カテゴリー別アーカイブ: 試合

審判の必要性

最近コートから消えつつあるもの。

sinnpanndai1

お恥ずかしいのだが、うちのクラブには1台もない。

 

昨日は負け審の復活でもいいから

セルフジャッジはやめるべきという意見を書いた。

みなさんよっぽど気になっていた話と見えて

コメントが2件、すぐに帰ってきた。

 

「ジャッジに迷ったら相手のポイントにしてください。」

と、大会前にあいさつした話まであった。

セルフジャッジのルールで

明らかなアウト以外はすべてグッド

と決まっているわけで

(だから迷うはずはない)

つまりルールを守りましょうと言っているわけだ。

 

もしみんながルールを守って試合をすれば

問題がなくなるのかというとそれも違う。

明らかなアウトの基準が、または能力が、人によってえらく違うからだ。

小学生の初級者に試合をさせると

ある子は、サーブが50cmもオーバーしてもフォールトと言わない。

また、別の子は20cmも内側のボールをアウトと言う。

コーチが見かねて

「おいおい、明らかなアウト以外は入っているんだよ」 と言うと

ラインの30cm外を示す。

彼には明らかなアウトなのだ。

この子はごく普通の子

特別、まがった性格でもない、いい子なのに。

 

ルール通り、ちゃんとやっていても

不公平なことが簡単に起こるのが、セルフジャッジ。

まして、ずるいやつがいれば

極端に、不公平になってしまうのが、セルフジャッジなのだ。

 

私がジュニアで目撃した

そして喧嘩したあるコーチは

どうやって合法的にポイントをごまかすかをしっかり指導していた。

(ホントに合法的にできる、今度教えます、ちょっと心が・・・)

 

そんなことにめげない、強いまっすぐな心を鍛えるには

これもアリという人もいるのだが

そもそも、なんでテニス選手だけがそんな鍛え方をしなくてはならないのだろう?

 

「負け審」 復活させましょうよ

昔、自分が負けて審判台に上がらされたときはいやだったけど

そこで心を鍛えましょう。

競技には、公平な第3者が必ずいるべきです。

その人が両者に公平に、へぼ審判をすればいいのです。 天秤座

細かい難しいルールが出てきたら

3人で相談すればいいし

無理ならレフェリーを呼べばいいだけのこと。

アウトとグッドだけを公平に判断すればいい。

そして審判という経験も

テニスという競技にとって必要なこと。

sinnpanndai2

そうそう、こんな審判台いいですね

負けて、追いやられるわけで

ちょっとだけでも快適にしてあげましょう。  テニス

 

 

カテゴリー: 年寄りのひとりごと, 試合 | 投稿者松原コーチ 19:01 | 3件のコメント

ライン際を狙わなければ

オンラインをアウトにされることでイライラ

これの対策についてのコメントを 『57歳』 さんから頂きました。

以下がそのコメントの全文です。

カラオケ  『テニスは大好きですが、唯一、嫌になるのは、こういう時ですね。』と書かれているので数回嫌な経験をされているのでしょうか?

「ライン際を狙わない」というのはどうでしょうか?
ライン際でなければ相手もインを認めるしかありません。

そこを狙う練習に励んだほうがクラブ内外の評価が高くなると思います。

57歳 より

水瓶座  私の考えです。

理屈では確かにそうですが現実となるとどうでしょうか。

プロの試合ではしょっちゅうラインに乗ります。

あれはライン上を狙っているわけではなく

誤差を考えて内側を狙ったショットが

ちょっとずれて、ライン上に行くわけです。

実はアマチュアでも同じこと

この誤差がプロよりも相当に大きいだけです。

だから、どうしてもたまにはライン付近に飛ぶ。

まして攻撃するとなると、なるべくコートのはじを狙いたい。

ある程度のリスクはしょうがないのです

それとライン際を狙わなくても行っちゃうこともしょっちゅう。

そうじゃなければ絶対にエラーなんかしないで打てるはず。

世の中にエラーする人がいなくなるでしょう。

ウィナーになるショットはギリギリが多い。

余裕を少しでも多くとりすぎれば決まらないのです。

それを避けるにはしこりきるしかないのです。

それではテニスが進歩しない。

だから、だから

私はセルフジャッジというルールには反対です。

昔の、「負け審」 でもいい

試合には、必ず、審判をつけるべきだと思います。

審判技術の有無は気にしない

とにかく公平な第三者がいるべきだと思います。 テニス

 

 

 

カテゴリー: 年寄りのひとりごと, 試合 | 投稿者松原コーチ 15:39 | 2件のコメント

試合で集中するには

『レフティスタイル』 さんから心の質問です。

以下がそのコメントの全文です。

カラオケ  松原コーチ、こんばんは。

今回は、セルフジャッジについての質問です。
先日もクラブ対抗戦で嫌になりました。ライン際、多分入っているであろう球を相手がアウトとジャッジ。それが、大事なポイントで3回ありました。

本当は出ているのかもしれません。ただ、長年やっているとアウトなのかインなのかはほぼ分かります。
本人はそう信じてジャッジしているのだろうけど、こう重要ポイントでされると、平静を保てなくなります。
テニスは大好きですが、唯一、嫌になるのは、こういう時ですね。
こんな時、集中状態を保つためにはどうしたら、いいでしょうか?
またもや、バカバカしい?ような質問ですが、よろしくお願いします。

レフティスタイル より

水瓶座  私の答えです。

無念無想、悟りの境地になればいいのです。

右のホホをぶたれたら、左のホホを差し出す。

いつもにこやかに笑っている。

でも、そんなことができるくらいなら

こんな質問しないですよね。

無理に決まっている。

もちろん私にもできません。

さて、いらいらしかかっても

持ちこたえて集中を持続するには?

無念無想は無理ですよね

ついつい、さっきのポイントのことを考えちゃう。

そこで

考え込まないようにするのは無理だから

なんか、ほかのことを考えましょう。

何かに集中しちゃう。

メンタルの本なんか見ると

なんか、一定のパターンを作るといいようです。

よくあるのが

ラケット面をじっと見つめて、ストリングのずれを直す。

その時に、例えば

「真ん中のストリンガが毛羽立ってきたな」

「左側のはもう少し引っ張って」

なんて考えると

頭が俗世間から離れて集中しやすいそうです。

ボールの毛羽立ち、観察法なんていうのもあります。

プロがボールボーイから3個もらって

じっと見る

1つを選んで返す。

これもそうかも。

そういえば、最近はポリのストリングが多く

寄っても勝手に戻っちゃう

ストリングのずれを直す選手は減ってきているかも。

ちょっと話がそれました。

私のストリングはポリなので

松原さんは雲を見ます    曇り

相手と反対側のななめ上

時々、雲がないときは

青空の透明度評価。

そうそう、もう一つ紹介

アメリカ野球の大リーグ

シアトルマリナーズの長谷川投手は

ピンチになると

スコアボード上の星条旗を見つめるようにしていたそうです。

これはどこの球場に行っても必ずある。

いつも、同じパターンで集中ができるのだそうです。

なんでもいいですから

自分が集中できて

いつでも使える道具や対象を見つけるといいのでは。  テニス

カテゴリー: 試合 | 投稿者松原コーチ 21:59 | 2件のコメント

トスの使い方

レフティスタイル』 さんから再度のコメント

今日はその前半部分

以下がソレです。

 

カラオケ  松原コーチ、こんばんは。
なるほど!トスに勝って、相手に選択権を譲るというやり方がありましたか。(これも上手く使えないかな?)

自らリターン選択というのも理に適ったことだと分かりました。有難うございます。

・・・・・

レフティスタイルより

 

 

 

水瓶座  私のお話。

 

最初の選択権を相手に譲る上手い使い方です。

エンドに差がある場合に有効です。

太陽が出ていなかったり風が吹いていない時はどっちでも同じ。

ATP Masters Series - Rome

たとえば、時は6月4日、午前11時   晴れ

晴れて太陽がまぶしい。

相手には左利きサーバーの絶対エースがいる。

こちらは2人とも右利き。

通常、テニスコートは打ち合う方向が南北にできているので

最初に決めた各人のサーブのエンドは

そのセットの間、変わらない。

  (タイブレークは別ですよ)

 

さて、トスに勝ったら、最初の選択権を相手側に譲る。

相手がサーブを選択したら

こちらは南側のエンドを取る。

 

相手はまぶしい左利きで始めるか

まぶしくはないが、やや非力な右利きからスタートか

どっちにしてもこちらが少し有利になる。

 

こちらにも左利きがいるとか

相手がリターンを選択する場合とか

色々なケースがあるけど

最初の選択権を譲ったり、リターンを取ったり

どうにでも工夫できるのです。

 

左利きの絶対エース

お天道様をなんとも思ってなかったら?

bryan1406

そりゃあ、いい敵を見つけましたね

nishidaburu1406

腕とラケットと

左の球道に対するイメージトレーニングを駆使してがんばってください。 テニス

 

 

カテゴリー: ダブルス, 年寄りのひとりごと, 試合 | 投稿者松原コーチ 14:03 | コメントは受け付けていません。

サーブゲームを選択する理由

レフティスタイル』 さんのサーブ質問の後半部分

以下がコメントのその部分です。

 

カラオケ   ・・・ 少し余談になりますが、私はあまりサービスキープできません。
いいとこ、3割くらいだと思います。ですから、トスに勝っても、コートやリターンを選ぶことがよくあります。(サーブをとる時は練習のため)

皆、トスに勝つと当たり前のようにサーブを選択されますが、プロでもアマチュアでも、サーブを取ることは、それほど有利なのでしょうか?(サービス次第だと言われそうですが。)

ともかく、しばらくサーブに力を入れて頑張ります。またよろしくお願いいたします。

レフティスタイルより

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

トスに勝って、レシーブを選択する場合ですが

理由が2通りあると思います。

 

1つ目は、サーブのキープ率が低いから。

そりゃあそうです

何も相手の勝ちに貢献する必要は無い。

『レフティスタイル』 さんの選択は正しいと思います。

 

2つ目は最初のゲームにブレークを狙う場合です。

プロの場合が大抵これで

サーブゲームをブレークすることがとても難しいからです。

だから、調子の出ないうちにブレークを狙う。

もうひとつ、自分の最初のサーブゲームを

身も心も温まった状態で、確実にキープしたいから。

上手くいけば、2-0でリードできます。

 

次に

なぜ、「皆、トスに勝つと当たり前のようにサーブを選択するのか」 ?

一番多い理由は

ルールを知らないから。

トスに勝ったらサーブを取ることになっている

と思い込んでいる人はけっこうタクサンいる。

逆に、トスに勝ってリターンを選択すると、エンドを選べる

と思っている人も時々存在する。

次に多い理由は、習慣になっているから。

昔からそうだし、先輩も仲間もみんなそうしている

日本人的決定理由の最上位

「皆さんそうなさいますよ」 という言葉に弱い。

当然サーブを選択する

ソレが有利なのか不利なのかは考えたことが無い。

トスに勝ったとき、松原さんはどうかというと

自分で決めるときは、大抵リターンを選択します。

  (パートナーが、私が口を開く前にサーブと言うこともよくある)

 

 

さて、次のルールを知っておきましょう。

トスに勝ったときに選択できる権利は次の3つのうちの1つ。

もうひとつの選択は相手がやる。

 

1、最初のゲームにサーブするかレシーブするかを選ぶ。

2、最初にプレーするエンドを選ぶ。

3、最初の選択権を相手に譲る。

 

3つ目を知らない人がけっこうタクサンいると思います。  テニス

カテゴリー: 年寄りのひとりごと, 試合 | 投稿者松原コーチ 23:23 | コメントは受け付けていません。

優勝には

すごいやつがいる

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すごいサーブが来る

甘いリターンを返すと

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鬼のように打ち込まれる。

 

甘いサーブを打ち込んでも同じこと

鬼のようなリターンをぶち込まれる。

 nadal1405guts

勝ちたかったらそうさせないようにふるまうしかない。

 

男子プロなら

どんな試合もそうだが

1セット取るためには

5回のサーブをすべてキープして

5回のリターンゲームのうち、1回以上ブレークするしかない。

 

セカンドサーブでのポイント獲得率が30%ではどうしようもない

60%以上にしたければ

ダブルフォールトを少しくらい覚悟の上で

打ち続けること。

fini1401

出来なければ、1セット落とすだけのこと。

そして

相手リターンを即座にライジング攻撃。

1401nisikori

リターンゲームでは

サーブのコースにヤマをハリ

とにかくリターンをたたく

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ときどきはリターンでドロップショット。

リスクを負え。

 

叩いた後も

ネットへ出るか、ドライブボレー。

 

ゲーム、セット、アンドマッチ ニシコリ

6-3 0-6 6-4

できたら、カリスマになる。     テニス

カテゴリー: シングルス, 年寄りのひとりごと, 試合 | 投稿者松原コーチ 19:47 | コメントは受け付けていません。

攻めるとは? 守るとは?

ちーばくん』 さんから質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  松原コーチ、始めまして。
いつもシンプルでわかりやすい技術論、ありがとうございます。
今回、始めてコメントさせて頂きます。

松原コーチはテニスと言う競技の「攻め」と「守り」についてどのような考えをお持ちでしょうか?

私は
「攻め」相手のバランスを崩す
「守り」確立の高いショットを選択する
と考えております。

「攻め」については【時間を奪う】なんて表現もありますが、【時間を奪う】だと早いショットだけをイメージされてしまうため、相手のバランスを崩すと指導しています。
(もちろん、ドロップショットやゆっくりのアングルショットも立派な時間を奪うショットだと考えております)

バランスを崩すために時間を奪う
時間を奪うためにバランスを崩す

どちらが正解なのでしょうか?
それとも、どちらもとんでもない間違いでしょうか?

情報過多な世の中ですが、いつも正しい情報を発信して下さる松原コーチのブログ、とても楽しみにしています。

お時間の許す時にでも、お答えいただければ幸いです。
よろしくお願い致します。

ちーばくんより

 

 

 

水瓶座  私の答えです

 

とっても、面白い考えで

ちょっと哲学的でしょうか

しかし、テニスというものを考証する上では必要かもしれませんが

実用上、指導上はもっと単純でもいいんじゃないでしょうか。

ひとつの言葉で全てを説明するためには

攻撃とは、広い意味で相手のバランスを崩すことといって

間違いはないと思います。

たしかに、時間を奪う、よりも広いかもしれませんね。

 

しかし実戦では

相手コートにウィナーを取るための空きを作るために

はじっこへ走らせたり

深く、対応できないようなショットを打ち込んだりします。

そのやり方をタクサン教えたり

それをできるようなドリルを実行することが大切なので

全てを一言で説明する必要は無いと思います。

後で各論を付け加えなくては結局分からない。

wau140502

攻撃側についてですが

私は最終兵器を持つことを重要視しています。

特にいつも大切にしているのは

浅くなったショットを決めきるフォアハンド

ジャンピングスマッシュの二つです。

そこへどうもっていくか。

じっくり待ってもいいし、強引にオープンコート狙いもいい。

この、「そこへどうもっていくか」 が

時間を奪うだ、バランスを崩すだ、展開が上手いだ

という話なのでしょうか。

ただ

最終兵器がないと

絵に描いたもち、机上の空論、ざるで水をすくう

ことになってしまうかもしれません。

最終兵器があるからこそ

相手のバランスを崩した時点で

相手ミスでの得点を稼げるのです。

  (テニスはミスで決まる種目なのです)

wauri1405sm

もう1つ、守備側ですが

「確率の高いショットを選択する」 とは

ポイントの確率でしょうか?

ショットの確率でしょうか?

一番大切なのは、ポイントをとる確率です。

ストローク力やスマッシュ力が強力なレベルの試合では

一番安全なショットが

ポイントをとる確率に結びつかないことも多いのです。

追い込まれたら、浅くならないようにきっちりクロスに叩くとか

守る選択肢が他に無かったら

20%の確立でもウィナーを狙う、というのもありなのです。  テニス

 

カテゴリー: 試合 | 投稿者松原コーチ 17:46 | コメントは受け付けていません。

守備力を向上させる方法

『くまときりん』 さんから感想と再度の質問が

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  お答えいただきありがとうございました。

押せ押せの攻撃力でダブルス、手堅い守備力でシングルスということですね。

シングルスの草トーでこれといって武器になるショットがあるわけではない人に負けてしまうのはこういうことですね。
守備力が最大の武器なんですね。

効率的に守備力を向上させる練習法ってありますか?

くまときりん より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

プロの場合、「押せ押せの攻撃力でダブルス」

アマの場合、「手堅い守備力でシングルス」

でしょうね。

 

アマの場合、中級者以下なら

ダブルスでもロブのシコリ勝ちがあると思います。

プロだと

デルポトロや、ちょっと前の人、サフィンなど

イケイケ攻撃のシングルスの強い人もいましたよね

だけどちょっとつまずくとポロッといく。

安定して勝ち続けるには

やはり、少しは粘りが必要なのでしょうね。

1404nadal

攻撃して、いいボールが入ると

チャンスボールが来る (来ちゃう)

ダブルスだと

パートナーがボレーでポトリ。

シングルスだと自分で決めなければならない。

それだけ、シングルスだと

攻撃に腕前が必要ということです。

だからアマの中級レベル以下だと

チャンスボールを決めきれないので

シングルスはシコルしかない。

プロの場合は

甘いボールを打ったら決められちゃう。

だから相手のプロもそれなりの攻撃力が必要なのですが

守備力があって、なかなか甘いボールを打たないプロに対し

無理に仕掛けて自滅してしまうことがプロでもある

ということだと思います。

 

さて、 「効率的に守備力を向上させる練習法」 ですか?

練習法としては、振り回しですね。

それとも、スパニッシュドリル

前後左右、4か所に球出ししてもらい

ひたすら動いて打つ。

 

しかし一番大切なのは、「勝ちたい心」

どんなに苦しくても

ひたすら、相手コートに返し

シコリ抜く。

「おまえ、そうまでして勝ちたいか?」

と言われたら。

「どんなにかっこ悪いことをしてでも勝ちたい」

と平気でこたえられる心です。

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いま、うまくなっている人

プロになっている人

みんな、初心者の時は

相手をシコリ倒して勝っていたはず。

そう、初心者のころから勝っていたはずです。

そうまでして勝ちたい人じゃなければ

プロにはなれない。

nadal1404guts

守備力を向上させたら、勝てるのではなく

まず、勝つのです。

走って拾って、ボールに食らいつく。

そのうちに、守備力の向上に気が付く。

 

このことに関してだけは

効率的に向上はありません。

「どんだけ、勝ちたいのか?」 です。

 

気合です。   テニス

 

 

カテゴリー: シングルス, 年寄りのひとりごと, 練習法, 試合 | 投稿者松原コーチ 20:14 | 2件のコメント

風が吹いたら

桶屋が儲かる

という話ではなく

風が吹いたら。テニスが難しくなるという話し。

 

昨日、大学の後輩の合宿に参加

2時間走って、九十九里の白子町まで行ってきた。

 

午前中は女子が東京の大学との練習試合だったので

その観戦と試合後のアドバイス。

しかし、すごい風。

ライン沿いに打ったボールが2m以上もそれたり

スマッシュしようとしたボールが前に落ちたり。

 

その中でさすがにうちのナンバー1

風など気にしていないかのように

平然と   (のように見える)

打ちまくり

単複ともあっさりと勝利していた。

 

さて、風が吹いたほうが打ちやすいという人はいない。

風が吹いたら打ちにくい

こんな風だととても勝てない、という人が多い。

こうゆう人は風をとっても気にする。

 

でも、ホントは一番風を気にしている人

一番風のことを考えたのは

さっきのナンバー1

昨年夏、北海道学生の単複チャンピオンだ。

「風でボールが止まるかも」

「風で左に曲がるかも、だからフォアでなるべく取ろう」

「相手も打ちにくそうだから、ポーチに出よう」

「突風もあるから脚を止めないように」

実は、本人に聞いたわけではなく

まったくの私の推測。

でも、あれだけ平然と、対応できていたのは

当然、このくらいは考えていたはず。

 

もちろん、「いやだ、イヤダ、嫌だあ」 と

彼女以上に考えた人はいたかも。

風が吹いたほうが打ちやすい人はいないはずで

自分だけが打ちにくいのではない

すべての人が

自分の最高のプレーよりも落ちるレベルでのプレーになる。

だから、ここでの課題は

プレーレベルの落ち分を以下に小さくできるかだ。

少ししか落ちなければ

がたがたになった人には簡単に勝てる。

 

具体策としては

風の影響をしっかり認識して、予測しておくこと。

風上だったらボールが止まるかも

風下ならロブはアウトしない

サイドへの曲がりはこれくらいだから ・・・

などなど

対策をしっかり頭に入れておき

心の中でイメージトレーニングしておく。

そして、エンドを変わるごとにイメージを更新しておく。

 

ちゃんと考えていない人ほど

「風で伸びてきたり、止まったりして、打てなかった」

なんて言う。

でも、同じエンドで、伸びてきたり、止まったりはしないはず。

必ず、ちゃんとした傾向がある。

 

そして試合前にこうつぶやこう。

「風が強いから、私の勝ちだな」

そして試合後にこう言ってあげよう。

「風が強くて実力が出せませんでしたね」  台風

 

 

さてさて、合宿、その後

午後は動きながらストロークをこなすフットワーク

サーブのテンポとコースの狙い分けをじっくり

2つだけに絞って指導してきた。

 

テニスが終わり、最後のトレーニング。

そういえば写真を撮っていなかった

夕焼けを背景に、コート2面分を横に、30mほどのダッシュ

 CIMG2789

もちろん松原さんはパス。

ヘロへロ状態でストレッチ

 CIMG2794

夜のミーティングで

先輩からのありがたい話を30分ほどして

横浜への家路に着いた。

タイヤも替えたから高速も怖くない。

そういえば

こんどのマランゴーニ

かなり静かなタイヤだ。   車 (セダン)

 

カテゴリー: 年寄りのひとりごと, 試合 | 投稿者松原コーチ 18:41 | 1件のコメント