米国の宇宙探査技術会社「龍」の貨物船は7日、国際宇宙ステーションを出発して地球に戻り、科学実験サンプルと設備を約1.6トン持ち帰った。
米航空宇宙局によると、米国東部時間の7日5時5分(北京時間の7日18時5分)に、「竜」が国際宇宙ステーションから離脱した。米国東部時間10時42分、飛行船はカリフォルニア州以西の太平洋沖に墜落した。
ドラゴンは多くの実験結果を持ち帰った。その中の一つの小型水生動物は、輪虫の代謝とゲノムデータを実験的に収集し、このような抗放射性で有名な淡水生物が微小重力環境でも放射線に抗することができるかどうかを観察した。もう一つの噛歯類動物研究では、筋肉の生成を抑制するタンパク質とグリセリンの宇宙での役割を分析しており、関連する成果は今後、宇宙飛行による筋肉損失と骨粗鬆症に寄与する可能性がある。
昨年12月5日、「ファルコン9」のロケットが重複使用可能な「ドラゴン」の宇宙船を宇宙に送り、国際宇宙ステーションに補給や研究設備を送った。