さあって、指輪渡しておいてさあもねえだろう
あれはさあ、なんかお互いの思い出の証って言うか濾水器?
これからもきっと???ずっと続く友情の証としての指輪?
そんな感じかなあ」
とホンジョウも追加の泡盛を自分のグラスに注ぎ足しながらそう言った。
そんじゃあ、あれか?
あのヒーラーのヒカルさん?
彼女とつき合うのか?」
いや、それもどうかと思ってて?」
なんで?」
うん。
自分でも正直よくわからないんだ?」よ。
その辺のところもどうなのか。
オマエだってそういう時、あるだろう?」
俺は、オマエ。
最近はめっきりオンナとはつき合ってないから???、もう忘れたよ、そういう感じ」
そうか」
しかし、なんだねえ。
オマエが相変わらず中途半端で、上のふたりはベッドでギシギシってのもどうなんだろうねえ?
あれ、そういえば音???、止んでない?」
とナカバヤシは両手を耳の後に翳し、不審そうに天井を見る。
ああ、本当だ。
どっちも終わったみたい」
アイツら対抗し合ってるのかなあ?」
どうだか。
まあとりあえず、年末前にアイツらには春が来たってわけだ」
オマエのシェアハウスのおかげだよ。
愛をよみがえらせるシェアハウス?ってか?」
主催の俺にはよみがえってないんだけどね」
ああ、そうだ???、あのモトコだっけ、ユリエだっけ
?
あれは、どうした?」
ないない」
そっか。
それにしてもこれから???独り身の冬は寒いぞ」
なんて自分のことを棚に上げて言えないか?とホンジョウはすぐにそう言ってしまった自分を反省する。
ナカバヤシは、
そうだね」
と言ってため息をつきながら10秒ほどぼんやりと黄昏れていたが、
そういえばさあ、オマエ最近のデリヘルサイトとか見てる?」
と急にまたそっちへ行くか?っていう方に話題を変えてくる。
いや」
ちょっとさあ最近、異常に巨乳が多くねえか?なんて思ってさあ」
そうなの?」
とホンジョウはどうでもいいよって感じでそう応える。
なんかさあ、GとかHとか?普通にいるよ。
もう、EとかFじゃあ全然普通って感じ」