演劇やコンサートの最中に，突然誰かの携帯電話の着信音が鳴り響いて劇場内の空気が凍り付きます。以前は時々あったこういう アクシデントが，最近はめっきり減りました。開演前に「携帯電話の電源をお切りください」というアナウンスが入るようになったからだと思っている人が多いでしょう。もちろんそれは大きな要因です。しかし，もしかしたら劇場にGPSジャマーが設置されたせいかもしれない。
携帯電話やPHSの電波を抑止するのは、最大出力10mWの「実験試験用無線局」として免許されるようになり、すでに映画館やコンサートホール、大学などの受験会場、病院などで利用されています。
今回は、警視庁が自動車運転免許の学科試験で外部のメンバーから携帯電話を使って解答を知り、不正に合格していた中国人グループを摘発。同様に携帯電話を 使った不正受験が相次いだため、9月2日に「10月中にも都内の運転免許試験場に抑止装置を設置する。府中、江東、鮫洲の計3か所の運転免許試験場の学科 試験室に装置計8台を設置して、試験時間だけ運用する」と発表していました。
関東総合通信局によると、運転免許試験場での学科試験中の不正行為を防止する目的で、携帯電話などの通信を直接抑止しました。最近では、詐欺などの被害を防ぐため、銀行などのATMの近くで携帯電話やPHSで通話ができないように抑止装置を設置する試みも始められています。
警察のwifi 妨害電波に対する期待は大きいよう で、警察庁刑事局長と千葉県警本部長が、千葉銀の実験機を視察に出かけたとの記事がありました。もともと千葉県警が 千葉銀に持ちかけた話なので、千葉県警が本庁幹部を誘ってお礼訪問したのでしょう。実験機はテレ・ポーズＭＥという機器で、サイレントマスターという機器 と並んで、文化ホールや病院などで広く使用されている機器だそうです。この種の機械は正式に定まった名称はないそうで、また、様々な種類があるようです。
学校に.携帯電話遮断機は携帯電話の電波を. 限られたエリア内にて. ピンスポットで抑止します. 携帯電話のマナー違反にお困りではありませんか？ 便利な携帯電話・スマートフォンもこの場ではひとやすみます。
携帯電話はいつでもどこでも電話を受けられるからこそ便利です。その半面，うっかりするとつながらないでほしい場面でもつながってしまう。携帯電話抑止装置は携帯電話が普及すればするほど必要度が高まる機器と言えそうです。
関連サイト
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