クリス・エバートは、何のスポーツで活躍した選手か分かりますか?
では、マルチナ・ナブラチロワを知っていますか?
それでは、シュテフィ・グラフを知っていますか?
このくらいまで名を出すと、あぁ!って思ってくれる人がいるでしょうか。
それでも、分からない人へのボーナス・ヒントを出しますと、今の時代ならば、大坂なおみでしょうか。
いくらか前なら、伊達公子でしょうか。日本人選手の名前を出すとこの女性達がどのスポーツで活躍した選手か一目瞭然だと思います。そう、テニスなんです。
1980年代、日本と時差のあるウインブルドンでの試合を目を擦りながら、テレビで見ていた方、いるんじゃないでしょうか。
あの頃は、インターネットもなく、せいぜいビデオで録画できるくらいでしたから、私は、生中継をがんばって見ていました。
話をクリス・エバートに戻しますと、この名前を聞いて、即、彼女の顔が、頭の中に浮かんだあなた、相当のテニスオタクか80年代に、私同様、テニスに明け暮れていた人じゃないかとお察します。お仲間さん発見で嬉しいです。
彼女の輝かしい歴史は、今の世の中、簡単に調べられるので、ここではさておき、私がお話ししたいのは、彼女、クリス・エバートは、とても他の選手に比べて華奢だったことです。華奢なのに強い。
私は、そんな彼女の姿が大好きでした。彼女と「エースをねらえ」でテニスを始めた私ですから、彼女の私への影響力は、半端ないことがお分かりでしょう。
余談になりますが、私の記憶の中では、彼女の名前は、いつもクリス・エバート・ロイド。そう、結婚して、名前が追加されてからなのです。
私は、実は、独身のときの彼女を知らなかったわけです。その後、離婚されて、ロイドではなくなったわけですが。
彼女が引退してから、早30年ほど。私も歳を重ねたわけです。
記憶とは不思議なもので、私の中には、アイス・ドールと称された彼女の印象は影を薄めて、華奢な女性とインプットされています。
それは、当時のマルチナに迫力があり過ぎたせいかもしれません。