今日のテニススクールはレッスンどころではありませんでした。
ワサワサして全く落ち着かず純粋にテニスをしたい人間にとってはきついものがありました。
一か月前に移動してしまった支配人が臨時でレッスンに来ると言うので、普段な潰れそうな人数のクラスなのに振替の女性が殺到しギャラリーまで来て「ここはテニススクールだっけ?」という感じになっていました。
支配人というと年配のはげたおじさんなどを連想すると思いますが、うちのテニススクールの元支配人はプリンスと命名されていて、長身のイケメンの30代前半の男性です。
独身というのがまたプリンスと言われる所以かもしれないです。
ファンの中には多くの独身女性が含まれていると思われます。
既婚者も沢山いますが、とにかく10代から60代まで守備範囲はとても広いです。
まだ先月の話ですが、支配人の最後のレッスンの日も今日と同じくギャラリーで埋め尽くされ、泣きながらプレゼントや花束が手渡され私から見たら異様でした。
その後の初帰還となりましたから、まだファンの熱は冷める由もないわけで、しかも充電期間があった分爆発状態で集っている女性たちばかりです。
私のクラスの人気のない年配のコーチが急病で入院することになってしまい、元支配人が臨時コーチとして来たのです。
このクラスは私を含めて3人しかいないクラスなので、他の人たちは全員元支配人目当ての振替の人達で視線をバチバチさせながらテニスどころではありません。
人数が8人以上になるとサブコーチがつくことになっているのですが、そっちのコーチの方には私ともう1人の通常クラスのひとしか並んでいなくて、他は元支配人の方に長蛇の列を作っていました。
レッスンが終わった後は元支配人を囲んで長時間座談会状態でした。テニスがまともに出来なかったにも関わらず今までで一番疲れたと思えるレッスンでした。