~ テニスの常識と非常識シリーズ ~ 膝を曲げるは間違い?
「もっと膝を曲げて下さい。」
良く聞きますね。
まずビデオを見て下さい。
日本人の特性として前傾気味で背中の中心が丸くなっている方が多いです。
そして前傾の捕球姿勢を取る動きのテニスは余計に前傾を助長します。
それは姿勢を起こせば解決するわけではありません。
ここで膝を曲げてというアドバイスの悪い意味での効果が出て来ます。
膝を曲げるとどうしても太ももの前に乗ってしまうのです。
この姿勢では綺麗な回転運動が出来ません。
この姿勢では素早く動き出せません。
インカレや全日本レベルの選手を見ても
太ももの前が発達している選手と発達していない選手がいます。
これでは足全体に負担がかかりやすいのです。
それがしいてはケイレンや足の疲れに繋がり、戦績の差に繋がっていきます。
つまり良い事はないのです。
正しいやり方は股関節を屈曲します。
これを体に覚え込むまで行います。
ちなみに西洋人はハムストリングの方が発達している方が多いです。
プライベートレッスンの生徒さんはこれを取り入れ出しただけで急にショットの音が変わり相手を見やすくなったと報告を受けました。
まあ当然なんです。
体が起きて視野が広がります。
要は殿筋と大腿二頭筋(ハムストリング)に乗れるか?なんですよね。
ここを使えれば大きいエネルギーを体幹からラケットを通じてボールに伝える事が出来ます。
是非意識してご自分のテニスを変化させましょう!
コメント(1)