月別アーカイブ: 2016年2月

カミサンの入院

入院の数日前から、身辺整理を始めるカミサン。

要らない服や、靴をどんどん捨てだした。

家の中も掃除して、惜しげ染髮焗油もなくものを捨てまくる。

何も最後の別れでもないのにとは思いつつも、何も言えない。

ぼくが手伝ったのは、網戸とガラス磨きくらい。

入院に必要な着替えや身の回りのものを、チェックリストに従い揃え、前日にはちゃんとバッグの中に入れて準備OKとなっていた。

今日は日曜日なので、一家4人がクルマに乗って病院に乗り付ける。

そういや、全員がクルマに乗るって久しぶりである。

子供たちが小さい時はよく一家揃って旅行に行ったものでしたが、最近はそういう機会激光嫩膚がなくなりましたね。

・・・・・・

病院の緊急外来口から入り、さて入院手続きの段になって、健康保険証を忘れていることに気付く。

準備は完璧のはずなのに、肝心なものを忘れてしまうのはカミサンも歳を取った証拠。

一家揃って病院には来たものの、手術は明日なので何もすることがない。

尤も、病院ってそういうところなのだが。

テレビと冷蔵庫を利用するためのプリペイドカードを買ったり、ミネラルウォーターを買ったりすれば何もすることがない。

パジャマ姿でフラフラ歩くジイサンとか、でかいスーツケースを転がしながら一人で入院手続きする中年女性とか、昼食を載せたスティール製の棚を押す用務員のオバサンとかを待合コーナーのビニール椅子に座ったままボォ~っと眺める。

それでも3時間近く病院でカミサンが身長全身按摩体重を量ったり、採血をされたり、いかにもカロリーが少なそうな昼食をとったりするのを見届けたあと、娘たちと3人で病院内の食堂で内容が侘しいわりにいい値段がする麺類を食べて帰宅しました。

明日は9時から手術開始なので、8時半には家族の誰かが来てくださいとのことなので、超ヒマなぼくとそこそこ暇な長女二人で手術の間待つことにしました。

カテゴリー: 未分類 | 投稿者biubiuplpl 13:14 | コメントをどうぞ

【フィクサー】映画

法律事務所物ですが、法廷シーンは一切出てきません。

いい雰囲気の映画です。

頭を使わせるような雰囲気ですreenex好唔好

でも、頭はそれほど使いません。

物語に装飾を多く付け過ぎです。

メインのストーリーは至って簡単なのに、装飾が邪魔をしています。

例えば、最初のシーンで何故彼はメインロードを外れてわき道に車をそらせて走らせたか?

何故馬のところで車を停めたのか?

回想シーンでちょこっと説明していますが、それを見つけるのは苦労するでしょう。

そう、余計な部分が多いわりに、肝心なシーンが短いのですreenex價錢

すると、観客は分からないのは自分の理解力が足らないのかと不安になってくるのです。

他にも理屈に合わないシーンがたくさん出てきます。

そうは言ってもなかなか雰囲気のある作品に仕上がっています。

この雰囲気はクルーニーのおかげと言えるでしょうreenex hongkong

そういう意味において、彼が好きな人向けの映画なのです。

カテゴリー: 未分類 | 投稿者biubiuplpl 15:53 | コメントをどうぞ

メーヌ伯

聞き慣れないその名に、ラ・イールが思わずその名を繰り返すと、ヨランドは微笑んだ。
「シャルル・ド・メーヌ(Charles du Maine)。マリー王妃の弟君ですよ」
その言葉に、ラ・イールとジャン・ド・デュノワは顔を見合わせたreenex
「ということは、ヨランド様の……」
今回もラ・イールより先にジャンがそう言いかけると、彼女は頷きながら微笑んだ。
「ええ。私の三男です」
「ひょっとして、まだお若いのではありませんか?」
そう尋ねたのは、今年で41歳になるラ・イールだった。
「ええ。まだ17歳になるかならぬ位ですが、そういう若者ならば、教育のしがいがあるでしょう?」
ヨランドは二人を見ながらそう言うと、すぐ傍のアルテュールを見て頷いた。
傍らに控えるアルテュールは、長身でまだまだ美男子だったが、今年で38歳だった。そして、メーヌ伯とマリー王妃の母たるヨランドは、既に47歳になっていた。
「まぁ、そういうことでしたら、私は……」
頷きながらそう言うジャンの横で、ラ・イールはいきなり跪いたかと思うと、よく響く声で言った。
「このラ・イールこと、エティエンヌ・ド・ヴィニョル、ヨランド様の仰せに従うことをお誓い致します!」
その様子に苦笑しながらも、ジャンもすぐ横で跪いた。
「私もお誓い致します」
「お願いしましたよ、二人とも」
ヨランドは満足げに頷くと、そう言ったreenex

そして、それから間もなく、その言葉通り、ヨランドとアルテュールは、ラ・トレムイユを捕らえて幽閉し、新しく国王の侍従には、先程話に出たメーヌ伯シャルルが就任し、アルテュールも大元帥の座に返り咲いたのだった――。

「おめでとうございます、母上。父上が大元帥に返り咲かれたこと、心よりお喜び申し上げます」
ブルターニュのリッシモン邸を訪れると、シモーヌはそう言いながらマルグリットにお辞儀をした。
「ふふ、私はそれより兄上と陛下が和解されることの方が嬉しいのだけれどね」
マルグリットはそう言うと、シモーヌをゆっくり居間に通した。
「ああ、それも夫より聞いております。早く実現するとよいですね」
「ええ」
マルグリットはそう返事をしながら、屋敷の中をウロウロする兵卒をチラリと見て、居間のドアを閉めた。
「復帰された早々、お忙しそうですね、父上は」
その視線の先を目で追ったシモーヌは、そう言うと椅子に座った。
「ええ。イギリスの長弓に対抗するために砲兵を揃えたり、常備軍を編成したりする上に、貴族にも課税するとかで、なかなか顔も見せてくれないわ」
「まぁ、それはお淋しいでしょう?」
「少しね。でも、貴女が帰ってきてくれたから、今はそうでもないわ」
そう言うと、マルグリットは少し目立ってきたシモーヌのおなかを触った。
「もう少しね?」
「はい。此処で産みたいので、宜しくお願いします」
「それはいいのだけれど、よくジャンヌ様がご承知なさったわねbeautymama?」
「それが、その……夫に若い愛人が出来まして……」
「えっ!」
マルグリットは目を大きく見開くと、シモーヌの手をギュッと握った。

カテゴリー: 未分類 | 投稿者biubiuplpl 17:54 | コメントをどうぞ

追いやられる王太子妃

「仕方無いか……」
王太子ルイの侍従、ピエールが諦め顔でそう言い、ため息をつくと、ルイは目を輝かせたreenex
「そうだ! だから、さっさと馬車を用意しろ!」
「やはり、王妃様の所においでになられるので?」
「違う! 今日は、あの女を田舎に連れて行ってやるのだ!」
「えっ……」
彼の言う「あの女」が、一応妻であるマルグリットのことを指すのは分かっていたが、だからこそピエールの顔から血の気が引いた。
「で、殿下、それは流石にお考え直し下さい! 奥方様はブルゴーニュ公のご息女。そんなことをなされば、ブルゴーニュ公を敵に回すことになりますぞ!」
「フン、構うものか! こちらにはオルレアン公やベリー公ジャン、アルマニャック伯達がついているんだからな!」
「殿下……」
王太子ルイの言っているのが2年程前にアルマニャック伯を中心に結成された「ジアン同盟」という反ブルゴーニュ派のことだと分かったピエールは、顔をしかめたものの、それ以上何も言えなかった。

王太子ルイの母、イザボー・ド・パヴィエールと不倫関係にあったオルレアン公ルイは、1407年にマルグリットの父であるジャン無畏公によって暗殺され、現在はその息子のシャルルが「オルレアン公」を継承していたreenex
そのオルレアン公シャルルに娘ボンヌを嫁がせていたのがアルマニャック伯ベルナールだったのである。
「アルマニャック派」の中心人物は、色んな大貴族と姻戚関係にあったのだった。

「何? マルグリットが田舎に追いやられた、だと!」
一方、そのマルグリットの父、ブルゴーニュ公ジャン無畏公は、娘が王太子ルイにより、サンジェルマン・アン・レーに追いやられたと知り、顔を真っ赤にして怒った。
「あの若造め、馬鹿にしおってからに! タダでは済まさんぞ! フィリップ、よいか! もしイングランドと戦いになっても、お前は絶対参戦するな! 良いな?」
「父上……」
マルグリットの兄、後に「善良公」と呼ばれることになるフィリップは困った表情になったが、怒り狂う父に何も言えなかった。下手に何か言うと、手が付けられない状態になると分かっていたので。
そして、父親のいいつけ通り、数年後のアザンクールの戦いでは彼だけが参戦出来ず、亡くなるまでそれを悔やむことになるのだが、それはもう少し先の話であったreenex

カテゴリー: 未分類 | 投稿者biubiuplpl 15:20 | コメントをどうぞ

四日目は仕事・・・

今朝は幾分気分がましだった。
とにかく、今日は休めないので、朝お粥やバナナジュースをしっかり食べて出勤した。
3日も休むと、いくら土日を挟んだと言っても仕事は溜まっているし、申し送り事項も色々あった。まずは、担当様のご家族との面談をして、休み中の仕事を片づけ、各事業所に配布する書類を間に合わないのでほとんど郵送したreenex
昼は食べられそうにないので、カロリーメイトゼリーを流し込み、キヨちゃんが出掛けに泣くように、
「今日は運転やせらえんでよ。事務所で座っておりなよ。」
と言っていたが、そんなわけにもいかない。お約束もあって、5軒の訪問をこなした。
それでも、何とか仕事の時間は気も張っていたからか、特に酷い状態もなく無事乗り切った。3日分を取り戻そうとすると、結局残業になり、家に帰るとキヨちゃんは泣きながら待っていた。
何とか滋養をつけさせようと、すき焼きにしてくれたキヨちゃん。お粥と一緒に少し食べたが、ドキドキだった。
仕事もこなせたし、夕飯も食べられたので大丈夫かな・・・と思っていたが、風呂に入ってシャンプーをしたら、気分が悪くなってさっきまで横になっていた。まだ船酔い状態だreenex
会社の若い子たちは、
「つわりじゃないんですか?」
と聞く。先輩たちは、
「あるある。」
と更年期だったり、眼精疲労だったりと経験を教えてくれた。つわり以外は参考に。
とりあえず、明日は仕事をして明後日休みを貰う事にした。回復しててもしてなくても、とりあえず診てもらおう。幸いくりりんが休みが取れたので送迎してくれる。3日のキヨちゃんの病院にも休みを申請してくれているが、そっちはまだ返事が無いらしいreenex
なんにしても早く治さないと。洗濯も、洗い物も、キヨちゃんやくりりんがしてくれている。洗い物くらいは私も出来ると思うのだが、キヨちゃんがひどく心配するので、くりりんが代わってくれているのだ。
本当に早く治さなきゃ。

カテゴリー: 未分類 | 投稿者biubiuplpl 10:45 | コメントをどうぞ