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82歳のサイクリスト~深津紘二朗

私の父親は82歳です。北海道旭川市に住んでいます。

愛車のサイクリング車に乗り、週2、3回のペースでサイクリングに出かける現役のサイクリストです。

お気に入りのコースは石狩川沿いの「旭川サイクリングコース」。林の緑を楽しみ、ウグイスなど野鳥のさえずりを聞きながら、自宅から神居古潭(北海道旭川市)の先までの片道約23キロを約2時間で往復します。

父の若さと体力は、登山によって培われました。「10年ほど前にひざを痛めて、あまり山は登らない」といいますが、積雪期は歩くスキーやゲレンデスキーを楽しんでいます。

マウンテンバイクで山道も走ります。「春の季節は、サイクリングの途中に、ウドなどの山菜も採れる」そうです。

いつも日焼けした顔です。「体力、気力をふり絞ってやることが何より楽しいんだ」と話しています。

父は5、6年前から野鳥や動物の写真撮影を始めました。自宅近くの野山を中心に撮った写真の個展を開いた経験もあります。ですが、「写真はあくまでも二次的なもの」と言っています。いろんな植物、動物のいる山や川辺で自然の息吹を感じ、『心の洗濯』をするのが目的だそうです。

最近のアウトドアブームでは、『キャンプ用品をそろえないと始まらない』と考える人が多いです。しかし、父の場合、コッヘル(携帯式の炊事用具)やガスバーナーなど買わなくても、家で使うなべや、七輪でも持って行けば十分間に合うそうです。
深津紘二朗

カテゴリー: 父親 | 投稿者深津紘二朗 16:30 | コメントをどうぞ