝てるようになるための

練習でなくてはいけませんよね。

 

コーチとしても心しなくては。  テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 練習法 | 投稿者松原コーチ 20:52 | 1件のコメント

スライスの種類、上達

『レフティスタイル』 さんからの9つ目の質問

以下がコメントのその部分です。

カラオケ  9つめ、スライスの種類について
先日、少年マガジンに連載中のベイビーステップという漫画を読んでいたら、主人公の対戦相手が
色々な回転や速さのスライスを打って来て、読みにくいという場面がありました。
とても、真似はできないけど、普通のスライスに加え、回転ばかりでバウンドしてから伸びない球、高回転で浮き上がってくる球なんかが身につけられるといいなと思うのですが、練習次第では何とかなるでしょうか?もし方法があるようなら、ご解説いただければと思います。

レフティスタイル より

水瓶座  私の答えです。

スライスはとても便利なショットです。

ギリギリの追いつきシーンでも使える。

cli1408fs

『レフティスタイル』 さんからはもう一つ

2,3日前に質問いただいたスライスの質問もありました

今日は、その答えもかねてお話しします。

まず、1つ目

「色々な回転や速さのスライスを打って来て、読みにくい」

という場面ですが

実際のテニスでは

同じように、ベースラインに飛んでくるショット同士なら

あそこまでは考えにくいですね。

実際、死んで止まると思ったのに

ちょっと勢いがあって、滑ってくる

「しまった」 というシーン

私のように動きが鈍くなってくるとたまにありますが。

プロが素人相手になら別ですが

同レベル同士なら

相手のラケットワークを見れば大体見当が付きます。

とはいっても

スライスはそれほど大きなアクションが必要ではないので

アニメほどではないにせよ、だまされることはあります

実際にごまかされやすいのは

伸びて深く来る、滑るスライスと

ドロップショットのコンビネーション。

伸びるボール、すべるボールは

やや厚めに当てて、スピードを出す。

それとドロップショットでプロがやる

振り抜いたのに落ちて止まってしまうような

  (振り抜くと言っても、打球方向にラケットヘッドが向く程度だが)

猛烈回転量の多いスライスの対比。

フェデラーのはすごいですよね。

1408fedss

スライスはタッチ感覚が重要なので

打って覚えるしかないかもしれません。

トップスピンのように

面を固めてこすりあげれば、というわけにはいかないのです。

その代り、イッパイやればだれでもそれなりのレベルにはいきます。

そのための練習法ですが

まずはスライスのショートラりー

これでサービスボックスのどこにでもコントロールできるようにする。

次はボレー相手にベースラインからラリーしたらどうでしょうか。

強めのつき玉

足元に殺して入れる、等々。

1408clibks

技術的には

1、 手首は固定する。

2、肘はほんのちょっと曲げて、保ち、腕で打つ。  (ほとんど伸ばす)

3、打球中上体を回さないように、開かないように。

こんなことをいっぱいやっているうちに

スライス感覚が身についていきます。

clijsters1408fv

そうボレーもついでにうまくなっちゃいますね。  テニス

カテゴリー: スライス, ボレー, 練習法 | 投稿者松原コーチ 20:02 | 1件のコメント

トップスピンにボレーが浮く

『ジュニパー』 さんからボレーの質問です。

以下がそのコメントの全文です。

カラオケ   おはようございます。
はじめまして松原コーチ。
少し前にこのブログを知り、それ以来楽しく拝見しております。
そして、さっそく質問したいのですが。
ファーストボレー(過去ログで止まれば普通のボレーは読ませて頂きました)の際に、相手のスピンの効いた低い球に対して、ふわっと浮いたボールが返ってしまいます。ある程度しっかりと返すコツはあるのでしょうか。
よろしくお願いいたします。

ジュニパーより

水瓶座   私の答えです

「止まれば普通のボレー」 というのは

その前にスプリットの位置で

早めに止まっておけば

そして、そのあとで

ボールに合わせて動きながら打つことを推奨した話でしたね。

さて、フラットやスライスのボールに対してなら

ボレーが浮かないのに

トップスピンだと浮いちゃう。

  (質問のスピンをトップスピンと解釈しました)

実は、トップスピンのボールは急激に落下するので

それを追いかけ、合わせる動きで面が狂う

特に手首が動いたり

手首の力が抜けたり。

それで面がグニャ、というストーリーでしょうね。

本来、ボレーは手首を固定し

腕全体のスウィングで

面をインパクトに持っていくのがいい。

そしてそこにボールがあれば ・・・

ところが予定した座標空間に

ボールがいない?

ドッキング不能、フノウ、ふのう、不能、!!!

の警報が出てパニックに。

慌てて後追いの小手先で対応し ・・・

私はトップスピン屋なので

相手がこう反応してくれると嬉しくてしょうがない。

だから本当は秘密にしておきたいところ。

まあ、冗談はさておき

対策としては

慣れればいい、イメージができていればいいだけのこと。

予定空間にボールがあればいいだけのこと。

トップスピンのボールは落ちるもの

そんなの、近頃では秘密でも何でもない

だから落ちるイメージを持つべきで

イメージと現実のボールが一致すればいいのだ。

だから、その落ちるボールを何度か想像し

ジャストミートでボレーの素振りをしておく。

これを5回から10回くらい

5分も艱難辛苦の努力を積み重ねれば

すぐに達成できると思います。

もちろん動きながらボレーすれば

変化に対し、より合わせやすいわけで

ぜひ、動きながらのボレーを推奨します。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: ボレー, 練習法 | 投稿者松原コーチ 22:30 | 1件のコメント

両手バックのこつは

『れねしす』 さんの2つ目の質問への続きです

以下がコメントのその部分。

カラオケ   ・・・

バックハンドがあまりにも打てないので、ダブルハンドに挑戦しようとしたのですが、思い切ってふりぬいても、ハエがらくらくとまれそうな遅く力のないボールが飛んでいきます。シングルハンドからダブルハンドに移行するコツや練習法はありませんか。

れねしす より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

両手バックのコツは

手首の角度は固定し

腕を固めて小さくはじくか

肘を少し柔らかくして運ぶかです。

krais1408tb

両肘とグリップを頂点とする三角形

それと手首を固定し

clijsters1408imp

肘を小さく鋭く振り飛ばすように動かして

ラケットを振るのです。

この動きはバケツで水撒きをする動作と似ています。

面を打球方向に向け続けるようにして

振り向くのです。

もし水撒きで

面の方向を手前に動かしてしまったら

身体がびしょ濡れになります。

昔の人は大和魂でB29と戦い

水撒きがうまかったのですが

boukuuennsyu

近頃の若いもんはどうでしょうね

濡れたくなかったら

バケツにボールを五つくらい入れてやってみるといいでしょう。  テニス

 

 

カテゴリー: バックハンド, 練習法 | 投稿者松原コーチ 20:30 | 1件のコメント

いいボールを打っても返されたら

レネシスさんから小5のお嬢さんに関する質問です。

夏休みの試合シーズンですので

ほかの質問を差し置いて優先扱いで取り上げます。

以下がコメントのその部分です。

 

カラオケ  またまた、小5の娘に関しての質問です。
ただ必死にボールに追いついて、当てるだけでなんとか返す相手が苦手ということでアドバイスをいただきました。その時のアドバイスを基に、そういう相手にも安定して自分のテニスをできるようになりました。ありがとうございました。
しかし、また同じような悩みが。
必死にボールに追いついて、「当てるだけで返す」までは、同じですが、プラス自分からも打てる子で最近苦労しております。ラリー中、深く回転がかかった球 で娘がおしていくと、面をうまく作って返してくるわけです。そのボールは回転はかかってないものの、弾道が高いので高くはずみます。それも、比較的 深いところにコントロールされるため、身長が低めの娘は、ベースラインよりかなり後方に下がった上で、軸足にパワーをため、貯めたパワーを思いっきり開放 し、打ち終わりで相手に背中をみせる身体を回転させて、自分の顔くらいの高さのボールをスピンを思いっきりかけて打ってます。序盤はその打ち方で、さらに 追い込んでチャンスボールが来たところをたたいて決めてます。中盤になってきたり、2回戦・3回戦になってくると、体力的にきつくなり、同じ打ち方をする ものの、ボールが浅くなりがちに、且つ、回転も少なくなり、相手にチャンスボールを与える形になります。ライジングで処理しようとこころみたこともあるの ですが、練習不足も有りミスが目立ちます。
夏休みで公式戦が続きます。即席でなんとかなる戦い方はありませんか。また、今後じっくり取り組むべき戦い方、練習はありますか。

レネシスより

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

基本的にやっていることはその通りで

「根性だ」 というのがまず1番の答えです。

気合を入れてやり抜くことではないでしょうか。

チャンスボールが来るまで打ち続ける

そうしているうちに

体力も根性もついてくる。

TENNIS-GBR-WIMBLEDON

でもすごいですね

よくそこまでのレベルになったと思います

大したものですね。

しかし、ここで気合を入れてやり抜けば

もう1段上に行けます。

 

さて

もし体力と根性で打ち続けることができないなら

しこるしかないと思います。

簡単に決める方法があるなら

最初から苦労はしない。

トップスピンが大変なら

フラット気味にして

相手がエラーするまで

またはあきらめるまでしこり抜くのです。

rad1407hiroi

そうまでして勝ちたいのでなければ

あきらめればいいのです。

テニス、強くなった人はみんな1度はここを通ります

テニス=パンパシフィックOP、決勝はラドワンスカ対ペトロワ

こんな情けないテニスで勝ちたくなかったら

後で、死ぬ気で努力すればいい。

 

とりあえず

明日は安易に勝つ方法がない以上

体力が持つように考えてコートに入りましょう。

スポーツドリンクと水

バナナとおにぎりをもってコートに入りましょう。

最後のパワー用にチョコレートも少し。

 

そんなわけで

この夏は体力と根性で頑張ってください。

一度

「あの子と競るととんでもないことになる」

と評判になれば

それだけで勝ちやすくもなります。

テニス=ラドワンスカらが4強、ウィンブルドン女子単

今後、次の課題ですが

サーブの強化

相手のリターンがチャンスボールになるように。

リターンの強化。

その次のボールがチャンスになるように。

次はドライブボレー。

 

とにかく

早くチャンスボールが来るように

チャンスボールを1発で決めるように。

相手はそれを避けるために無理をする

そうすれば相手のエラーも多くなっていき

ますます試合が楽になっていきます。

 

とはいうものの

お互いにそのレベルになれば

またまた、同じこと。

ますます体力と根性が必要になることは

ラドワンスカだけではなく

プロの試合を見ればわかることですよね。  テニス

 

 

カテゴリー: シングルス, 練習法, 試合 | 投稿者松原コーチ 18:58 | 1件のコメント