カテゴリー別アーカイブ: テニス技術

(和製)チャンコーチのテニスコーチ論

(和製)チャンコーチとは、サングラスをした私の写真が錦織コーチのマイケルチャンに似ているということで、つけられているあだ名です。

次の写真は、本物のチャンですが、この感じに似ていると。本当は、錦織イメージだったのですが?自分で見ても、確かにサングラスをしたチャンに似ていると思います!

tan nisikori

で、テーマの私のコーチ論ですが、基本的に教えません、特に、フォーム、グリップは。

毎週見ていられるスクールコーチは定期的に指導できますが、そうでない私が、チョット見ただけでは教えられないというのが持論です。

全くの初心者は別として、何年もテニスをしている人には、その人に合ったグリップ、フォームがあり、へたにいじると全く打てなくなることもあります。(私もサーブのグリップを直されたことがありましたが、サーブが打てなくなり、元にもどしました。)

じゃ、どうするかというと、考えて貰います。

たぶん、勉強と同じで、単に講義を聞いているだけの受け身の人と、+自分で工夫をして、考えて勉強している人であれば、当然後者の方が成績が良くなります。

テニスも同じで、例えば同じ期間、スクールで習っても、上達のスピードにかなりの差が出ます。自分で考え、どうすれば、いいのか、それを試行錯誤して行っている人は、特急電車のように早く上達していき、何も考えず、言われたままに行っている人は、鈍行列車で上達していくと。

そして、その何をすれば良いかのヒントを与えることが出来れば、というのが、私のコーチ論です。

次回のブログでは、今度行う、チャン特別レッスン(両手に花レッスン?)で予定している、各自に考えるヒントを与える(与えたいと思う)レッスンメニューの一部を紹介したいと思います。

こうご期待(それほどのものではありませんが!)

 

カテゴリー: テニス技術 | 投稿者レオ 21:28 | コメントは受け付けていません。

レオの非常識テニス⑥サーブは打ちおろす!

これはかなり賛否分かれると思います。テニスの指導本等々でも、次の物理的根拠から、「サーブは打ち上げる」と、言われています。

サービスボックスのエンドラインと、ネットの上部と、ベースラインにいるサーバーのラケットの位置(いわゆる打点)を結ぶ(簡単に示すと以下の図)と、

serve

物理的に必要な打点は、約260センチ(2.6メートル)の高さになります。

ラケットの長さが約70センチ、サーバーの頭から手を伸ばした先までが約30センチ、ただし、ラケットのブリップ部分とラケットヘッドから打点までを、約20センチとして除外すると、260-(70+30-20)=180。

つまり、身長が180センチないと、サーブは入らないことになります。従い、身長180センチ以下の人は、サーブは、打ち上げて、ネットの上を越し、回転により、サービスボックスに落として入れないといけないと。

物理的、理論的には、確かに、上記が正しいのですが、実体験的に感じるのは、打ち上げると、オーバーのフォールトが多くなってしまう。

イメージとしては、ネットの上部あたりをめがけて、打ちおろすと、ネットを超えて、サービスボックスに収まると感じています。

非常識テニスのなかでは、一番、根拠が乏しいですが、感覚としては、打ち上げではなく、打ちおろしかな~と感じています。

 

 

カテゴリー: テニス技術 | 投稿者レオ 18:40 | コメントは受け付けていません。

レオの非常識テニス⑤ボレーは足で打つ!

久々の非常識テニスで、今回はボレーです。

さて、ボレーは、ラケットを持った手で打ちますが、手で打つイメージがあると、だいたい振りすぎて、ミスをしてしまいます。

では、どうするか?私は、足で打っています?

ピョンと飛ぶ、スクリプトステップではなく、飛んでくるボールにタイミングを合わせ、細かく、ステップを踏み(小刻みに足を動かすイメージ)、かつステップと一連の動作で、体を斜めにして、テイクバックも同時に完了します。(う~ん、言葉にすると少し難しいですね?)

こうすると、あとは、ラケット面をボールに合わせ、インパクトするだけで、簡単にボレーが出来ます。(こうなると、ボレーは、ボールを打つ前に、9割がた、成功か失敗かが決まってしまうと感じていいます。)

唯一の欠点(欠点といえるか?)は、ボレーのタイミングが相手に分かってしまうということです。先日も、テニススクールでのボレー対ボレーで、スクール仲間から、見破られてしまいました。「ステップを踏んで、ボレーしていると!」

ただ、見破られても、ちゃんと良いボレーが出来れば、そうそう拾われず、決めることが出来ると思っていますが!

カテゴリー: テニス技術 | 投稿者レオ 20:15 | コメントは受け付けていません。

トラックマン数値の変化!

昨年は、ウィルソンとテニススクールのご厚意で、3回、トラックマン(錦織等契約プロも使用する、回転数とスピードを測るもの)に参加させてもらいました。

各回毎に数値結果をいただくのですが、回により数値がかなり異なっていると感じ、3回分を自分で、時系列に取り纏めて、推移を見てみました。(少々見にくいですが、下の写真です)

torakuman

このうち、2回以上の数値があるのは、スチーム100、バーン100S、バーン100の3種類のラケットです。そして、その推移をみると、驚くべき結果が、特に、回転数で出ています。(以下は、順に、2015年3月、7月、11月の結果です。)

まず、スチーム100は、回転数が、1884回転⇒1380⇒813、スピードが91キロ⇒92⇒92と、回転数が半減しています。

次に、バーン100S(いわゆるスピンがよくかかるSラケ)は、回転数が、2100回転⇒1049⇒563、スピードが95キロ⇒93⇒90と、回転数が、4分1にも減少しています。

最後に、バーン100は、3月と7月の2回だけですが、回転数が、1392回転⇒2151、スピードが94キロ⇒97と、回転数は、逆に、倍近く増えています。

いずれも、スピードはそれほどの変化はありませんが、回転数が大きく変動しています。

打ち方は変わってなく、ガットが3月がミクロスーパー、7月と11月がATG850ですが、ガットの違いでも説明できない数値の推移です。う~ん!、同じラケットで、どうして、ここまで違うのか???

結果、ラケットを代える決断は出来ず、かつ、スチーム100(しかも、ウィルソン生誕100周年記念モデル)を気にいっているので、当分の間、継続して使用するつもりです。

ウィルソンさん、テニススクールさん、ごめんなさい!申し訳ないので、もうトラックマンに出るのは、止めようかなと思っています。試打と数値計測だけして、ラケットを購入してませんからね。(でも、使っているラケット自体は、ずっと、ウィルソンなのですが!)

 

 

カテゴリー: テニス技術 | 投稿者レオ 20:57 | コメントは受け付けていません。

クイックサーブ!(土居美咲サーブ)

全豪優勝のケルパーにマッチポイントを握った土居美咲の試合は、録画していて、たまたま消去してなく、もう一度、見てしまいました。

土居というと、サウスポーのフォアの強打が特徴ですが、Australian Open 2013

あらためて見ると、サーブがクイックサーブでした。

私自身がクイックサーブですが、最近のプロでは、打つ人が少なく(昔は、ロディックやイワノセビッチ等いましたが)、思わず、見入ってしまいました。

サウスポーですが、テイクバックがほとんどなく、ラケットは下から回さず、いきなり肩に担ぎ、そこから打ちにいきます。ノータッチエースをとるサーブではありませんが、確率、威力とも申し分のないサーブを打っています。(ユーチューブにサーブの動画がありましたので、下にリンク。)

私自身のサーブは、オーソドックスなサーブではないと(やや引け目も)感じていましたが、現在の日本女子最高ランクの土居プロも、クイックサーブで、ほっとするとともに、これからもこれで行こうと思った次第です。

しかし、あらためて、全豪1回戦は惜しかったですね!今後、テニスラケットとウエアは錦織ですが、テニスプレーは土居でいこうかな?先週も壁打ちで錦織の股抜きに挑戦し、足を強打して失敗したし、少々まねるのは厳しいですが、土居とはサーブはマネでなく、ほぼ同じですし???

カテゴリー: テニス技術 | 投稿者レオ 21:56 | コメントは受け付けていません。

強風時のテニス

先週末は、気温は高いながらも、風が強く、テニスには一苦労の天候でした。

ただ、正式な試合は、暑さ寒さ、太陽、そして今回のような強風も関係なく、行われるので、やはり、それなりの準備と心構えは必要となります。

私が心がけているのは、

①しっかり振り切る:けっして、ものすごい強打という意味ではありません。普段は当てるだけで返球できるボールが風に流され、ミスショットになりかねません。いつも以上に振り切ることを心がけます。

②風を利用する:風上からは、振り切りますが、力を入れすぎません。しっかり振り切れば、風に乗って、威力あるボールが飛んでいきます。逆に、風下からは、やや力を入れて打ちます。風に向かっていくので、オーバーの心配が少なくなり、ある程度思いっきり打っても大丈夫です。

③ネットプレー活用:ダブルスの場合ですが、ストロークでは、風の影響をもろに受けるので、影響が少ないうち(コートの半分しか飛んでいないうちに)、ネットプレーで勝負します。

④タッチショットは少なく:ボールに威力がない分、風の影響を受けます。良い影響の場合は、ボールが止まりますが、伸びすぎたり、ミスになることも多くなります。

最後に、私の特徴ですが、強風のときは、クイックサーブが安心です。トスが低く、かつ上がりぱなを打つので、風の影響が少ないです。先週末の強風時もいつもは、1日テニスをすると2回位はダブルのが、強風の影響が少ないサーブを意識したら、1回もダブリなしという、面白い結果になりました。

カテゴリー: テニス技術 | 投稿者レオ 22:34 | コメントは受け付けていません。

レオの非常識テニス④トスの乱れを利用!

次のよく言われていることに違和感を感じることですが、「トスが乱れたら、何回でもやり直すと」いうことです。

サーブでトスが乱れたら、打つのは止め、上げ直すということですが、どの程度トスが乱れたのか次第ではと思います。

私は、30センチもずれたら、トスを上げ直しますが、これ以内であれば、タイトルの「トスの乱れを利用」で打ちます。

具体的には、前後左右の乱れを、私は、ボールが顔の正面に近ければフラット系サーブ、右側に上がればスライス系サーブ、左から後ろ側に上がればスピン系サーブと思って打っています。フォームは変えませんので、トスの位置により、球種が変わるというものです。

30センチもずれれば打ちにくいですが、少々の乱れなら、自分の意思とは違いますが、自然と球種を使い分けることができます。

なにより、上げ直しを繰り返すと、タイミングをとるのが難しく感じます。自然体で、トスを上げ、打つ。

タイミングよく、スィートスポットでヒットできれば、だいたい良いボールになると感じています。特に、サーブは、構え~バックスィング~インパクト~フォロースルーが滑らかに進むことが大事と思い、そのために、タイミングをとることを、最優先にしています。

 

カテゴリー: テニス技術 | 投稿者レオ 21:55 | コメントは受け付けていません。

レオの非常識テニス③ラケットは手で引かない!

ラケットは手で引かない?じゃ、なんで引くのか、足で引くのか?

体で引きます、私のスマッシュの場合です。

先日、テニスサークルの仲間からスマッシュのテイクバックについて聞かれたとき、体で引くと言ったのですが、あまりに、短い一言で、言ってしまいました。(どうも自分が分かっていることは、簡略して話す、悪い癖があります、すみません。)

具体的には、スマッシュのテイクバックを手で引くイメージが強いと、ネットの正面を向いた状態から、ロブが上がり、そのままラケットを手で後ろに引き、正面向きなままインパクトへ向かう、羽子板打ちになることがあります。

私が気をつけているのは、右上半身を斜め後ろへ捻ります。そうすると、体はネットに対し、斜め向きとなり、ラケットも体の捻りに吊られて、体の後ろへ引かれ、テイクバック完了です。

後は、打つだけで、ここまでが早く出来て、ボールの落下点に入れるかがエースかミスの分水嶺と思っています。

結果としては、手で引いているのかもしれませんが、イメージは、体を右斜め後ろへ捻ることで、ラケットが引けているというものです。

カテゴリー: テニス技術 | 投稿者レオ 20:32 | コメントは受け付けていません。

レオの非常識テニス②グリップはどうでもいい!

「グリップはどうでもいい!」、ちょっと過激なタイトルですが、グリップにこだわりすぎず、そのグリップに合ったスウィングが、タイミングよく出来れば、いいという趣旨です。

私は高校の1年生ときだけ軟式テニス(前衛なので、サーブ経験はなし、グリップはウエスタン)をやり、大学から硬式テニスへ転向しましたが、いきなりGSSパンサーテニスクラブを創ったわけではなく、最初は、テニススクールへ通いました。

スクールでは、軟式経験はありましたが、初級クラスとなり、まずは、グリップからで、当時は当然でしたが、イースタングリップに直され、フォアとバックは握り替えるに変わりました。(今でしたら、軟式をいかして、フォアは厚いグリップでスピン系、バックは両手打ちで、同じく、スピン系かフラット系でしょう。)

しかし、イースタングリップで上手く打てませんでした、まともの打てたのが、ストロークのフォアだけ、ストロークのバックは、どうやって打つのというくらい駄目で、ボレーにいたっては、あの時間がないタイミングでどう握り替えるのか分からない状態でした。

そこで、テニススクールは半年ほどで止め、あとは当時流行っていた、壁打ち、テニスマシーンで自己流で練習しました。特に良かったのが、壁打ちで、ボールが返ってくるのが早い(コートの半分の長さでボールが返りますから)ので、握り替える時間がない、ボレーなどどうしょうもない状態です。

で、どうしたか、悩んだすえ出した結論が、ワングリップ(全てのショットを1つのグリップで打つ)、しかも、イースタンバックのグリップで打つです。これで、ストロークのバック、ボレー(フォア、バックとも)が打てるようになりました。問題は、ストロークのフォアでしたが、フラットかスライスで打つことで解決、現在まで40年続いている私のスタイルです。

で、私なりの結論は、「グリップはどうでもいい」、冒頭に書きました、グリップにこだわりすぎず、そのグリップに合ったスウィングが、タイミングよく出来れば、いいというものです。

カテゴリー: テニス技術 | 投稿者レオ 20:57 | コメントは受け付けていません。

レオの非常識テニス①ボールは、「よく」見ない!

テニス歴が40年を超え、大して強くも上手くもありませんが、大学テニス同好会、テニスメーカー(カワサキラケット)、社内テニス部、会員制テニスクラブ、テニススクール、社労士テニス同好会、テニスサークルと、いろいろなテニスを経験してきました。

そうした経験から、一般的に言われていることに、違和感を感じることがままあります。

その1つとして、まず、テニスコーチや上級者からよく言われる、「ボールをよく見て打ちなさい」です。

球技ですから、ボールを見るのは当たりまえで、自然とボールを見て打っているはずです。インパクトの瞬間まで、ボールを見て打つということなのか?

でも、ボールを最後まで見ようとすると、一体いつ、打っていいのか分からなくなりませんか?ボールを見ることに集中して、スウィングが滑らかでなくなり、タイミングを取りにくくなる気がします。

で、私は、ボールを「よく」見ないで打ちます。(もちろん、目を閉じているわけではなく、あくまで「よく」は、見ていないという意味です!)

例えば、ダブルスで後衛でストロークを打つ場合、ボールを見る意識は、3分の1位です。

次の3分の1は、如何に自分のタイミングで打てるかという体の動き。(これは見るというより、意識レベルの問題ですが)

そして最後の3分の1は、自分のペアの前衛の位置、相手の前衛と後衛の位置を見ます。これで、ストレートを抜いたり、センターを抜いたり、さらに、相手前衛に捕まっても、だいたいの返球位置が予測でき、リカバリーが出来ます。

ボールは見るのですが、見ることだけに集中しすぎない、人の動き、自分の体の動き、タイミング等々、全体の流れのなかで、ボールを見ることが大事と、私は思っています。

カテゴリー: テニス技術 | 投稿者レオ 21:46 | コメントは受け付けていません。