皆さん、こんにちは。コーチの小林です。先日、全仏オープン2025を締めくくる男子シングルスが行われました
紆余曲折あったトーナメントですが、最終的に決勝まで勝ち上がってきたのは第1シードと第2シードという大本命の2名の対戦になりましたね
現在、全米2024・全豪2025と4大大会2連勝しているランキング1位のシナー選手と昨年の全仏優勝者でランキング2位アルカラス選手との対決
個人的にはここ最近の実績などからシナー選手の方が優勢と感じていましたが、ことクレーコートに於いては無類の強さを発揮するアルカラス選手なので、どちらが勝つか全く予想が出来ませんでした
そして、実際の試合内容はまさしく「死闘」というべき激戦
試合時間が全仏オープン決勝最長時間となる5時間29分でアルカラス選手の勝利
セットカウント0-2からの逆転勝利という底力を見せつけられました
現在ではグランドスラムの最終セットは6-6となったらタイブレークで決着がつけられる形になっていますが、その中での決勝最長時間更新とあり、道中のセットもどれだけもつれた試合となっていたかを感じられますね
余談ですが、全仏オープン全体の最長時間は2004年1回戦でのサントロ選手対クレマン選手のカードで6時間33分となっています ただ前提として、この当時は最終セットは2ゲーム差がつくまで続いていくアドバンテージセットというルールで、この試合の最終セットは16-14まで続いていました。
今大会決勝は間違いなくテニスの歴史に残る好ゲームでした アルカラス選手、2連覇おめでとうございます
そして、今月の終わりにはもうウィンブルドンが始まります。どんな大会になるのか楽しみです