日別アーカイブ: 2017年11月18日

ボレーの構えとフォアバックの判断

IMG_1553ボレーってこの構えから、

IMG_1555IMG_1557こんな風にフォアとバックへ反応するわけです。

皆さんはこの時、どうやってボールを見て判断してますか?

自然にやって困っていないなら、何も問題ないでしょうね。ゆっくりボレストでラリーしているならいいけど、試合になると良く抜かれたり、反応が遅れて腕が詰まったような状態になる事が多いなら、たぶんフォアでばっかり練習してるんでしょう。

さて、このところいろんな生徒さんを見ながら、そういう反応ってどこで判断して出来ていたり、あるいはうまくさばいている人とそうでない人の差はどこで生まれてるんだろうと考えていました。

それで、一番上の写真「構え」ですね。

構えはボールを見る格好でもあるし、反応をよくする型でもあります。要するに相手の出方に素直に素早く反応できる、ということが「構え」の条件だから、そういう説明になると思います。

ストロークの構えはもうちょっと腕の位置を下げ気味というか、さっとターンに入る動作に繋がればよく、ネットプレーの構えは、それよりも高めにしてネットの上でブロックする事も簡単になるような形が望ましいはずです。

それと、ボレーは必要性としては「打つ」要素よりも機会としては「受け止める」ような要素が多く必要になるシーンが多くなるものです。

そうすると、動作は短い時間でラケット面がボールを跳ね返す力を上手く出せるようにする必要があります。それには、グリップを薄くすることです。

この説明はものすごく説得力のある形で出来るんですが、色々な方向でやっぱり薄いグリップでないと簡単にはならないってことが分かってきたので、説明は省く(この記事の主題がそっちになっちゃうのも変なので)んですが、なにしろ薄いグリップでいることが条件です。

それで、一番上の写真に戻りますが、この写真のラケットの形から、もうちょっと斜めにバック側に倒すくらいまでが範囲。

それで、正面のボールに対してバックハンド側の面が対応できるようになっていると感じるはずです。

真正面のボールを正面向きで面が出来るのは、腕の関節の都合上おへそよりも下に来るボールならいけると思います。それよりも高くても、この私の体だとしたら左肩を逃がせばたいして動かずに処理できると思います。遠いバックハンド側も、右手をそっちに伸ばせば肩が動いて腕を長く使うことが出来ますから、身体が横向きになるか正面向きになるかはそのシーンに合わせて使い分ければいいと思います。

つまり、身体のターンは最優先ではないかもしれません。手首をしっかりさせて、面に当たれば必要な反発力が出せる形になってくれればいい。そっちが最優先で、その手や手首の形に対してアシストする形で身体の向きやスタンスなどの動きが必要になってくるはずです。

という事で、右利きだったら、左側から正面まではバックハンドの面を、この構えの形からすっと出すだけで当たれば返るように意識して待っていればいい。

なんなら、右ひざの前くらいもバックハンドの面で返すことが出来ます。そうしなくてもいいんですが、可能です。

そこから、右側(フォア側)に来た時に、バックの面を出し切れない位置で腕の関節が「それ以上は無理!」ってなりますから、そこから腕を(ラケット面を)ひっくり返してフォアの面にすることが出来ます。

フォアからバックに対応するよりも、バックからフォアに対応する方が、打点の奥行きを使えるようになるので、対応が自然にできます。

それって、バックからフォアに腕をひっくり返すときに、打点を後ろ側に取るスペースが産まれるんです。

ボールの速度って、プレーヤーにとっては「時間」ですから、球速が高いほど時間が少ないという事ですね。

なので、相手ショットの球速に対して体軸よりも後ろ側にスペースを作れるってことは、時間にゆとりを作るという事になるわけです。

フォアからバックへ変化するときには、身体の前側に腕が出てきてしまうので、どうしても打点を前にするゆとりがなければならず、「やべえ間に合わない」っていう事態が多くなります。

勿論、足さばきのいい人や、反応が早くてそういう面で困らない人もたくさんいますから、フォアバックの判断が悪くて悩むようなことが無ければそんなに気にしなくていいかもしれません。

ただ、反応は困っていなくても、たとえば一本打ってからの復帰が遅くて速いボレーボレー戦に弱かったりするなら、そういう事は意識して自分の位置をしっかり確立する事でテリトリーの意識がもっと良くなったりするかもしれません。

 

カテゴリー: 打ち方オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:25 | コメントをどうぞ