さよならモンタニェス

全仏を離れて、少し前に起こったことについて書きたいと思います。当ブログで4月4日に「モンタニェス、始動!!」という記事を書きましたが、なんとそれから1ヶ月と経たないバルセロナオープンでモンタニェスは引退を表明してしまいました。全然始動じゃなかった(笑)。引退の記事はこちら。1回戦でガルシア=ロペスに勝利し、2回戦でフェリシアーノ・ロペスに敗れました。こういう癖のある選手が引退してしまうのは、やはりさみしいものですね。

 

さて、話を現在の話に戻すと、今週はチェコとイギリスでチャレンジャー大会が開催されます。グランドスラム2週目と重なっていることもあり、出場選手は比較的豪華です。

チェコはレッドクレーの大会でクーリザン、ヴェセリ、グルビス、ロブレド、バラシビリ(全仏でナダルにトリプルベーグルで負けそうになったことで話題になった選手です)などがエントリーしています。ダブルスにはマレーロ/パエスという、全仏で対戦した選手同士で組んだ珍しいペアが第1シードで出場です。

イギリスのチャレンジャーは一足早くグラスコートの試合です。第1シードが地元のエバンス、第2シードがバグタティス、第6シードが日本の杉田祐一となっています。

全仏男子ダブルスは準々決勝の半分が終わり、カバル/ファラとゴンサレス/ヤングがそれぞれ準決勝に進みました。

カバル/ファラはペアとして初のグランドスラムベスト4です。長年組んでいる割に大舞台での活躍に乏しい印象がありましたが、見事にここまで勝ち上がってきました。

一方、ゴンサレス/ヤングは大逆転でマレー/ソアレスを破りました。第2セットでマレー/ソアレスにサービング・フォー・ザ・マッチがあったのですが、ここでマレーとソアレスがまさかのお見合いによる失点をしてしまい、ここから流れが変わった印象です。第3セットは拮抗した内容でしたが、タイブレークでゴンサレスの思い切ったリターンが決まり、そのワンチャンスをものにしました。ゴンサレスにとってもヤングにとってもこれがグランドスラム初のベスト4です。

残りはドディグ/グラノイェルスvsハリソン/ビーナス、Dutra Silva/ロレンツィ vs ベルダスコ/ジモニッチの試合です。

ソアレス/マレーが敗退したことで、ドディグ/グラノイェルスは最もシードの高いペアになりました。過去の実績も含めて優勝候補の筆頭でしょう。ハリソン/ビーナスは前哨戦のエストリルオープンで準優勝するなど勢いがありますが、この試合は地力の差が出るような気がします。

ベルダスコ/ジモニッチは、私が勝ちあがってくると予想していたグロス/リンドステッドを一蹴して勝ちあがりました。ジモニッチはこの準々決勝に勝てば3年ぶりのグランドスラムベスト4ということで次も勝たせてあげたい気がします。Dutra Silva/ロレンツィは1回戦は相手の棄権で、2,3回戦はいずれもノーシードの相手というラッキードローを活かしてここまできました。このペアの2回戦を見ましたが、二人ともストロークをベースにしたプレーでそれほどダブルスに慣れている印象はありません。面白いペアですが、ベルダスコ/ジモニッチを下せるポテンシャルは無いのではないかと思います。

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カテゴリー: 大会 | 投稿者ステイバックダブルス 03:37 | コメントをどうぞ

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