日別アーカイブ: 2017年1月11日

勝ち方・・・

テニスって、競技だと思っています。

ラリーするのが好きとか、打つのが上手くなれば、とか、コートに出て汗をかければいい、などなど、試合に出ないでテニスを楽しんでいる人も相当多いと思います。ワタシだってそんなに試合に出ない方の人間です。

だけど、どっちがうまいかとか、ラリーだけにしても先にミスらないとか、ネットの向こうの人とは常に競っているような気がします。だからですかね、スクールでコーチとして打ち合っていても、自分のなんでもないミスでラリーが終わるのが許せない。

だから多分、「勝てる」のだったら試合に出てるんじゃないかなと思っています。

 

「勝ち方」もあるし「勝てる人」もいます。

だけどそれは、「いつでも誰にでも」ではありません。

テニスは勝敗のはっきりしたスポーツで、「引き分け」で終わらない。ウインブルドンで22時間近く試合をしてやっと決着がついた、なんていう試合が記録に残っているほどですから。

ワタシだって、勝てるようになりたいと強く願ったし、そうなる努力もしてきましたが、具体的に何をするといいのか、十分な練習をしたし、目的を持ってこないだ負けた試合の反省を生かしたテーマで次の試合に出たりしました。

だけど、本番の試合のコートではやはり不安になってしまったり、大事なところで余計なミスをしたのが原因で、同じような負け方をして帰ってきたことだって山ほどあります。

それでさんざん悩んだし、枕をナミダで濡らしたことも。。。

わかったことがあります。

 

 

連続で点を取ること

 

 

ができれば、勝てるものです。これ、最初に知っていれば、精神面とかちょっと違っただろうなぁと思います。

聞けば、あったりまえじゃん!と思うことですが、これが意図的にできる人は、本当に強い人だし、勝てます。

一点取ることは、そんなに難しく感じません。相手が強大な人でも、「僕から一点とってみてください」って挑戦権を与えられたら、なんかズルしてミスをさせるとか、ハッタリかまして相手のコートでツーバンさせます(笑)。

自分が強くなくても、相手がミスをするかもしれないってことは、一点も取れないで負けることも、一点も与えずに勝つことも、まあない。

強い人だって、最初の一点を取る前は強気でも根拠がなかったり、弱気でも恥ずかしい試合にならないように気を引き締めているはずで、何に集中して一生懸命なプレーをするかって言えば、相手がどんなプレーをしてきて、こちらにそれに応える準備ができるかどうか、ってことを見れれば、徐々に根拠や自信が出てきます。

一点勝った時は、それが鮮やかなエースを奪ったのでも、相手のミスショットでも、とりあえず「ラッキー」です。

エースを狙いに行ってミスらずにコートにきちんと打てたのも、たまたま相手のショットがネットにかかったりしたのも、もしかしたら逆の結果になることだってあるわけです。

だから、1点目は取れます。それがいつなのかは置いといて。

そのラッキーから、もう一点連続で取るのが難しいと感じるはずです。今度はラッキーじゃなくて、意図的に点を落とさないようにして取らなきゃいけないからです。

それを試合の最後まで、相手に先に行かれないようにしてやり続けられる時は、勝てる試合です。

連続で点を取ることが思うようにできなかったとしても、がっかりすることはありません。

 

連続で点を取られていない間は、負けていない

 

からです。

だから、オールになる。

もしノーアドの試合だったとして、実力が拮抗していて何度も40−40になったとしても、「意図的に」点を取ることに成功している人の方が、そのゲームを取れるものです。

ただ一生懸命「いい球」を打ち続けていても、答えを見つけていない状態ではいつまでも根拠のない「いい球」でしかない。

相手がそのショットに対応しているからラリーになっているわけだから、自分が「よし、いい球行った!」と思える当たりをしたとしても、相手にとってはそうでもないかもしれない。

 

相手が、「たいしたことない」って思っているかも

 

っていう不安が押し寄せてきます。大事なポイントになればなるほど。

それで、「もっといい球」を狙う時にはもうコートの広さ以上の範囲に向かって打つことになったり、強く打ちすぎてしまったりします。

よく、コーチが教えることとか、雑誌などに乗っている「ポイントするラリーのパターン」の解説がありますが、それだって絶対ってわけじゃない。

毎回同じパターンでひと試合全部が持つわけないじゃないですか。だけど得意のパターンに持ち込む方法もある。ちゃんと布石を打ったり、相手を騙したりして結局持ち込むような作戦が必要になるってことがわかってくればです。

ポイントできるパターン

じゃなくて、

ポイント出来た時の通り道

を教えてもらっただけだってことに気づきましょう。そのやり方は、すでに過去のもので、全く同じものをなんどもってわけにはいきません。その中から、こうすれば、ていう要素をもらっておくのは必要ですが、完コピは意味がありません。

 

毎度、相手の対応力にも対応しながら、連続で点を取り、連続で点を渡さないってことを一生懸命やっていれば、勝てます。

それをやり続けられる間って、「プレーに」集中していて挑戦的で、良いメンタルでいられる間です。

 

カテゴリー: 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 06:27 | コメントをどうぞ