今やネット社会。テニスの情報もちまたにあふれています。
それで違和感を感じたのがスクールの技術指導。
打ち方、とりわけストロークの指導が現代テニスと違うということ。
ストロークは身体の回転で打つのが主流なのに、後ろから前に運ぶように打てと言う。
これ、後でわかったことだけど、伊達さんの打ち方がまさにそれ。なのでどちらが正解ではないけれど、今のテニスを覚えたいというのは、妥当な選択だったと。
ジュニアも一般も身体の回転で打つ。
ネット動画も、ブログも、雑誌も、プロの多くもそのスタイル。
自分が学ぶ時に前後の体重移動で打つ情報はほとんどなく、上達の障害になるだけだと。
この先永くテニスを続けたいこと、運動不足解消が主たる目的ではないことを考えると、ここにいてはいけないと思いました。
それからもう一つ。スクールの中で上達するわけではないということ。
スクールは指導を受ける場であり、チェックしてもらうためにあると私は思います。
実際に上達するのは、その後の反復練習、基礎練習、地味練習です。
繰り返し身体に覚え込ませること。
うまくいった感覚を反復することで上達します。
これは真理であると思うのです。
なので私にとって大事なのは練習の場でした。
好ましくない指導を受けるくらいならネットでも雑誌でも情報源はある。
しかも、練習の場でも上手い人のプレーから学ぶことが出来る。
さらに言えば、スポットでレッスンしてくれる場もあちこちにあり、自分の意識している課題にマッチしていれば検討の余地があるということ。
もはやこのスクールに行く意味を失っていました。
この時点で正しく上達するためのスタイルは確立できてはいなかったものの、何となくこっちの方にいきたいという本能のようなものはありました。
かくして私はスクールを半年で退会することにしたのです。
しかし、そこにはいきなりある試練が待っていました。