スクールの最後の方で受けた技術指導で、私は手首を傷めてしまったようです。
テイクバックでかなり手首を後ろに曲げるよう指導を受けたのですが、それを真似てみたらあっという間に手首の小指側にズキンとした痛みが出るようになってしまいました。
調べた結果。これはTFCC損傷といいます。
平たく言うと、靭帯を傷めたということです。
初めてのテニスの怪我。
それもあの指導がなければこんなことにはならなかったという思いが頭をよぎります。
しかしそこは自己責任。
コーチを責めるつもりはありません。
私の受け取り方にも問題があったのでは?
と聞かれれば、明確な反論はできませんから。
それでもあれは不適切な指導だと思いました。
もっと手首を反らして。もっと反らしてと繰り返し指導されたからです。
そんなことする必要はなかった。
あれは彼個人のスタイルなのでしょう。
そのスクールの他のコーチはそんなことは言わなかった。
それに根本的な話ですが、現代型テニスではテイクバックでラケットを下には引かない。
ラケットを立てるはずです。
今なら分かりますが、テイクバックでは脱力することが大事です。手首に負担のかかるテイクバックは根本的におかしい。
彼はスクールのコーチの中で誰にも勝てないようなことを言っていましたが、それは進化をしようとしなかったからではと私は思います。
前の記事でこのスクールは古いテニスを教えていると言いましたが、そこで一番上手いと思われるコーチの打ち方は皮肉にも現代型の回転で打つスタイルでした。
いずれにせよ私はテニスの怪我について学びました。
そしてこの時はテニスが出来ない身体になるのを恐れて半年間お休みすることにしたのです。
その代わり、体力が落ちないようウォーキングやジョギングを始めました。
この頃、最大で10キロ歩いても全然平気だったのを覚えています。
少なくとも健康にはなったようです。
そしてテニスの試合を見たり、テニスの知識を深めていった時期でもあります。
そして再開する時がやってきます。