日別アーカイブ: 2015年12月4日

芸術を愛する国・フランス

フランス人プレーヤーの魅力、ちょっと語りたいですね。

今日は少しだけ。

現在、世界ランキング100位までにランクインしている選手で、国籍別に見ると2番目に多くのグッドプレーヤーを輩出している国が、フランスです。(1位はスペインで、15人います)

フランス人プレーヤーのトップ100には、10人います。(今日現在のATPランキング)

9位 ガスケ

10位 ツォンガ

15位 シモン

19位 ペール

24位 モンフィス

31位 シャルディ

47位 マンナリノ

71位 マユ

78位 Pouille(読み方がわからない)

95位 マチュー

という10人でした。

芸術性の高いプレー…いいかえれば天才的なプレー。センス溢れるプレーで観客を魅了する選手が多いのがフランス人。

スペイン人は、現在世界のテニスを牽引していると言っていいと思います。

スペインドリル、と言われるフットワークのドリルなどにも象徴されますが、基礎に重点を置いた鍛錬を欠かさない、フィジカルの強い選手(フィジカルの自信はメンタルにも影響があるでしょうね)が多いという印象でしょうか。

どちらもクレーコートの国、という要素は日本にいると勝手に思ってしまうだけなんでしょうか。

フランス人プレーヤーの特徴は、みんな似ていないことです。

ガスケもツォンガもモンフィスもシモンも、そして今年になって台頭してきたペールも、誰にも似ていません。

それでいて、その試合が見たいと思ってしまう。

もう100位にいないみたいですが、ワタシ、ロドラも好きなんですよね。

ダブルスのスペシャリストでもあるロドラは、ファイターでもあり、タッチの素晴らしさ、ショットメイクの意外性、面白いことだらけ。そういった意味では、ペールもそうでしたね。(錦織が負けたのは悔しかったんですが)

かつてルコントやフォルジェ、ノアなどの魅力的な選手が多かったのも思い出されます。

こういった独創性のあるプレーヤーを、どうやって育てているんでしょうか?

スペインもそうですが、アメリカにも有名なアカデミーがあり、ジュニアからトッププレーヤーを輩出しています。

フランステニス協会にも無論アカデミーはあり、ナショナルチームもありですが、アメリカやスペインがそうしているようなシステムや育成プログラムを作っているか、フランスはいまいち知られていないように思います。

それだけに魅力があるような気がしますよね!

若い選手にも才能にあふれ、トップを夢見ているプレーヤーが渦巻くようにゴロゴロいて、ブレイクスルーを待っているような気がします。

 

 

世界ランキングを見ていて、20代前半のプレーヤーが少ないことに気づきました。トップ100では25歳までが30人。その中には錦織と、ダニエル太郎がいます。

カナダのポスピシルとラオニチが、25歳と24歳で、日本もカナダもトップ100には二人しかいなくて、それ以上の歳の選手もいません。

アメリカにはソックを始め、若手が出て来はじめています。

日本のこの後を担う若手は、いるんでしょうか?

今日の話題で言えば、フランスには?まだ魅力のある楽しみな選手が出て来そうなんでしょうか?スペインの今後を担う選手は、誰にバトンを託すことになるんでしょうか?

 

ただのオタクですから、世界のジュニア情勢などは、よくわかりません。

けど確実に、どこからでも選手は育ってくると思いますし、これからもテニスは楽しみなスポーツであることを願いたいと思います。

 

カテゴリー: プロ選手オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 21:16 | コメントをどうぞ