むし歯の原因 12のチェックポイント

「むし歯の原因はよく糖だと言われますが、糖以外のものだけを摂った場合はむし歯にはならないのでしょうか?」

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「例えば、たんぱく質や脂肪を寝る前に摂って歯を磨かないで寝ても、むし歯にならないのでしょうか?」

結論から言いますと「歯は必ず磨いてください。」ということです。たんぱく質や脂肪もお口の中の細菌の栄養源となります。歯周病菌はたんぱく質を栄養にしたがると言われていますし、虫歯菌にとってもたんぱく質や脂肪分は、分裂するための栄養源となります。

お口の中の細菌の栄養源は糖だけではないので、しっかりセルフケアをしていただきたいところです。

しかしながら、そもそもむし歯はどうやって起こるのでしょうか?それには本当にさまざまな原因がありますが、それらの原因が重複して起こっていることも多いです。

むし歯の原因を12のポイントにまとめてみました。

むし歯の原因 12のチェックポイント

1:歯磨きが上手くいっていない。
歯と歯の間は歯ブラシの毛が入りにくく、磨き残しが多い場所です。フロスや歯間ブラシでの清掃が必要です。面倒だと感じるかもしれませんが、ぜひやっていただきたいです。

2:歯ぎしりがある。
歯ぎしりで過剰な力が歯にかかると、歯が欠けたり、歯に亀裂が入ってむし歯の足がかりができたり、詰め物が壊れたりして、むし歯ができやすくなることがあります。

3:むし歯菌が多く感染している。
あまり知られていないかもしれませんが、お口の中に住み着いている虫歯菌の数は人それぞれです。虫歯菌が多く住み着いている人は、やはりむし歯になりやすくなります(虫歯検知器)。

4:おやつをよく食べる。
食事と食事の間、つまりおやつをよく食べたり、飲み物を飲んだりする回数が多いと、むし歯になりやすくなります。

5:甘いものをたくさん食べる。
お砂糖の摂取量が多いとむし歯になりやすくなります。むし歯菌の中でも最もたちの悪いニュータンス菌は、砂糖から糊のようなものを作りだし、歯にしっかり付着します。これがむし歯ができるきっかけを作るのです。

6:歯根が露出している。
歯の根っこは、象牙質という材質でできています。象牙質は、むし歯菌が出す酸に対する抵抗力が低いのでむし歯ができやすいのです。

7:酸性度の高い食べ物や飲み物をよく摂る。
炭酸飲料やスポーツドリンクの一部など、酸性度の高い飲み物や食べ物を頻繁に摂取しすぎると、むし歯の発症を助長します。

8:胃酸を逆流させてしまう疾患がある。
胃酸とは、言い換えれば塩酸です。最近よく聞く逆流性食道炎とは、胃酸という名前の塩酸に食道を溶かされたような状態を指します。食道まで上がってきた胃酸や口の中まで溢れることもありますが、これは胃酸と歯が接触していることを意味します。つまり、逆流性食道炎にかかっている状態とは、胃酸が常に歯に接触している状態です。歯の成分はカルシウムですが、胃酸はカルシウムも溶かします。

9:口呼吸がある。
唾液には、むし歯を抑える作用があるのですが、口呼吸があるとお口の中が乾燥し、唾液が行き渡らなくなりむし歯になりやすくなります。

10:歯並びが乱れている。
歯並びが乱れていると歯ブラシが上手く届かないところができてしまい、歯垢が残ってむし歯になりやすくなります。また、出っ歯など歯並びによっては口が上手く閉じられずに口呼吸となってしまい、むし歯になるリスクを上げてしまうこともあります(歯科機器)。

11:唾液が少ない。
唾液には、むし歯を抑える作用があるのですが、加齢による原因や唾液の分泌を抑制してしまう薬剤の服用により唾液が減少し、ご自身が気づかない間にむし歯のリスクが上がってしまっていることがあります。

12:不適合な詰め物や被せ物が菌に入っている。

歯と詰め物や被せ物との繋ぎ目に、隙間や段差がある状態のことを不適合と言います。繋ぎ目が不適合な状態だと、そこに最近が溜まり、歯ブラシやデンタルフロスなどの清掃器具では最近の塊である歯垢を落とすのが難しくなり、繋ぎ目からむし歯が再発してしまいます。


カテゴリー: 歯科 | 投稿者tmemol 12:52 | コメントをどうぞ

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