男子ツアー最終戦に2007年以来の出場を果たしたリシャール・ガスケ。予選ラウンドロビンで敗退しちゃったけど、その予選の最後の試合となったのが現地土曜日に行われたノヴァーク・ジョコビッチとの試合だったの。
その試合はフルセットで負けちゃったんだけど、何とその試合の前日に、これまで2年以上もコーチとして付いていてくれたリカルド・ピアッティ氏から突然コーチを辞めると言われてしまったんだって。しかも、特に理由も言わずに!
今季、3大会で優勝を飾り、USオープンではベスト4入りする活躍を見せたガスケだけど、コーチのこの決断についての詳しい話はしていなくて、理由はピアッティ氏本人に聞いて欲しいと言うだけだったんだって。
ガスケは当面、パートタイム・コーチであるセバスチャン・グロージャンと練習を共にしながら、次の新しいコーチを探すんだって。こんな好成績を残したシーズンを彼に送らせてあげたコーチなのに、どうして突然こんな決断になってしまったのかしらね?
2011年2月に自己最高位の世界ランク4位を記録し、その年のUSオープンを制したサマンサ・ストザーだけど、去年は1度も優勝を飾れず、今季2度目の優勝を飾った大阪大会までは20位までランキングを落としていた彼女。長年コーチについていたデビッド・テイラー氏との関係に終止符を打っていたけど、新しいコーチが見付かったらしいわ。
それはマイルズ・マクラガン氏で、彼はザンビア生まれでジンバブエ育ちながら、イギリス人としてATPツアーを回っていたの。コーチとしては、アンディ・マレーやマルコス・バグダティス、フィリップ・コールシュライバー、ローラ・ロブソンなどの指導経験があるわ。
「マイルズと一緒に戦って行く機会に恵まれてとても興奮しているわ。彼の事は長い間ツアーで見ていて知っていたの。そして彼のプロとしての意識の高さや、一生懸命さを常に尊敬していたの。」
「彼はトップ選手を指導した経験が豊富だし、私とも良い関係が築けると確信しているわ。」って語るストザーは、来月から一緒に練習を始めるらしいわ。
「マイルズは来月シドニーに来てくれて、来シーズンへ向けてのトレーニングを数週間一緒にしてから、来シーズンの最初の大会となるヒュンダイ・ホップマンカップへ一緒に行く事にしているの。」
ストザーは大阪で今季2度目の優勝を飾ったけど、それまでは7月のサンディエゴで今季初優勝を飾った大会以外は1度も準々決勝の壁を越えられていなかったの。
それが、大阪で優勝した次のモスクワで準優勝、その後に出場した第2の最終戦のブルガリアはソフィアでも準優勝と、最後の3大会では、13勝2敗と好調さを取り戻して今シーズンを終了しました。
「もちろん来年はまたトップ10への返り咲きが目標。でもそうするためには、グランドスラムでの好成績は必須。今年のグランドスラムでの成績はあまり良いものではなかったからね。来年はそんな成績を好転させたい。」って来年の抱負を語ってました。
このブログでも良く選手とコーチについてお伝えしているけど、ぴったりくるコーチとの出会いは、やっぱり難しいものなのね。そして、コーチによって選手の成績も変わってくるのも事実。ストザーはまたトップ10へ返り咲けるかどうかは、コーチの手腕によるかもね!